結論から言うと、『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』の敵はミュータントのテレパス、ジーン・グレイ(セイディー・シンク)です。ただし本当の黒幕は、彼女の姉サラを人体実験で死なせたダメージ・コントロール局長ウィリアム・メッツガー(トラメル・ティルマン)でした。
※本記事は物語の核心に触れるネタバレを含みます。
そして——本編の作中時間で死ぬ主要人物は、1人もいません。ポストクレジットシーンも1つだけです。
エンドロールが終わって照明がついたのに、席から立てなかった。ネッドの「ピーター?」は記憶が戻ったのか、それともただの反射だったのか。トラッカーが指した「宇宙」は何なのか。……その状態のまま検索してきた方に向けて、この記事を書いています。
順番に整理していきます。あらすじの時系列、ジーンの正体と動機、「V-Max」という奇妙な単語の意味、誰が生き残ったのか、そしてあのラストの解釈まで。読み終わる頃には、劇場で取りこぼした点が線でつながっているはずです。
- 全編ネタバレあらすじと、事件が動いた順番
- 敵ジーン・グレイの正体と動機、そして真の黒幕が誰だったのか
- 劇中で聞き逃しやすい「V-Max」の意味
- この映画で死ぬ人物がいるのかどうかの結論
- MJとネッドの結末と、ラストシーンの正しい読み方
- ポストクレジットシーンの内容と、次作への布石
全編ネタバレあらすじ——記憶を消された4年後、ピーターに何が起きたのか
ここから先はネタバレを含みます!
まだ見ていない方は、先に本編をご覧になることを強くおすすめします。
記憶を消されてから4年。匿名のヒーローとして戦い続けていたピーター・パーカー(トム・ホランド)が、人から人へ憑依するテレパスと衝突し、政府機関の人体実験を暴くまでの物語です。上映時間145分を、4つの局面に分けて整理します。
まず前提——『ノー・ウェイ・ホーム』で何が起きたのか
本作は前提の説明をほとんどしません。だから前作を忘れていると、冒頭から置いていかれます。押さえるべきは2点だけ。
1つは、ドクター・ストレンジの魔術によって、世界中の人々からピーター・パーカーという存在の記憶が消えたこと。恋人のミシェル・ジョーンズ=ワトソン(ゼンデイヤ)、親友のネッド・リーズ(ジェイコブ・バタロン)も例外ではありません。
もう1つは、伯母のメイ・パーカー(マリサ・トメイ)が前作で亡くなっていること。本作のピーターは、たびたびメイの墓を訪れます。冒頭のあの墓参は、前作を踏まえていないと意味が半分しか届きません。
事件の始まり——憑依する何者かとダメージ・コントロール局
4年のあいだに、ピーターは街の英雄になっていました。マック・ガーガン(マイケル・マンド)ら大物犯罪者や忍者集団ザ・ハンドを退け、刑事ジーン・デウォルフ(ライザ・コロン=ザヤス)の信頼も得ています。
事態が動くのは、暴走したタンクがダメージ・コントロール局(DODC)の収容施設に突っ込む場面から。運転手は何者かに憑依されていました。その何者かは人から人へ乗り移ってガーガンの脱走を助けようとしますが、ピーターの精神にだけは入り込めません。
エレーナ・ベロワ(フローレンス・ピュー)がピーターに告げます。複数のDODC施設が襲撃されていて、犯人は「V-Max」というものを探している、と。ところがDODC局長ウィリアム・メッツガーは、そんなものは知らないと言い切ります。
転機——MJを失いかけた翌朝、ピーターの体に起きた変化
MITを卒業したネッドとMJがニューヨークに戻ってきます。街で偶然2人を見かけたピーターは、MJが新しい恋人とキスするところを目撃してしまう。打ちのめされて帰宅した翌朝、彼の体に異変が起きていました。
感覚が過敏になり、手首から機械式ではない糸——生体ウェブが出るようになっていたのです。制御はまるで効きません。憑依されたガーガンと再び対峙したとき、ピーターは相手を必要以上に痛めつけ、警官まで負傷させてしまいます。
力を抑えるため、ピーターはブルース・バナー(マーク・ラファロ)を訪ねます。バナーがハルク化を抑えるのに使っていたのは、siRNAを利用した抑制装置でした。ピーターはそれを参考に、自分用の抑制装置を作り上げます。
そのテスト中、テレパスがピーターの部屋に侵入。MJへ宛てて書きかけていた手紙から、彼女の存在を知ってしまいます。ピーターは間一髪でMJを救出し、テレパスの正体がジーン・グレイであることを突き止めました。
決着——ルーズベルト島の覚醒と、あの狙撃まで
