『おやすみプンプン』は全13巻・全147話で完結済みです。続刊を待つ必要はなく、今日から全巻まとめて一気読みできます。
全巻買おうと思って調べ始めたのに、記事ごとに書いてあることが違う——正直、そこでつまずいている人は多いと思う。
巻数と完結の話はこれで終わり。残る問いは「紙・電子・中古のどれで揃えるか」の1つだけです。この記事はそこに絞って答えます。
この記事は物語の結末には触れません。
ただし全13巻がどんな編で構成されるかという大枠には触れます。まっさらな状態で読み始めたい方は、比較セクションまで読み飛ばしてください。
- 『おやすみプンプン』が全何巻・全何話で、完結しているのかどうか
- 全13巻がどんな流れで進むのか(結末には触れない「一気読みの地図」)
- 紙・電子・中古のどれで全巻を揃えるべきか、その判断軸
- 電子書籍で全巻買うなら、どのストアをどう選べばいいか
- 中古の全巻セットを買うときに確認すべきポイント
- 電子版の巻数や新装版の有無など、購入前に潰しておきたい疑問
おやすみプンプンは全何巻?全13巻・147話で完結済み
全13巻・全147話で完結済みです。2013年11月に連載を終え、最終13巻は同年12月27日に発売されました。
つまり「途中まで買ったのに続きが出ない」という事故が起きない作品。ここが購入前にいちばん大事なポイントだと思う。
連載期間は2007年3月15日から2013年11月2日まで。約6年半かけて描かれた長編です。
作品の基本データ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 作品名 | おやすみプンプン |
| 作者 | 浅野いにお(原作・作画とも単独) |
| 出版社・レーベル | 小学館/ヤングサンデーコミックス |
| 掲載誌 | 週刊ヤングサンデー → 週刊ビッグコミックスピリッツ |
| 連載期間 | 2007年3月15日〜2013年11月2日 |
| 巻数 | 全13巻(完結) |
| 話数 | 全147話 |
| 第1巻の発売日 | 2007年8月3日 |
| 第13巻(最終巻)の発売日 | 2013年12月27日 |
| 累計発行部数 | 630万部突破(2025年2月時点) |
| 受賞歴 | 第13回文化庁メディア芸術祭マンガ部門 審査委員会推薦作品(2009年) |
掲載誌の欄が2誌にまたがっているのに気づいたでしょうか。連載開始は『週刊ヤングサンデー』でしたが、同誌が2008年に休刊。作品は『週刊ビッグコミックスピリッツ』へ移籍し、そのまま最終回まで走り切りました。1本の作品が雑誌をまたいで完結した、わりと珍しいケースです。
累計630万部という数字も、13巻という巻数を考えるとかなり厚い。しかも2009年には文化庁メディア芸術祭マンガ部門で審査委員会推薦作品に選ばれています。「一部で刺さっているだけの作品」ではない、という判断材料にはなるはずです。
【結論】: 「13巻×◯◯円」で総額を見積もると、必ずズレます。セット価格で見るのが早いです。
なぜなら、第1巻は224頁で770円(税込)、最終13巻は272頁で880円(税込)と、巻ごとに定価もページ数も違うから。筆者も最初は単純な掛け算で予算を組んで、レジで金額が合わずに焦りました。

全13巻はどんな流れ?ネタバレなしで見る「一気読みの地図」
小学生編・中学生編・高校生編・フリーター編・愛子編の5編構成で、主人公が小学5年生から大人になるまでを追う一本道の物語です。
スピンオフも外伝もありません。1巻から13巻へ順番に読むだけ。読む順番で迷う要素がゼロなのは、全巻買いする側としてはありがたいところ。
5編それぞれで主人公が置かれるフェーズが変わっていきます。小学5年生から始まり、中学、高校、そして社会に出たあとまで。1人の人間の時間がそのまま巻数として積み上がっていく構成です。
あらすじ(公式の紹介範囲まで)
物語は、小学5年生の主人公・プンプンが、クラスに転校してきた田中愛子に一目惚れする場面から始まります。彼女から「地球が人の住めない星になる」という話を聞いたプンプンは、「宇宙を研究する人になりたい」と将来の夢を抱く。ところが翌朝、家の中が大変なことになっていた——ここが物語の出発点です。
小学館の公式紹介文は、最終巻をこう位置づけています。
新世紀ビルドゥングスロマン閃光の最終巻!ゼロ世代を代表する漫画家にして、青春漫画の旗手・浅野いにおが6年半に渡って描き続けた物語――ついに完結!
