【猫と竜 あらすじ】羽のおじちゃんはなぜ人間嫌いなのか?——毛皮目当ての猫狩り・兄グレーターデーモン・全12話の流れ

当ページのリンクには広告が含まれています。
猫と竜 あらすじ記事のアイキャッチ画像。深い森の洞窟の前で子猫たちを見守る赤い羽の竜の後ろ姿と、「羽のおじちゃんはなぜ人間嫌い?」「全12話の流れを整理」のコピー

※本記事はアニメ第1期と原作の核心に触れるネタバレを含みます。

『猫と竜』は、生まれる前に実の親を失った火吹き竜の子が一匹の母猫に育てられ、やがて森の猫たちを守る「羽のおじちゃん」になる物語です。2026年7〜9月に放送されたアニメ第1期(全12話)は、その竜と猫たち、そして猫と友だちになった人間たちの話を、1話ごとに主役を変えるオムニバス形式で描きました。

第2期の制作も決まっていて、2027年に放送される予定です。

回ごとに主役が入れ替わるぶん、見終えても12話が1本につながらない——そんな人に向けて、この記事では全12話を「誰の物語か」で束ね直します。あわせて、猫竜があれほど人間を嫌う理由を、原作第1話の記述で確かめていきます。

※本記事は2026年9月23日時点の情報です(アニメ第1期はTOKYO MXで9月19日に最終話を放送)。

この記事を書いた人
藤沢あかり——ファンタジー作品を中心に書くエンタメライター。『猫と竜』は原作小説を単行本1巻から追い、佐々木泉さんの漫画版も既刊を読んでいる。アニメは先行配信で全12話を見届け、第12話のあとにもう一度第1話を見返した。

💡この記事でわかること
  • 『猫と竜』の基本設定と、物語の出発点
  • 猫竜が人間嫌いになった理由と、「猫竜」という呼び名の由来
  • アニメ第1期全12話のあらすじを、主役の組ごとに整理した流れ
  • 視聴者がX・Yahoo!知恵袋・5chで何に戸惑い、何を評価したか
  • アニメの続きを原作のどこで読めるか(巻数ではなくキャラクター別)
  • 配信サービスと、主要キャラクターの関係早見表

目次

『猫と竜』はどんな物語?——母猫に育てられた火吹き竜が「羽のおじちゃん」になるまで

母猫に育てられた火吹き竜が、兄弟猫の子孫たちを守る「羽のおじちゃん」になり、猫を通して人間とも関わっていく物語です。

舞台は、魔獣が跋扈する深い森の奥。アニメ公式ではひらがなで「しょしんしゃの森」と書かれるこの森で、竜は子猫たちと一緒に育ちます。森の猫はケット・シーと呼ばれ、言葉を話し、魔法を使います。

竜の寿命はとても長い。原作と漫画の公式紹介文には、一緒に育った兄弟猫はとっくに眠りに就き、その子猫が育ち、また新たな命が生まれる、と書かれています。いま森にいるのは兄弟猫の子孫たち。竜は毎年、子育てに来る猫たちを洞窟で守り、生まれた子猫に狩りと魔法を教えています。

巣立った猫の生き方は十猫十色です。王子の師匠になった黒猫もいれば、孤児院の少女に魔法を教える白猫も、冒険者ギルドの看板猫になった猫もいる。猫たちは竜を「羽のおじちゃん」と慕い、人間は畏怖を込めて「猫竜」と呼びます。同じ竜なのに、呼び名が二つある。この二つの呼び名の違いが、『猫と竜』という作品の入り口です。

原作はアマラさんの小説で、元は2013年9月6日に「小説家になろう」へ掲載された短編でした。短編作品としては異例の日間ランキング1位を獲り、宝島社から書籍化されています。佐々木泉さんによる漫画版もあり、シリーズ累計は140万部を突破しました。

おたくライター

【結論】 子どもと一緒に見るなら、第1話だけは大人が先に見ておくのがおすすめです。
なぜなら、第1話には森の猫たちが人間に大量に殺される場面と、怒った竜が人間の街に火を噴く場面があるからです。「猫の癒やしアニメ」のつもりで家族と見始めた私は、ここで少し慌てました。第2話以降は穏やかな回が続くので、入り口の重さだけ知っておけば十分です。

猫竜はなぜ人間嫌いなのか——母猫を奪った召喚魔法と、毛皮のために狩られた猫たち

ここから先はネタバレを含みます!
まだ見ていない方は、先に本編をご覧になることを強くおすすめします。

母猫を人間の召喚魔法で奪われたことと、森の猫たちが毛皮目当てに大量に殺されるのを見たことが、竜を人間嫌いにしました。

公式のキャラクター紹介は「とある理由で極度の人間嫌い」としか書いていません。その理由は第1話で描かれ、2013年9月6日に掲載されたなろう版の原作第1話でも同じ流れが確かめられる。順番に見ていきます。