ピーターはMJをフランク・キャッスル(ジョン・バーンサル)の隠れ家へ避難させます。そこでMJの手も借り、テレパスの能力を封じる汎用抑制装置が完成しました。
一方ジーンはDODC本部を襲撃。憑依したバナーの抑制装置を外し、ハルク化させて暴れさせます。ピーターはハルクを鎮め、汎用抑制装置でジーンの能力を封じ、メッツガーが彼女を鎮静させました。
意識を失う直前、ジーンは「サラ」とつぶやきます。メッツガーは「憑依されていたとき、その名前の同僚を思い浮かべていた」と説明しました。この説明が、後で決定的な嘘だと判明します。
そして舞台はルーズベルト島のDODC施設へ。実験を受けていたジーンが覚醒し、施設の外まで届くサイオニック・フィールドを展開。ピーター以外の全員が凍りついたその場所で、2人の対話と、あの狙撃が起こります。
【結論】: 劇場へ行く前に、『ノー・ウェイ・ホーム』のラスト2分だけでも見返しておくのをおすすめします。
なぜなら、筆者は前作を見返さずに劇場へ行き、冒頭のメイの墓参で「なぜ墓なのか」が一瞬わからなくなったから。本作は記憶消去とメイの死を説明しないまま始まります。

敵の正体はジーン・グレイ——なぜ人に憑依してまでDODCを襲ったのか
人に次々と憑依していた犯人は、ミュータントのテレパス、ジーン・グレイでした。目的は復讐ではなく捜索です。ダメージ・コントロール局に連れ去られた姉サラ・グレイの行方を、彼女はずっと追っていました。
ジーンが憑依という手段を選んだ理由は単純です。DODCは政府機関で、正面から入れる場所ではない。だから職員の体を借りて内部へ潜り込むしかなかった。強盗のように施設を襲っていた彼女は、実のところ姉を探していただけでした。
ここで作品の構図がひっくり返ります。序盤のジーンは、街を混乱させる正体不明の脅威として描かれる。ところが動機が明かされた瞬間、彼女は「奪われた側」に反転します。ピーターが最終的に彼女と拳ではなく記憶で向き合うのは、この反転があるからです。
真の黒幕はメッツガー局長だった——「サラ」と口を滑らせた瞬間
本当の加害者は、DODC局長ウィリアム・メッツガーでした。ミュータントの能力を解明し複製する目的で、サラ・グレイを拉致して実験を続け、死なせている。捕らえたジーンにも同じことをしようとしていました。
ピーターが嘘に気づく手がかりは、MJの一言です。憑依されていたあいだの記憶が、MJにはまったく無かった。憑依された人物は何も覚えていない——それが本作のルールです。
なのにメッツガーだけは「憑依されていたときサラという同僚を思い浮かべた」と説明していました。覚えているはずのないものを、彼は覚えていた。この矛盾がメッツガーを黒幕として特定します。ピーターはエレーナに調査を頼み、黒塗りされたDODCの文書から、サラがジーンの姉であり、もう1人のテレパスとして拉致されていた事実にたどり着きます。
紛らわしい「ジーン」問題——敵のジーン・グレイと刑事ジーン・デウォルフは別人
本作には「ジーン」が2人います。ここは劇場で混乱した人が多いはずの部分。
1人は敵役のジーン・グレイ。演じるのはセイディー・シンクで、日本語吹替は永瀬アンナです。もう1人はピーターに協力する警察側の人物、ジーン・デウォルフ刑事。演じるのはライザ・コロン=ザヤスです。この2人はまったくの別人で、血縁も関係もありません。
そして「X-MENのあのジーン・グレイなのか」という疑問。作中で彼女はテレパシーとテレキネシスを使うミュータントとして描かれ、名前もそのものです。演じたセイディー・シンクの役柄は公開直前まで伏せられていました。ラストで彼女が向かう先を踏まえると、その意味はいっそうはっきりします。
【結論】: メッツガーの正体を見抜く鍵は、彼のセリフではなくMJの証言のほうにあります。
なぜなら、憑依された人は記憶が残らないとMJ自身が語る場面が先にあり、その直後にメッツガーの「思い浮かべた」という説明が矛盾するから。筆者は1回目、この対比を完全に聞き流していました。
「V-Max」の正体は兵器じゃない——姉サラが遺した最期の伝言だった
「V-Max」は兵器の名前でも、薬物のコードネームでもありません。サラが監禁されていた独房の空調ダクトに貼られたラベル、「Ventmax」の文字が剥がれ落ちて「V-Max」に見えていただけのものです。
正直に書きます。筆者は1回目の鑑賞で、これを完全に固有名詞だと思い込んでいました。DODCが隠している超兵器か何かだろう、と。だからジーンが独房で天井を見上げる場面の意味を、その場では取り逃しています。
