【スパイダーマン ノー・ウェイ・ホーム ネタバレ】メイの死は誰のせい?3人のピーターが最後に選んだ「忘れられる」という結末の意味

当ページのリンクには広告が含まれています。
映画『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』のネタバレ解説記事のアイキャッチ画像。夜のニューヨークの空に3つのポータルが重なる。

『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』で命を落とす主要キャラクターは、メイ・パーカーただ一人です。手にかけたのはグリーン・ゴブリン(ノーマン・オズボーン)でした。

そして物語は、ピーター自身が提案した「世界中の全員が自分を忘れる」呪文によって幕を閉じます。恋人のMJも、親友のネッドも、彼を思い出せません。

「泣いた」「救いがない」——公開直後からSNSにあふれたのは、この結末への戸惑いでした。筆者も劇場を出たあと、しばらく駅のホームで立ち尽くしたのを覚えています。

けれど何度も見返すうちに、この結末は悲劇ではなく「完成」なのだと腑に落ちました。この記事では、混同されやすいクライマックスの行動主体まで含めて、事実を正確に整理しながら解説します。

この記事を書いた人
藤沢あかり——映画ライター。MCU作品は公開初日に劇場で追いかけ、サム・ライミ版三部作は学生時代から繰り返し鑑賞。ヒーロー映画を「どんな喪失を経てヒーローになるか」という視点で読み解くのが得意。本作は劇場とエクステンデッド版の両方を鑑賞済み。


💡この記事でわかること
  • メイ・パーカーが死亡した経緯と、実行犯であるグリーン・ゴブリンの正体
  • 集められた5人のヴィランと、ピーターが「治療」を選んだ理由
  • 3人のスパイダーマン共演が「ファンサービス」ではない構造的な理由
  • クライマックスで混同されやすい4つの行動(誰が止め、誰が刺され、誰が薬を打ったか)
  • ラストの記憶消去がピーター自身の提案だったという事実と、その意味
  • ミッドクレジットのヴェノム、盲目の弁護士マット・マードックの正体
  • HuluU-NEXTDisney+など、本作を視聴できる配信サービス

ここから先は結末までのネタバレを含みます!
まだ本編を見ていない方は、先に鑑賞されることを強くおすすめします。


目次

作品の基本情報

項目詳細
タイトルスパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム(Spider-Man: No Way Home)
日本公開日2022年1月7日(0時より全国53館で最速上映)
アメリカ公開日2021年12月17日
監督ジョン・ワッツ
脚本クリス・マッケナ、エリック・ソマーズ
製作ケビン・ファイギ、エイミー・パスカル
音楽マイケル・ジアッキーノ
上映時間148分(劇場公開版)
配給ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント(日本)
興行収入全世界 約19億ドル/日本国内 約42.5億円

MCU版スパイダーマン単独作品の第3作にあたります。監督のジョン・ワッツは『ホームカミング』『ファー・フロム・ホーム』に続く3作すべてを手がけました。

物語は前作『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』のラスト直後から始まります。ミステリオの謀略によって、ピーター・パーカーの正体が世界中に暴露された、あの瞬間の続きです。

なお2022年9月には未公開シーンを加えた『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム THE MORE FUN STUFF VERSION』が劇場で再上映されました(配信での邦題は『エクステンデッド・エディション』)。劇場公開版とは収録内容が異なる別バージョンです。


ネタバレ全体像:正体バレから始まり、ピーターが「いなかったこと」になるまで

本作は、正体を暴露されたピーターがそれを取り消す呪文をドクター・ストレンジに頼んだことから始まります。暴走した呪文がマルチバースの歴代ヴィランを呼び寄せ、最後はピーター自身の存在が世界から消される——これが物語の骨格です。

呪文の暴走:ピーターが「条件を足しすぎた」ことで何が起きたか

正体が知れ渡ったピーターの日常は崩壊します。世間からは「ミステリオ殺し」と糾弾され、MJもネッドも巻き添えになりました。

決定打は大学進学でした。3人そろって不合格。自分のせいで親しい人の未来が閉ざされたと知ったピーターは、ドクター・ストレンジのもとを訪ねます。

依頼した内容は「全員が自分の正体を忘れる呪文」でした。ところが詠唱の最中、ピーターは思いつくたびに例外を足していきます。MJは覚えていてほしい、ネッドも、メイも、ハッピーも——。