まず、竜の実の親について。卵を産んで狩りに出た親竜は、竜の体を欲した人間に襲われ、戻りませんでした。ただし原作の地の文は、それを「竜の卵の知らぬこと」とはっきり書いています。竜は、親の死に人間が関わったことを知らないまま育つのです。

では、何が竜を人間嫌いにしたのか。ひとつめは母猫との別れでした。子猫たちの巣立ちが近づいた頃、母猫の体が突然消え、森から姿を消します。人間の召喚魔法でした(誰に呼び出されたのかは第2話で明かされます)。原作では、竜が子猫たちに人間の恐ろしさを教えるとき、母を消されたことを真っ先に挙げています。

ふたつめが決定打です。成長した竜は、森の猫たちが大量に殺され、山のように積み上げられた光景を目にします。冒険者たちは食べるためではなく、毛皮のためだけに猫を狩っていた。

生きるために命を奪うことは、竜も否定しません。けれど毛皮のためだけの殺しは許さない。竜はその場の冒険者を焼き払い、人間の街に降り立って警告します。原作では、攻撃魔法を浴びせてきた兵士たちも、ひと息で焼き払っています。

それでも竜は、街ごと焼き尽くしはしませんでした。泣きじゃくる人間の子どもを、小さな子猫が庇っている姿を見たからです。原作では、その子猫から兄弟たちの、そして母猫のにおいがしたと書かれています。竜はこれで十分だろうと矛を収め、猫をみだりに殺すことを禁じる警告を残して森へ帰ります。

では、人間嫌いの竜がなぜ人間の国と手を結んだのか。きっかけは、森の猫の一匹が第一王子と友だちになったことでした。頭に葉っぱを載せたその猫、葉猫が竜に願い出ます。

原作のなろう版では、その猫がこう切り出します。「なぁ、羽のおじちゃん。おいら人間の子供に、魔法を教えてやりたいんだ」。

竜は反対しますが、人間の王が許すならという条件で折れ、自ら王城へ出向きました。国王は竜を「皇竜」と呼びます。竜はそれを大仰だとし、生まれてからずっと猫として育ってきたのだから「猫竜」が適当だろう、と自分で名乗りました。人間が恐れて付けたように見える呼び名は、実は竜自身が選んだ名前だったのです。

こうして王子は猫から魔法を学び、その国の人間は猫を傷つけなくなりました。なろう版では、国の紋章が「猫とそれに寄り添う竜」に変わったとまで書かれています。

ただ、竜の人間嫌いが消えたわけではありません。第12話の公式あらすじにも「人間嫌いの猫竜」とある。変わっていくのは、嫌いなまま人間と関わり続ける竜の距離感のほうです。猫竜役の子安武人さんも、こう語っています。

私の演じる猫竜さんは物語の始まりは威厳があり堅物なのですが、様々な触れ合いを通して、意識変化していくキャラクターです。

出典: TVアニメ「猫と竜」公式サイト – 猫竜役・子安武人さんのキャストコメント

人間は危険だと子猫に教える竜が、人間と友だちになる猫を止めきれない。止めきれないまま、巣立つ猫の選択を見守る。第2話以降の物語は、ほとんどがこの繰り返しでできています。

おたくライター

【結論】 第1話を見返すなら、竜が街を焼き尽くす手前で止まる場面に注目してください。
なぜなら、泣いている人間の子どもを子猫が庇う一瞬が、竜が人間を嫌いきれない理由の原点だからです。私は初見でここを流していて、第12話で人間と猫の絆を称える祭りを見たあとに、絆の始まりがこの場面だったと気づきました。

猫と竜のキャラクター相関図(アニメ第1期・全12話)。猫竜(羽のおじちゃん)を中心に、育ての親のママにゃん、兄のグレーターデーモン、母猫を召喚したアンネロッサ、クロバネと王子スタン、シロタエとガリーの関係を図示

アニメ全12話のあらすじ——「誰の物語か」で分けると流れがつながる

第1話で竜と猫と人間の関係の始まりを描き切り、第2話以降は猫と人間の組ごとに、その後の物語を1話ずつ積み上げていきます。

構成については、公式が放送前からこう明言していました。

本作では、竜と猫、猫と人、竜と人の交流の物語をオムニバス形式で紡いでいきます。

出典: 放送局&配信情報を解禁!ピックアップキービジュアル①、ピックアップPV①を公開! – TVアニメ「猫と竜」公式サイト, 2026年2月22日

つまり放送順は、そのまま作中の時間順ではありません。主役の組ごとに並べ直すと、こうなります。

猫竜と母猫の家族——第1話・第3話・第7話・第10話

第1話「猫と竜」:魔獣の森の洞窟で母猫が子猫を産むと、枯葉の下から火吹き竜の赤ちゃんが這い出てきます。母猫は種族を超えて、竜の子を我が子として育てると決める。母猫との別れから国王との対面までの流れは、見出し『猫竜はなぜ人間嫌いなのか』で解説したとおりで、第1話はそこまでを1話で描き切ります。宝島社の編集部が公式Xで「とても綺麗に終わってしまった(!?)ように見えますが」と書いたほどの完結感でした。正直、私も初見ではここで物語が終わったように感じました。