種明かしはこうです。サラは死ぬ直前、自分がどこにいるのかを妹に伝えようとした。けれど視界に入るものは、天井の空調ダクトしかなかった。だから彼女は、そこに見えていた文字をそのままテレパシーでジーンに送ったのです。
つまり「V-Max」は、姉が最後の力で遺した居場所のメモでした。ジーンにとっては手がかりであると同時に、姉が死の間際に見ていた最後の光景そのものでもある。彼女がその意味に気づくのは、皮肉にも自分が同じ施設に囚われ、同じラベルを見上げたときです。
この構造が分かると、ジーンが施設を襲い続けた理由の質が変わります。彼女は兵器を奪いに来ていたのではなく、姉が最後に見たものの正体を探していた。ヴィランの行動原理としては、かなり静かで、かなり悲しい部類だと思います。
この映画で誰か死ぬ?——本編で死ぬ主要人物が1人もいない理由
結論を先に書きます。本編の作中時間で死ぬ主要人物は1人もいません。「誰が死ぬのか」を身構えて観た人ほど、拍子抜けしたのではないでしょうか。
整理すると、こうなります。
サラ・グレイは死亡していますが、それは物語が始まる前の出来事。メイ・パーカーの死も前作『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』での出来事です。本作は、すでに失われた2人の不在から始まる映画だと言えます。
では終盤の狙撃はどうなのか。ジーンを狙って引き金を引いたのはフランク・キャッスル、パニッシャーです。ピーターは身を挺してその弾からジーンを庇い、致命的な重傷を負いました。ここで「ピーターが死んだ」と受け取った人もいるはずです。
けれど彼は死にません。ジーンが遠隔で能力を使い、彼の命をつなぎ止めていたからです。ピーターは病院で目を覚まし、悔いているフランクと言葉を交わします。撃った側が看取りに来ているという、なかなか複雑な絵です。
ジーン本人も死にません。彼女は自分の意思でニューヨークを去ります。メッツガーも殺されない——ジーンがとどめを刺す寸前で、ピーターが止めるからです。
【結論】: 「誰も死なない」ことこそ、この映画がやりたかったことだと筆者は受け取りました。
なぜなら、メイを失った前作の続きとして、「もう誰も失わせない」がピーターの行動原理そのものになっているから。庇う相手が敵だったという一点に、それが凝縮されています。
ピーターの糸はなぜ変わった?——「両方だ」と答えた瞬間に終わったもの
MJを失いかけた翌朝、ピーターの感覚は過敏になり、手首から生体ウェブが出るようになります。そして終盤、彼はその力を封じていた抑制装置を、自分の手で外します。
面白いのは、この変異が「強化イベント」として描かれていない点です。獲得した直後のピーターは、力を制御できずにガーガンを痛めつけ、無関係の警官を負傷させてしまう。得たものが、そのまま加害の原因になっています。
だから彼はバナーの抑制装置を参考に、自分を抑え込む道具を作りました。ハルクという先例を持ち出したのは巧いと思います。「制御できない力を抱えた人間が、それでも社会で生きるにはどうするか」という問いが、すでにMCUの中に用意されていたからです。
そして終盤、ジーンから突きつけられます。お前はピーター・パーカーなのか、スパイダーマンなのか、と。彼の答えは「両方だ」。抑制装置を外し、初めて新しい力を制御下に置いてザ・ハンドを退けます。
演出面では、マスクを被ったままの芝居が効いています。クレットン監督はトム・ホランドの演技についてこう語っています。
まるで昔からある演劇の技術に参加しているような感覚でした。例えば歌舞伎のように、身体の動きで多くを表現するものです
出典: 「スパイダーマン ブランド・ニュー・デイ」監督、トム・ホランドの演技を「まるで歌舞伎のよう」と絶賛! – 映画.com, 2026年8月5日
表情が見えない状態で感情を伝えるという課題を、監督は身体の芝居として解いた。抑制装置を外す場面の説得力は、この方針の産物だと思います。
ラストの結末——MJの記憶は戻らず、ネッドは「ピーター?」とだけ言った
先に結論を。MJの記憶は戻りません。ネッドについても、記憶が戻ったかどうかは作中で明言されません。きれいな「元通り」を期待していると、確実に肩透かしを食らう終わり方です。
MJはなぜ想いに応えなかったのか
ピーターはMJに、書きかけの手紙のことを謝り、想いを告げます。しかしMJの記憶は戻らず、その想いに応えることもありませんでした。当然と言えば当然で、彼女にとってピーターは、命を救ってくれた見知らぬ人でしかない。