呪文は制御を失いました。ストレンジは暴走を封じ込めますが、綻びはすでに開いています。そこから流れ込んできたのが、「別の世界でピーター・パーカーの正体を知る者」たちでした。

集められた5人のヴィラン:誰が、どの世界から来たのか

呼び寄せられたヴィランは5人です。全員が過去のスパイダーマン映画シリーズから来た宿敵たちでした。

ヴィラン演者出自
ノーマン・オズボーン/グリーン・ゴブリンウィレム・デフォーサム・ライミ版『スパイダーマン』
オットー・オクタビアス/ドクター・オクトパスアルフレッド・モリーナサム・ライミ版『スパイダーマン2』
マックス・ディロン/エレクトロジェイミー・フォックス『アメイジング・スパイダーマン2』
フリント・マルコ/サンドマントーマス・ヘイデン・チャーチサム・ライミ版『スパイダーマン3』
カート・コナーズ/リザードリス・イファンス『アメイジング・スパイダーマン』

デフォーはサム・ライミ版『スパイダーマン』(2002年)以来、モリーナは『スパイダーマン2』(2004年)以来、同じ役を演じ直しています。特にドクター・オクトパスは、目の前のスパイダーマンが自分の知る相手とは別人だと悟ります。彼が「お前じゃない」とつぶやく場面では、劇場にどよめきが起きました。

送り返す=殺すこと。ピーターが「治療」を選んだ理由

ストレンジの答えは明快でした。彼らを元の世界に送り返し、呪文を完全に閉じる。それでマルチバースの綻びは塞がります。

しかしピーターは気づいてしまいます。グリーン・ゴブリン、ドクター・オクトパス、エレクトロの3人は、元の世界でスパイダーマンとの戦いの果てに命を落とす運命にあると。送り返すことは、彼らを死に引き渡すことと同じでした。

ピーターは箱を奪い、ストレンジの指示に背きます。選んだのは「治療」でした。人格を歪ませている装置や薬物を取り除き、人間に戻してから帰す——それが彼の答えです。

この選択が、本作すべての悲劇と救済の出発点になります。ヒーローとして間違ってはいません。ただし、代償はあまりに大きいものでした。

おたくライター

【結論】: 「ピーターが治療を選んだ」という一点を頭に置いてから後半を見返してください。
初見のとき、筆者はこの選択を「優しい主人公らしい判断」としか受け取っていませんでした。しかし2周目で、これは彼が自分の意思で背負い込んだ責任なのだと分かりました。メイの死もラストの別れも、すべてここから枝分かれしています。この一点を意識するだけで、後半のすべての痛みに理由が通ります。


メイおばさんはなぜ死んだのか——ベンおじさんの不在を埋めた「大いなる責任」

メイ・パーカーを死に至らしめたのはグリーン・ゴブリンです。そして彼女が命を落としたのは、ピーターが「送り返さず治療する」という善良な選択をした結果でした。

何が起きたのか:グライダーの一撃と、息を引き取るまでの数分

治療は順調に進んでいました。オクタビアスは正気を取り戻し、穏やかな学者の顔に戻ります。

しかしノーマン・オズボーンの中で、抑えられていたゴブリンの人格が再び目を覚ましました。彼は治療を拒み、暴走を始めます。

ピーターは一人で立ち向かいますが、力及びません。グライダーによる攻撃が居住区を破壊し、その場にいたメイが巻き込まれました。

瓦礫の中でピーターが抱き起こしたとき、彼女はすでに致命傷を負っていました。それでもメイは、姪ならぬ甥を責めることをしません。

彼女が最期に遺したのは、この作品を象徴する一節でした。

大いなる力には、大いなる責任が伴う

——メイ・パーカーの最期の言葉(映画『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』本編より)

MCU版にベンおじさんがいなかった意味

歴代のスパイダーマン映画では、ベンおじさんの死がピーターをヒーローに変える原点として描かれてきました。彼の言葉があったからこそ、少年は責任を知るのです。

ところがMCU版は違いました。ピーターは最初からアイアンマンに見出され、最新鋭のスーツを与えられた「憧れの後輩」として登場します。ベンおじさんの死は本編で描かれませんでした。