出典: おやすみプンプン 13 – 小学館コミック, 2013年12月27日
「ビルドゥングスロマン」=成長譚。つまりこの13巻は、全体で1人の人間の成長を描く1つの物語として設計されています。途中の巻だけ抜き出して読む作品ではない、というのはここからも分かります。
主要な登場人物
| キャラクター | 立ち位置 |
|---|---|
| 小野寺プンプン(旧姓プン山) | 主人公。作中では一貫して落書き調のヒヨコのような姿で描かれる |
| 田中愛子 | 小学5年生のときに転校してくるヒロイン。プンプンの初恋の相手 |
| 小野寺雄一 | プンプンの母方の叔父。母の入院後、保護者役を担う |
| 大隈翠 | 小野寺雄一の妻。看護師を経て喫茶店に勤める |
| 南条幸 | 漫画家志望の女性。プンプンに原作執筆を依頼する理解者 |
この作品を語るうえで外せないのが、主人公の描かれ方です。背景やほかの人物は緻密な写実で描かれるのに、プンプンとその家族・親戚だけが落書きのようなヒヨコの姿で描かれます。
しかも、その姿は固定ではありません。物語の後半ではプンプンの精神状態に応じて容姿の描写が変化していきます。小学館の公式紹介文も、第8巻を「世間から頑なに心を閉ざし、『三角形』になってしまったプンプン」と説明しています。姿の変化そのものが、主人公の内面を映す装置になっている——ここがこの作品の設計の妙だと思う。
読者が自分自身を主人公に重ねやすくするための装置——という読み方は、ファンの間ではほぼ定着している解釈です。実際、読み進めるうちに主人公の輪郭が自分と溶けていく感覚があって、そこがこの作品のしんどさでもあり、中毒性でもある。
読むペースについても触れておきます。読者レビューでは「気分が沈む」という声が多く、勢いだけで13巻を一日で走り切ろうとすると疲れが残りやすい作品です。1日1〜2巻ずつ、自分の体調と相談しながら進めるくらいがちょうどいいと思う。完結済みなので、急ぐ理由はどこにもありません。
結末まで先に知ってから買うか決めたい、という人もいると思います。その場合は『おやすみプンプン』の結末・ネタバレ解説記事を先に読んでください。ここから先、この記事では核心には触れません。
【結論】: 「鬱漫画」の評判で身構えすぎている人ほど、まず小学生編だけ試し読みしてみてください。
なぜなら、入口である小学5年生のパートはコミカルな手触りで、筆者が身構えていたほど読み始めのハードルは高くなかったから。実際、私は評判にビビって購入を1年ほど先延ばしにして、読み始めてから「もっと早く買えばよかった」と後悔しました。
紙・電子・中古、結局どれで全巻揃えるのが正解?
読み返す人は電子、手元に残したい人は紙の新品、価格を最優先するなら中古です。総額は中古→電子→紙の順に上がります。
ここがこの記事の本題。判断軸を5つに分解して、実際の数字と並べます。
| 比較軸 | 紙(新品) | 電子書籍 | 中古(全巻セット) |
|---|---|---|---|
| 総額の目安 | 10,197円(税込・全13巻セット) | ストア・時期により変動 | 3,500〜5,000円台 |
| 保管スペース | 13冊ぶんの棚が必要 | ゼロ | 13冊ぶんの棚が必要 |
| 読み返しやすさ | 棚から出す手間がある | いつでもどこでも開ける | 棚から出す手間がある |
| 状態のリスク | なし | なし | 日焼け・折れ・欠品の可能性 |
| 人に貸せるか | 貸せる | 貸せない | 貸せる |
紙の新品は、全13巻セットが10,197円(税込)です。いちばん高いけれど、装丁ごと手元に残せる。13巻という物量は本棚の1段をそれなりに占めるので、置き場所だけは先に確保しておいたほうがいい。
電子は紙と同じ全13巻。価格はストアごとに違ううえ、セールやクーポン、ポイント還元で実質額がよく動きます。だから「いくら」と言い切れない。ただ、かさばらず読み返しやすいのは間違いなく電子です。
中古の全巻セットは3,500〜5,000円台が目安。最安で揃うぶん、状態のばらつきと欠品のリスクを引き受けることになります。
迷ったときの決め手はこうです。 繰り返し読み返すと分かっているなら電子。本棚に並べて所有したいなら紙の新品。とにかく安く済ませたいなら中古。初読で一気に読み切りたいだけの人も、置き場所を作らなくていい電子が無難だと思う。