第3話「子猫達と羽のおじちゃん」:出産の季節、洞窟に2組の夫婦猫がやってきて7匹の子猫が生まれます。猫竜は狩りと魔法を教えますが、好奇心旺盛な7匹は力を合わせてクマを狩ってしまう。巣立ちの日には1匹が、人間の姿に化けて冒険者になると宣言します。

公式のキャラクター紹介では、クロバネが兄弟たちに「クマを狩る計画を持ちかける」猫、チークロとクロタマが兄弟と一緒に「クマを狩る作戦を計画する」猫です。人間に化けて冒険者になった子猫の名はクロタマ。原作小説8巻『猫と竜 異聞 七英雄の旅立ち』は、仲間と魔王を討ち倒して「七英雄」と呼ばれるようになったクロタマたちの冒険を描くスピンオフです。

第7話「母猫の帰還」:アンネロッサに勧められ、母猫は召喚されて以来初めて故郷の「しょしんしゃの森」へ帰ります。案内役は街猫のハイブチ。モシャモシャ広場を見学して懐かしの洞窟へ向かうと、そこには子猫たちの面倒を見る、成長した猫竜の姿がありました。

第10話「悪魔と竜と母の日」:魔法学校で練習用ダンジョンを管理する兄のグレーターデーモンが、猫竜を訪ねてきます。二匹は人間の文化「母の日」に、育ててくれた母猫へ感謝を伝えようと決めて王都へ向かう。ところが、人間たちにとんだ誤解を与えてしまいます。

母猫とアンネロッサ——第2話

第2話「母猫と少女」:人間の召喚魔法で、母猫は突然魔法学校へ呼び出されます。召喚したのは、自分にまったく自信のない落ちこぼれの少女アンネロッサ。放っておけない母猫は親代わりとなり、厳しい魔法の特訓を始めます。

ある日、学校の訓練場が魔界と繋がる事件が起きます。そこから現れたグレーターデーモンこそ、母猫がかつて育てた子、つまり猫竜の兄でした。訓練場はそのまま練習用ダンジョンになり、彼が管理を任されます。第10話の「練習用ダンジョンを管理する兄」という紹介は、ここにつながっているわけです。アンネロッサはのちに、母校の教師として戻ってきます。

クロバネと王子スタン——第4話・第8話後半

第4話「黒猫と王子」:猫竜に頼まれ、国王に生まれた子の顔を見に王都へ出かけた黒猫クロバネ。猫の英雄と呼ばれるこの黒猫は、生まれたばかりの王子スタンを尻尾であやして、すっかり気に入られます。クロバネに憧れて育ったスタンは、ある決意を胸に秘めていました。そして王の誕生日の夜、一人と一匹は城を抜け出し、冒険の旅に出ます。

人間嫌いの竜が、自分から猫を王城へ送り出している。この一点に、第1話からの歩み寄りが表れています。

第8話後半「黒猫と冒険王子」:一人前の冒険者を目指すスタンは、駆け出し冒険者の通過儀礼である「薬草採集」の依頼を受けます。ところが森に入った一行を、厄介な魔物イワワリオオワシが襲います。

シロタエとガリー——第5話・第9話

第5話「白猫と少女」:自分だけの縄張りを持つため、白猫のシロタエは猫竜を説得して森を飛び出します。旅の途中で出会ったのが、教会の孤児院で暮らす孤児たちのために、不器用に狩りをする少女ガリー。彼女のスープのおいしさに感動したシロタエは、狩りを手伝い、魔法を教えることになります。

第9話「白猫とぐうたら少女」:ガリーの魔法の素質を見抜いたシロタエは、一流の魔法使いに育てようと奮闘します。練習を面倒くさがるガリーも、根気強い指導で「爆炎」以外の小さな火の魔法を出せるようになる。そしてシロタエは、司祭から魔法学校の存在を聞かされます。

縄張りを探しに出たはずの猫が、人間のそばに腰を落ち着けてしまう。猫竜の心配をよそに、森の猫はこうして人間の側へ歩いていきます。

森と街の猫たち——第6話・第8話前半・第11話・第12話

第6話「猫じゃらしの夜」:かつてモシャモシャという猫が、森に広大な猫じゃらし畑を作りました。以来、猫じゃらしをしっかり作れる猫がその名を継いでいます。四代目モシャモシャは弟子たちと過酷な畑仕事に励み、害虫の襲来を乗り越える。実った夜、森中の猫が集まる特別な夜が幕を開けます。