つまりMCU版ピーターには、ヒーローの原点にあたる喪失がぽっかりと欠けていたのです。その空白を埋めたのがメイの死でした。

しかも彼女は、あの言葉を自分の口でピーターに手渡します。伝聞でも回想でもなく、目の前で。ここでようやくMCU版のピーターは、原作コミックの系譜に接続されました。

「正しさは報われない」——それでもピーターが受け取ったもの

残酷なのは因果の向きです。メイが死んだのは、ピーターが悪人を殺さずに救おうとしたからでした。

もしストレンジの言うとおり送り返していれば、彼女は生きていたはずです。正しいことをした結果、最も大切な人を失う。この理不尽さこそ、本作が観客に突きつけたものでした。

それでもメイは、ピーターの選択を最後まで否定しませんでした。彼女の遺言は責める言葉ではなく、託す言葉です。

だからこそピーターは、後半で再び同じ選択を繰り返します。ゴブリンを殺すのではなく、治す。この一貫性が、彼を本物のスパイダーマンにしました。

おたくライター

【結論】: メイの死のシーンは、ぜひ字幕と吹替の両方で見てください。
筆者は劇場で字幕版、配信で日本語吹替版を見ました。榎木淳弥さんが演じるピーターの、声にならない呼吸の震えがすさまじいのです。同じ場面でも受け取る痛みの質が変わります。名台詞の訳し方も微妙に異なるので、二度目の鑑賞では吹替を選ぶ価値があります。


3人のスパイダーマン共演は「ファンサービス」ではなかった——救えなかった過去の相互救済

トビー・マグワイア版とアンドリュー・ガーフィールド版のピーターが登場するのは、懐かしさの演出ではありません。3人がそれぞれ「救えなかった過去」を清算するための構造です。

どうやって2人は現れたのか(ネッドとスリング・リング)

メイを失ったピーターは完全に心を閉ざします。連絡を絶ち、誰の前にも姿を見せません。

一方でMJとネッドは、彼を探し続けていました。ネッドの手元には、ストレンジのスリング・リングがあります。

半信半疑で手を回したネッドの前に、ポータルが開きました。そこから現れたのは、見知らぬスーツを着たスパイダーマン。ややあって、もう一人。

3人のピーター・パーカーが同じ場所に立つ——予告編で一切伏せられていたこの瞬間に、劇場が静かにざわめきました。

アンドリュー版がMJを受け止める場面と、グウェンの喪失

3人が抱える傷はそれぞれ違います。中でも重いのがアンドリュー・ガーフィールド版でした。

彼は『アメイジング・スパイダーマン2』で、落下する恋人グウェン・ステイシーをウェブで受け止め損ね、失っています。その後の彼は、自分を許せないまま戦い続けてきました。

そして本作のクライマックス。崩れる足場からMJが落下します。手を伸ばしたのは、アンドリュー版のピーターでした。

彼はMJを受け止めます。地面に降り立った瞬間、彼の表情がわずかに崩れる——あの数秒は、『アメイジング・スパイダーマン2』(2014年)から続いた喪失への回答でした。

「僕はすごくない」——3人が互いを肯定する数分間

戦闘前、3人が屋上で語り合う場面があります。ここが本作の感情面の核心です。

アンドリュー版は、自分が他の2人ほど立派ではないと打ち明けます。誰も救えていない、自分はすごくない、と。

それを聞いたトビー版とホランド版は、静かに否定します。君はすごい、と。ヒーロー同士でなければ交わせない肯定です。

彼らを結んでいるのは能力ではなく、失った経験でした。同じ痛みを知っている者にしか差し出せない救いが、ここにあります。


映画『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』の物語の流れと、クライマックスで3人のピーターが果たした役割を整理した時系列タイムライン図解。

クライマックスで誰が何をした?混同しやすい4つの行動を整理する

自由の女神での決戦は情報量が多く、記憶が混ざりやすい場面です。結論を先に言えば、次のとおりになります。

ホランド版を止めたのはトビー版、刺されたのもトビー版、ゴブリンに治療薬を打ったのはホランド版(アンドリュー版が補助)、MJを救ったのはアンドリュー版です。

①ホランド版を止めたのは誰か/②刺されたのは誰か

決戦の終盤、ホランド版ピーターはゴブリンを組み伏せます。メイを奪った相手を前にして、彼は完全に冷静さを失っていました。

手にしていたのはゴブリンのグライダーの刃です。彼はそれを振り下ろそうとしました。ヒーローが殺す側に踏み越える、その寸前でした。

割って入ったのはトビー・マグワイア版ピーターです。素手で刃を受け止め、後輩を止めました。

その代償として、トビー版ピーターはノーマンに背後から刺されます。師のように振る舞った彼が、身を挺して一線を守らせたのです。

③ゴブリンに治療薬を打ったのは誰か

刺されたトビー版が倒れ、ホランド版が我に返った直後でした。ノーマンに最終的にゴブリン治療薬を注射したのは、トム・ホランド版ピーター本人です。アンドリュー・ガーフィールド版がその場を支え、注射を成立させました。