ただ、話はそこで終わりません。MJは彼を、ネッドと暮らす部屋に招きます。マスクを着けたままのピーターは、そこで2人と打ち解けていく。恋人としての関係は戻らないけれど、新しい関係が始まる余地は残された、という着地です。
ネッドは思い出したのか——ジェイコブ・バタロン本人の回答
ラスト、ピーターは食料品店でネッドに再会し、初めて本名を名乗ります。握手を交わすと、それは自然に昔から2人でやっていた独特のハンドシェイクへ移行する。そしてネッドが「ピーター?」とつぶやいたところで、映画は終わります。
これを「記憶が戻った」と読むかどうか。演じたジェイコブ・バタロン本人が、明確な答えは無いと語っています。
どう解釈するかは、観客それぞれに委ねられていると思います
出典: 『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』ネッドの“気になるラスト”をジェイコブ・バタロンが解説【※ネタバレあり】 – The Hollywood Reporter Japan
同じ記事でバタロンは、握手だけを体が覚えていた可能性や、ピーターが名乗ったから「ピーター」と繰り返しただけの可能性にも触れています。つまり作り手の側が、意図的に答えを開いたまま置いている。
この着地には不満の声もあります。MJとの関係が元に戻らないこと、ネッドの反応が明示されないこと。この2点を「投げっぱなし」と受け取る人は少なくありません。とはいえFilmarksの平均スコアは4.3(レビュー46,447件・2026年8月13日時点)と高水準で、作品全体の評価が割れているわけではない。割れているのは、この終わり方の解釈だけです。
【結論】: ネッドのラストは、2回目に観ると印象が変わります。注目すべきは握手と発話の順番です。
なぜなら、体が先に反応してから名前が出るという順序で組まれているから。筆者は1回目に「記憶が戻った」と受け取りましたが、2回目でその読みが揺らぎました。
ポストクレジットは1つだけ——トラッカーが指した「宇宙」の意味
ポストクレジットシーンは1つだけです。2つあると思って最後まで残っていた方、あれで全部です。
映るのは、本編でネッドが使っていたスパイディ・トラッカーの追跡画面。クイーンズではスパイダーマンの現在地が「不明」と表示され続けます。ところが画面がズームアウトしていくと、月を越えた先の宇宙で現在地が特定される。そして「スパイダーマンは帰ってくる」という予告で幕が下ります。
ここからは、作中で描かれたことと、ネット上の考察を分けて書きます。
実際に映ったものは、トラッカーの画面、現在地不明の表示、宇宙で特定された座標、そして次回作の予告文。それだけです。
考察として語られているものは、『アベンジャーズ/ドゥームズデイ』や『シークレット・ウォーズ』への接続、宇宙でのシンビオート遭遇によるブラックスーツ化、別のスパイダーマンの示唆など。どれも面白い読みですが、黒いスーツもシンビオートもポストクレジットには一切登場していません。ここを混同した記事が少なくないので、注意してください。
ちなみにジーンはラストでバスに乗って街を去りますが、その行き先は作中で明示されません。X-MENの「恵まれし子らの学園」があるウエストチェスター方面ではないかと受け取られてはいるものの、これも考察の域を出ない話です。宇宙と、ジーンの行き先。この2つが本作の残した宿題ということになります。
誰が誰を演じている?主要キャストと日本語吹替の対応一覧
物語の中心にいるのは、ピーター、ジーン・グレイ、そしてメッツガーの3人です。主要キャストと日本語吹替の対応をまとめました。
| 役名 | 俳優 | 日本語吹替 |
|---|---|---|
| ピーター・パーカー/スパイダーマン | トム・ホランド | 榎木淳弥 |
| ジーン・グレイ | セイディー・シンク | 永瀬アンナ |
| ミシェル・ジョーンズ=ワトソン(MJ) | ゼンデイヤ | 真壁かずみ |
| ネッド・リーズ | ジェイコブ・バタロン | 吉田ウーロン太 |
| フランク・キャッスル/パニッシャー | ジョン・バーンサル | 坂詰貴之 |
| ブルース・バナー/ハルク | マーク・ラファロ | 宮内敦士 |
| ウィリアム・メッツガー | トラメル・ティルマン | 中務貴幸 |
| エレーナ・ベロワ | フローレンス・ピュー | 田村睦心 |
| マック・ガーガン/スコーピオン | マイケル・マンド | 青山穣 |
| ジーン・デウォルフ刑事 | ライザ・コロン=ザヤス | — |