【結論】: 安さだけで中古の全巻セットに飛びつくと、かえって二重出費になることがあります。
なぜなら、筆者は初読で中古セットを買ったのですが、届いた13冊は日焼けと折れで状態がバラバラ。読むぶんには問題なくても手元に置く気になれず、結局あとから電子で買い直したから。安く買ったはずが総額では高くついた、という失敗です。
電子書籍で全巻買うならどこがお得?【主要ストア比較】
初回クーポンやポイント還元の条件はストアごとに違います。全13巻をまとめ買いするなら、還元率と対象冊数で選ぶのが確実です。
この作品、通勤電車で読むにはなかなか勇気がいります。表情の描き込みが濃く、無防備な顔で読んでいると隣の人に心配される種類の漫画。その意味で、画面サイズを選べて周囲から中身が見えにくい電子は、この作品と相性がいいと思っています。
| サービス | 特徴・おすすめポイント |
|---|---|
| Kindle | Amazonポイント還元 |
| ブッコミ | 月額コースでお得 |
| BOOK☆WALKER | 初回購入50%還元 |
| ブックライブ | 初回70%OFFクーポン |
| 漫画全巻ドットコム | 全巻まとめ買い割引 |
迷ったらBOOK☆WALKERです。 理由はこの作品の巻数にあります。13巻という「一度にまとめて買う」前提の冊数だと、1冊だけ大幅に割り引くタイプの特典より、購入額全体にかかる還元のほうが総額で効いてくる。初回購入50%還元が使えるBOOK☆WALKERは、13巻を一括で買う条件と噛み合っています。
ここで1つ、よく誤解されている点を潰しておきます。ブックライブの初回70%OFFクーポンは1冊限定です。 全13巻の総額が一括で70%OFFになるわけではありません。「まとめ買いするほど安くなるクーポン」として紹介されていることがありますが、それは誤りです。1冊分の割引額に上限がないタイプなので、使うなら定価の高い巻に当てるのが正解。
なお電子書籍の価格は、セールやキャンペーンの時期によって実質額がかなり動きます。この記事で総額を断定しないのはそのためです。買う直前に各ストアの商品ページで最新価格を確認してください。
中古で全巻セットを安く揃えるには?
中古の全13巻セットは3,500〜5,000円台が目安で、紙の新品より大幅に安く揃います。ただし状態表記と欠品の確認は必須です。
完結から10年以上たっている作品なので、中古市場に全巻セットが出回りやすい。ここは完結済み作品の強みです。連載中の作品だと手放す読者がそもそも少なく、出回るのは巻の抜けたバラ売りばかり——という状況になりがちなので、この差は大きい。
| サービス | 取扱商品 | 特徴・おすすめ |
|---|---|---|
| メルカリ | フィギュア・グッズ・同人誌・中古コミックなど何でも | 個人出品で掘り出し物・限定品が見つかる |
| Yahoo!フリマ | 中古本・ゲーム・ホビー・DVD/Blu-ray全般 | PayPay連携・匿名配送。紹介コードで特典あり |
| ネットオフ | 中古コミック全巻・小説・DVD/Blu-ray・ゲーム | まとめ売り・宅配買取に強く、状態表記が明確 |
| Amazon | 新品・中古の全巻セット・フィギュア・Blu-ray/DVD・グッズ | 新品も中古も。フィギュア・円盤・全巻セットが揃い、プライムなら翌日配送 |
中古で買うときのチェックリスト
- 全13巻そろっているか:「全巻セット」と書かれていても抜けがある出品はあります。巻数の内訳を必ず確認してください
- 状態表記を読む:日焼け・折れ・書き込み・シミの有無。フリマの写真は明るく撮られがちなので、文章での状態説明を優先しましょう
- セット売りか、単巻の寄せ集めか:寄せ集めだと巻ごとに状態差が出ます。筆者が失敗したのはまさにこのパターン
紙の新品セットが10,197円であることを踏まえると、中古なら半額以下で揃う計算になります。状態にこだわらず内容を読みたいだけなら、コストパフォーマンスは圧倒的です。
電子版も全13巻?買う前に確認しておきたい3つのこと
電子版も紙と同じ全13巻で、合本版や新装版はありません。どの版を選ぶか迷う必要のない作品です。