ここは記憶が入れ替わりやすい場面です。刃を止めたのはトビー版、薬を打ったのはホランド版。復讐に踏み込みかけた本人が、自分の手で殺さない側の選択を実行した——という配置になっています。

薬が効き、ゴブリンの人格は消えました。残ったのは、自分がしたことに愕然とする科学者ノーマン・オズボーンだけです。

つまり本作では、誰もヴィランを殺していません。3人がかりで、殺さない結末をぎりぎり守り切ったことになります。

④落下するMJを救ったのは誰か

前述のとおり、落下したMJを受け止めたのはアンドリュー・ガーフィールド版ピーターでした。

ホランド版はゴブリンとの戦闘に釘付けで、動けません。彼の代わりに恋人を救ったのが、恋人を救えなかった過去を持つ男だったという配置は、偶然ではないはずです。

「誰が何をしたか」を取り違えると、この物語の美しさは半分になります。3人はそれぞれ、自分にしかできない役割を一つずつ果たしました。

ヴィランは誰も死なない——5人のその後

ヴィラン5人は全員、治療されたうえで元の世界へ帰ります。死者は一人も出ていません。

サンドマンとリザードも人間の姿に戻り、エレクトロは能力を失って穏やかな顔を見せます。特にエレクトロが「電気がない自分は誰でもない」と語っていた男から解放される流れは、丁寧な決着でした。

ゴブリン・ドクター・オクトパス・エレクトロの3人が帰る先は、本来なら命を落とすはずだった時点の世界です。それでもピーターは、せめて人間として帰すという道を通しました。


ラストの「全員が忘れる」結末は救いか、罰か——ピーター自身が選んだという事実

この結末は救いでも罰でもありません。ピーター自身が提案した能動的な自己犠牲であり、タイトル『ノー・ウェイ・ホーム』が回収される瞬間です。

呪文を提案したのはストレンジではなくピーターだった

ここが最も誤解されやすい点です。記憶消去はストレンジがピーターに科した罰ではありません。

戦いのさなかもマルチバースの綻びは広がり続け、あらゆる世界の来訪者が押し寄せようとしていました。止める方法はひとつだけ。

ピーターは自ら告げます。「全員が僕を忘れる」呪文にしてくれ、と。例外は作らない。MJもネッドも含めて、世界中の誰一人として彼を覚えていない状態にする。

ストレンジは念を押します。誰も君を知らなくなる、と。それでもピーターは引きませんでした。この選択の主語がピーターであるという事実が、結末の意味を決定づけています。

MJのカフェで、彼が言葉を飲み込んだ理由

呪文の後、ピーターはMJが働くカフェを訪れます。彼女の額には、あの日の傷を覆う絆創膏が残っていました。

事前に彼は約束していました。すべてが終わったら会いに行き、もう一度説明すると。実際、伝えれば彼女は思い出したかもしれません。

しかし注文を終えたピーターは、何も言わずに店を出ます。伝えれば、MJとネッドはまた彼の世界に巻き込まれてしまう。二人が平穏に生きているのを目の前で見てしまったからです。

前作までのピーターなら、きっと打ち明けていたでしょう。ここで黙って去れるようになったこと自体が、彼の成長の証明でした。

手縫いの赤青スーツ=スターク離れという自立

ラストシーン、ピーターは小さな部屋で自分のスーツを縫っています。スターク・インダストリーズの技術は使われていません。

完成したのは、赤と青のクラシックなコスチュームでした。原作コミックのスパイダーマンそのものの姿です。

これまで彼は、アイアンマンの後継者として最新鋭の装備を与えられてきました。ナノテクノロジーも、AIも、資金力も、すべて誰かからの贈り物です。

その全てを手放し、自分の手だけで街に出る。誰にも知られず、誰にも守られず、それでも助けに行く——ここでようやく、彼は「一人のスパイダーマン」になりました。

おたくライター

【結論】: ラストの数分は、ぜひ音量を上げて見返してください。
筆者が配信で見返して驚いたのは、マイケル・ジアッキーノの音楽の変化でした。それまでの華やかなヒーローテーマが、終盤では静かで簡素な旋律に置き換わっています。装備が削ぎ落とされていく物語に、音楽までが寄り添っているのです。悲しい結末に聞こえていたものが、静かな決意の音に聞こえてきます。