サプライズ枠や吹替の担当役については、『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』のキャストと日本語吹替を整理した記事で詳しくまとめています。
ちなみに本作は、SNSを開けばネタバレが目に入ってくる規模でヒットしています。ここまで話題になると、公開直後に情報を避け切るほうが難しい。
本作は2026年7月31日に日米同時公開され、上映時間は145分。公開7日で世界興行収入11億5000万ドルを超え、2026年で最もヒットした映画になりました。
『ブランド・ニュー・デイ』はどこで見られる?過去シリーズを見返すVOD比較
本作は現在も劇場公開中で、定額配信はまだ始まっていません。配信日の発表もない状態です。
そのぶん、前作までを見返す価値は大きい作品でもあります。冒頭のメイの墓参と、MJ・ネッドとの距離感は、『ノー・ウェイ・ホーム』のラストを覚えているかどうかで重さがまったく変わるからです。筆者も鑑賞前夜に前作を見直しましたが、記憶が消える場面を踏まえているだけで、序盤のピーターの孤独の質が違って見えました。
| サービス | 料金 | 無料お試し期間 | 特徴 | おすすめ度 |
|---|---|---|---|---|
| U-NEXT | 月額2,189円 | 31日間 | 無料期間が長く、シリーズをまとめて見返しやすい | ★★★★★ |
| Amazon Prime Video | 月額600円〜 | 30日間 | プライム会員ならそのまま利用できる | ★★★★☆ |
| Disney+ | 月額1,250円〜 | なし | MCU作品を横断して追いかけたい人向け | ★★★★☆ |
迷ったらU-NEXTです。この作品は前作のラスト、ハルクの抑制装置、パニッシャーの出自と、遡って確認したくなる要素が3方向に散らばっています。無料お試し期間が31日間と最長のU-NEXTなら、その復習をひと月のあいだにまとめて片づけられるからです。なお配信ラインナップは時期によって変わるため、視聴前に各サービスで最新の配信状況をご確認ください。
題名の由来になった原作コミックを読むには【電子書籍比較】
『ブランド・ニュー・デイ』という題名は、2008年のマーベル・コミックスの同名連載に由来します。世界がスパイダーマンの正体を忘れたあとの再出発を描く点は共通していますが、コミック版とMCU版では負担のかかり方が違う。映画版はピーター1人だけが全てを覚えたまま忘れられる構図になっています。
長らく入手困難だったマーベルの邦訳タイトルは、小学館集英社プロダクションから電子書籍配信が再開されました。映画のあの構図がどこから来たのかを確かめたい人には、原作を読む価値があります。
| サービス | 特徴・おすすめポイント |
|---|---|
| ブックライブ | 初回70%OFFクーポン |
| ebookjapan | Yahooショッピング経由で購入可能 |
紙のアメコミは判型が大きく、置き場所に困りがちです。その点、電子版なら書影を並べて比較しながら気になる巻から読めるので、シリーズの入口としては扱いやすいと思います。
迷ったらブックライブです。アメコミは「そもそもどの号から読めばいいのか」でつまずくジャンルで、関連タイトルを一覧でたどれるかどうかが、そのまま挫折率に直結します。映画で引っかかった「世界が正体を忘れる」という設定の出どころを追いたいなら、シリーズページから関連作をたどれる探し方がいちばん近道です。
フィギュア・円盤・過去作を安く集めるなら【中古・フリマ比較】
映画を観たあとに欲しくなるのは、たいてい原作より現物のほうです。本作は復習したい対象が前作のラスト・ハルクの抑制装置・パニッシャーの出自と3方向に散らばるので、この機会に過去シリーズの円盤を揃え直したくなります。過去シリーズのBlu-ray/DVD、スパイダーマンのフィギュア、公開記念グッズ。この手の商品は中古とフリマを横断したほうが、選択肢も価格も現実的になります。
| サービス | 取扱商品 | 特徴・おすすめ |
|---|---|---|
| メルカリ | フィギュア・グッズ・同人誌・中古コミックなど何でも | 個人出品で掘り出し物・限定品が見つかる |
| Yahoo!フリマ | 中古本・ゲーム・ホビー・DVD/Blu-ray全般 | PayPay連携・匿名配送。紹介コードで特典あり |
| ネットオフ | 中古コミック全巻・小説・DVD/Blu-ray・ゲーム | まとめ売り・宅配買取に強く、状態表記が明確 |