購入直前に湧いてくる「これで合ってる?」を、3つまとめて潰しておきます。
電子版の巻数は紙と同じ全13巻
作品によっては、電子版が数巻ぶんをまとめた合本になっていて、紙と巻数が食い違うことがあります。この作品にそれはありません。主要ストアはいずれも第13巻を最終巻として配信しています。紙で1巻まで読んだ人が電子で続きを買う、といった買い方をしても読む範囲がズレない、ということです。
新装版・完全版・文庫版は存在しない
浅野いにお作品では『ソラニン』に新装版がありますが、『おやすみプンプン』には新装版も完全版も文庫版も刊行されていません(2026年8月時点)。「どの版を買うべきか」で悩む時間はこの作品では不要です。あとは買う場所を決めるだけ。
「全巻無料」をうたうサイトには手を出さない
検索すると「全巻無料で読める」と書かれたサイトが出てきますが、正規のストアで全13巻がタダになることはありません。海賊版サイトは違法にアップロードされたものだと知りながらダウンロードする行為自体が違法です。加えて、不正広告や端末へのリスクもついてきます。
無料で試したいなら、各ストアが用意している正規の無料試し読みを使ってください。冒頭を読んで判断できますし、これなら安全です。
【結論】: 巻数の異なる版が存在しない作品なので、「版選び」で立ち止まらなくて大丈夫です。
なぜなら、紙・電子いずれも全13巻で、新装版・完全版・文庫版が刊行されていないから。筆者は電子で買い直すとき「合本版があったらそっちが安いのでは」と探しましたが、そもそも存在しませんでした。
📥 保存版:おやすみプンプン 全巻 購入前チェック早見表
このままスクショして、買う直前に見返すと迷いません。
| チェック項目 | 確定値 | 補足・注意点 |
|---|---|---|
| 巻数 | 全13巻 | 完結済み。続刊はない |
| 話数 | 全147話 | 各巻の収録話は小学館公式の各巻ページに記載あり |
| 完結状況 | 完結(2013年11月2日 連載終了) | 買ってから未完だと分かる心配はない |
| 電子版の巻数 | 紙と同じ全13巻 | 合本版・再編集版はない |
| 新装版・完全版 | 存在しない | 版選びで迷う必要なし |
| 紙の新品セット | 10,197円(税込) | 13冊ぶんの保管スペースが必要 |
| 中古の全巻セット | 3,500〜5,000円台が目安 | 状態表記と欠品の確認が必須 |
| 電子書籍の価格 | ストア・時期により変動 | 買う直前に各ストアで要確認 |
| 読む順番 | 第1巻から第13巻へ順番に | スピンオフ・外伝はない |
| アニメ・実写化 | なし(2026年8月時点) | 映像で観る方法は存在しない |
よくある質問(FAQ)
まとめ
『おやすみプンプン』は全13巻・全147話で完結済み。スピンオフも外伝もなく、第1巻から順に読むだけです。
買い方の決め手をもう一度だけ。読み返すなら電子、手元に残すなら紙の新品(10,197円)、価格最優先なら中古(3,500〜5,000円台)。電子でまとめ買いするなら、1冊だけ大幅に割り引くタイプより購入額全体にかかる還元のほうが総額で効くので、BOOK☆WALKERが13巻という冊数と噛み合います。
作者の浅野いにおは、自身の創作についてこう語っています。
誰にでもウケる作品は描きたくない、というより絶対に描けないと思うので
出典: インタビュー/浅野 いにお – ワコムタブレットサイト
この言葉どおり、人を選ぶ作品です。だからこそ刺さる人には深く刺さる。累計630万部という数字は、その「刺さった人」の積み重ねなんだと思う。
完結済みで13巻。一気読みできる現実的な長さです。あとは買う場所を決めるだけ。よい読書時間を。
参考文献・出典
- おやすみプンプン – Wikipedia – 作品概要・連載期間・巻数・累計発行部数・章立て
- おやすみプンプン – 浅野いにお|ビッコミ – 小学館公式シリーズページ(全13巻・全147話・完結)
- おやすみプンプン 1 – 小学館コミック(第1巻の発売日・定価・頁数)
- おやすみプンプン 13 – 小学館コミック(最終巻の発売日・定価・頁数・内容紹介)
- インタビュー/浅野 いにお – ワコムタブレットサイト(作者インタビュー)