ポストクレジットとカメオの意味——ヴェノム、そしてあの盲目の弁護士

ミッドクレジットでは、ヴェノムを宿したエディ・ブロックが呪文の影響でこの世界に来ていたことが判明します。そしてピーターを弁護した盲目の弁護士は、デアデビルことマット・マードックです。

ヴェノムが残した「シンビオートの一部」

バーで陽気に飲んでいたエディ・ブロック(トム・ハーディ)は、この世界のスーパーヒーロー事情をバーテンダーから聞かされています。

彼がこの世界に飛ばされていたのは、ストレンジの呪文の影響でした。そして呪文が完了すると、彼も元の世界へ引き戻されます。

ただし、バーカウンターにはシンビオートの一部が残されました。ヴェノムの断片がこの世界に取り残されたことになります。

マット・マードックの再登場が意味したもの

物語序盤、ピーターたちの弁護を担当した盲目の弁護士がマット・マードックです。演じたのはチャーリー・コックス。

飛んできたレンガを見もせずに掴む場面は、正体を知る人ほど笑ってしまう演出でした。

ポストクレジット映像と次作への接続

エンドロール後には『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』の映像が流れます。本作で開いてしまったマルチバースの綻びが、そのまま次の物語へ引き継がれるという宣言です。

つまり本作は、MCU版スパイダーマン三部作の完結であると同時に、マルチバース・サーガの起点でもあります。


『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』を見る方法【VODサービス比較】

一度結末を知ってから見返すと、序盤のなにげない会話まで全部が違って聞こえます。特にメイとピーターの食卓のやり取りは、二度目に見ると台詞の重みが変わります。筆者も配信で見返して、序盤30分だけで何度も一時停止してしまいました。

本作は複数の動画配信サービスで視聴できます。料金と無料お試し期間は以下のとおりです。

サービス料金無料お試し期間配信状況おすすめ度
Hulu月額1,026円なし見放題★★★★★
U-NEXT月額2,189円31日間見放題★★★★★
Disney+月額1,250円〜なし見放題★★★★☆
Lemino月額1,540円〜31日間見放題★★★★☆
Amazon Prime Video月額600円〜30日間レンタル配信★★★☆☆

Huluは追加料金なしで見放題配信されており、月額料金も抑えめです。ひとまず本作だけを見返したい人に向いています。

U-NEXTは無料お試し期間が31日間と長く、MCU関連や過去のスパイダーマン映画もまとめて追いかけやすい構成です。付与ポイントを使えば見放題対象外の作品も視聴できます。

Disney+はマーベル作品を体系的に見たい人向けです。前作『ファー・フロム・ホーム』やドラマシリーズと合わせて、時系列で追う楽しみがあります。

Leminoも無料お試し期間が31日間あり、本作を見放題で視聴できます。

Amazon Prime Videoでは本作はレンタル配信の扱いです。単品課金で1本だけ見たい場合の選択肢になります。

配信状況は時期によって変わります。視聴前に各サービスの公式ページで最新の取り扱いを確認してください。


円盤・グッズを手元に置きたい人へ【中古・フリマ比較】

3人のスパイダーマンが並ぶ場面や、手縫いスーツのラストは、何度でも見返したくなる映像です。配信は便利ですが、取り扱いが終われば見られなくなります。Blu-rayやフィギュアを手元に置いておきたくなる作品でもあります。

『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』の円盤やフィギュア、関連グッズをお得に探せるサービスをまとめました。

サービス取扱商品特徴・おすすめ
メルカリフィギュア・グッズ・同人誌・中古コミックなど何でも個人出品で掘り出し物・限定品が見つかる
Yahoo!フリマ中古本・ゲーム・ホビー・DVD/Blu-ray全般PayPay連携・匿名配送。紹介コードで特典あり
ネットオフ中古コミック全巻・小説・DVD/Blu-ray・ゲームまとめ売り・宅配買取に強く、状態表記が明確
Amazon新品・中古の全巻セット・フィギュア・Blu-ray/DVD・グッズ新品も中古も。フィギュア・円盤・全巻セットが揃い、プライムなら翌日配送

特にフィギュアや初回限定版の映像ソフトは、時間が経つほど新品の入手が難しくなります。中古市場も合わせて探すのが現実的です。


よくある質問(FAQ)

メイおばさんを殺したのは誰ですか?