| Amazon | 新品・中古の全巻セット・フィギュア・Blu-ray/DVD・グッズ | 新品も中古も。フィギュア・円盤・全巻セットが揃い、プライムなら翌日配送 |
📥 保存版:主要登場人物の最終的な運命 早見表
このままスクショして、見返しながら読むと迷いません。
| 人物(演者) | 立場・所属 | 最後にどうなったか |
|---|---|---|
| ピーター・パーカー(トム・ホランド) | 無所属の自警ヒーロー | 狙撃からジーンを庇い瀕死の重傷。ジーンの力で生存し、ネッドに本名を名乗る |
| ジーン・グレイ(セイディー・シンク) | ミュータントのテレパス | 生存。バスに乗ってニューヨークを去る(行き先は作中で明示されない) |
| サラ・グレイ | ジーンの姉/テレパス | 物語開始前にDODCの実験で死亡。「V-Max」を妹に遺した |
| ウィリアム・メッツガー(トラメル・ティルマン) | ダメージ・コントロール局長 | 生存。終盤に失踪し、DODCは捜査対象となる |
| フランク・キャッスル(ジョン・バーンサル) | 自警者/パニッシャー | 生存。ジーンを狙撃した張本人で、病院でピーターに悔いを語る |
| ミシェル・ジョーンズ=ワトソン(ゼンデイヤ) | ピーターの元恋人 | 生存。記憶は戻らないが、ピーターを自室に招く |
| ネッド・リーズ(ジェイコブ・バタロン) | ピーターの親友 | 生存。「ピーター?」とつぶやくが、記憶の有無は明言されない |
| メイ・パーカー(マリサ・トメイ) | ピーターの伯母 | 前作で死亡済み。本作では墓と記憶の中に登場する |
よくある質問(FAQ)
まとめ
『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』のネタバレを、6点に整理します。
- 敵はジーン・グレイ。人に憑依していたのは、姉を探すためだった
- 真の黒幕はメッツガー局長。「サラ」の名前で自ら墓穴を掘った
- V-Maxは兵器ではない。空調ラベル「Ventmax」の剥がれ文字=姉の最期の伝言
- 本編で死ぬ主要人物はいない。ピーターは瀕死だが、ジーンに救われる
- MJの記憶は戻らない。ネッドの反応も、答えは観客に委ねられている
- ポストクレジットは1つだけ。トラッカーが宇宙を指して終わる
もう一度劇場で観るなら、注目してほしいのは2か所です。ジーンが独房で天井を見上げる場面と、ラストの握手が始まる瞬間。どちらも1回目には流れていくのに、答えを知って観ると意味が反転します。
トム・ホランドはこの役についてこう語っています。
僕がこの映画への情熱や愛情を抱く気持ちは、スーツを着る機会に恵まれるたびにどんどん大きくなっているんです
出典: 【「スパイダーマン ブランド・ニュー・デイ」会見レポ】トム・ホランド、スパイダーマンへの情熱や愛情は「スーツを着る機会に恵まれるたびに大きくなる」 – 映画.com, 2026年7月21日
宇宙と、ジーンが乗ったバスの行き先。宿題を2つ残したまま、この物語は次へ続きます。
参考文献・出典
- スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ – Wikipedia – 作品基本情報・キャスト・興行成績
- Spider-Man: Brand New Day – Wikipedia(英語版) – Plot(あらすじ全文)・Cast
- 『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』2026年7月31日(金)日米同時公開決定! – ソニー・ピクチャーズ公式プレスリリース, 2026年3月18日
- スパイダーマン ブランド・ニュー・デイ : 作品情報 – 映画.com
- 「スパイダーマン ブランド・ニュー・デイ」、史上2番目の速さで10億ドル突破 – 映画.com, 2026年8月6日
- 「スパイダーマン ブランド・ニュー・デイ」監督、トム・ホランドの演技を「まるで歌舞伎のよう」と絶賛! – 映画.com, 2026年8月5日
- 『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』ネッドの“気になるラスト”をジェイコブ・バタロンが解説 – The Hollywood Reporter Japan
- スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ – Filmarks(平均スコア・レビュー件数)