グリーン・ゴブリン(ノーマン・オズボーン)です。治療を拒んで暴走したゴブリンのグライダーによる攻撃に巻き込まれ、メイ・パーカーは致命傷を負いました。本作で死亡する主要キャラクターは彼女だけです。息を引き取る直前、ピーターに「大いなる力には、大いなる責任が伴う」と告げます。

スパイダーマンは何人出てきますか?

3人です。MCU版のトム・ホランド、サム・ライミ版三部作のトビー・マグワイア、アメイジング・スパイダーマン版のアンドリュー・ガーフィールドが共演します。後者2人は別のユニバースから来たピーター・パーカーという設定で、ネッドが偶然開いたポータルを通じて現れます。

ヴィランは死んでしまうのですか?

いいえ、5人とも死亡しません。グリーン・ゴブリン、ドクター・オクトパス、エレクトロ、サンドマン、リザードは全員が治療され、人間の状態に戻ってから元の世界へ帰ります。ピーターが「送り返す=彼らを死なせること」だと知り、治療を選んだためです。

MJとネッドはピーターを思い出せないままですか?

本作の時点では思い出していません。ピーター自身の提案でストレンジが「世界中の全員がピーター・パーカーの存在を忘れる」呪文を実行したためです。ピーターはMJが働くカフェを訪れますが、正体を明かさないまま去ることを選びます。記憶を持ち続けるのは彼一人だけです。

前作を見ていなくても楽しめますか?

楽しめますが、前作『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』は見ておくことを強くおすすめします。本作は前作ラストでミステリオがピーターの正体を暴露した直後から始まるためです。可能であれば『ホームカミング』から順に見ると、ピーターの成長がより鮮明に伝わります。

上映時間と公開日はいつですか?

上映時間は148分、日本公開日は2022年1月7日です。1月7日0時から全国53館で最速上映が実施されました。アメリカでは2021年12月17日に公開されています。2022年には未公開シーンを追加した『エクステンデッド・エディション』も再上映されました。

今どこで配信されていますか?

HuluU-NEXTDisney+Leminoで見放題配信されています。Amazon Prime Videoではレンタル配信での取り扱いです。U-NEXTとLeminoには31日間の無料お試し期間があります。配信状況は変動するため、視聴前に各サービスの公式ページをご確認ください。


まとめ:ピーター・パーカーは、誰にも知られないヒーローになった

『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』の要点を整理します。

  • 死亡する主要キャラクターはメイ・パーカーのみで、実行犯はグリーン・ゴブリン
  • メイの死は、ピーターが「ヴィランを治療する」という善良な選択をした結果だった
  • 3人のスパイダーマンは、それぞれ救えなかった過去を清算するために共演した
  • クライマックスでは、トビー版がホランド版を止めて刺され、ゴブリンに治療薬を打ったのはホランド版、MJを救ったのはアンドリュー版
  • ヴィラン5人は誰も死なず、治療されて元の世界へ帰る
  • 記憶消去はストレンジの罰ではなく、ピーター自身が提案した自己犠牲だった
  • ラストの手縫いスーツは、スターク技術からの自立と原作コミックへの原点回帰を示す

すべてを失ったように見えて、ピーターは最も大切なものを手に入れました。誰にも知られず、誰にも褒められず、それでも助けに向かう理由です。

メイが遺した言葉の意味を、彼はようやく身体で理解しました。だからこの結末は、悲劇ではなく完成なのだと思います。

結局この映画は、メイの死・3人のピーターが果たした役割・そしてピーター自身が選んだ記憶消去という3点に集約されます。

もう一度あの148分を体験したくなったら、配信で見返してみてください。結末を知ったうえで見る序盤は、まったく別の映画に見えるはずです。


参考文献・出典

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次