第8話前半「城下町の生活」:城下町の大鐘楼を寝床にする街猫ハイブチは、今日も街の出来事を観察しています。頼まれ事もこなしながら、人間の暮らしにすっかりなじんでいる猫です。

第11話「終の寝床」:森の最長老で、史上最高の魔法の名手と呼ばれる老猫ポムポラ。ある朝、いつもと同じ朝日を見つめながら、自らの最期の時を悟ります。四代目モシャモシャや、かつて彼を「悪童」と呼び、ともに周囲を騒がせた国王たちと旧交を温め、思い出の地を巡る旅に出る。旅を終えた彼は、静かに「終の寝床」へと歩みを進めます。

ポムポラ役の麻生智久さんは、制作スタッフから「この話、原作でもとても人気の一話なんです!」と聞いたと公式コメントで明かしています。原作の最新10巻の紹介文にも、「かつて猫竜が老猫ポムポラを見送った」という一節があります。

第12話「猫と王都の祭り」:人間と猫の絆を称える、年に一度の王都の祭り。人間嫌いの猫竜は気が進まないまま、城猫モナルカに引っ張られて王都へ向かいます。王城の特等席で見せられるのは、かつて自分たちが人間と育んだ歴史、つまり第1話で描かれたあの出来事を再現した劇でした。

こうして並べると、12話は1本の家族史として読めます。第1〜4話のサブタイトルが、なろうで2013〜2014年に発表された連作短編の題とほぼ同じなのも、この作品が短編の積み重ねから育ったことを物語っています。

おたくライター

【結論】 放送順を時間の順番だと思わずに、主役の組ごとに見返すと流れがつながります。
なぜなら、私は最初、第2話で召喚された母猫が第7話で森へ帰るまでを、せいぜい数年の話だと思い込んでいたからです。原作と漫画の公式紹介文にある、兄弟猫はとっくに眠りに就いているという一文を読んで、第7話の再会までに流れた時間の長さにようやく気づきました。

「1話が最終回」と言われた『猫と竜』は面白い?——X・Yahoo!知恵袋・5chの反応

第1話で物語が完結したように見えたことへの驚きから始まり、見終えた人ほど12話のつながりを評価する声が目立ちます。

Xでの感想——最終話で12話がつながる構成を評価する声

X(旧Twitter)では、第1期の最終話が放送された2026年9月、回ごとに主役が変わる構成を好意的に語る声が目立ちました。

  • 猫と人間の関係の話が毎話変わり、派手な見せ場はなくても牧歌的に進むのがちょうどいいという声
  • 猫と竜と人間で流れる時間の長さが違うことを逆手に取った構成で、最終話できれいに一つにまとまるという声
  • 祭りの劇が第1話の物語の再現で、伝説として語り継がれるまでの月日の流れを感じたという声
  • 童話や児童文学に近い手触りで、タイトルの割に竜が出てこない回もけっこうあったという声

評価が構成に集まるのは、第12話の劇が第1話を「伝説」として見せ直す作りだからだと思います。一方で竜の出番への指摘は、題名から竜の物語を想像した人ほど出やすいはず。第5話や第9話のように猫と人間の組が主役の回では、竜は脇に回ります。

Yahoo!知恵袋で多かった疑問——「1話完結?」「誰が主人公?」

Yahoo!知恵袋では、放送が始まってすぐに、作品の形そのものを確かめる質問が立ちました。

  • 第1話の先行配信の翌日(2026年6月)に立った、1話完結のアニメなのか、オムニバスのような作りなのかを尋ねる質問
  • 第2話まで見て、この先ずっとあの人間の少女(いまは先生)が主人公のような話になるのかを尋ねる質問(2026年7月)
  • アンネロッサはいま何歳くらいなのかという質問(2026年8月)と、モシャモシャの代替わりなどから母猫の召喚後100年以上は経っていると推理するベストアンサー

アニメ放送の前年(2025年6月)に立った「猫と龍は面白い?」という質問には、こんなベストアンサーが付いています。

一応主人公は居ますが、いろんな猫にその回ごとスポットが当たるオムニバス形式の、中世ファンタジー物語です。

出典: 猫と龍は面白い?少女漫画? のベストアンサー – Yahoo!知恵袋, 2025年6月

疑問が集まるのは、誰が主人公で、いつの話なのかを作品が説明しないからです。物語の軸は猫竜でも、各話の主役は猫と人間の組。この二重構造に慣れるまでが入り口の難しさだと思います。視聴者は、モシャモシャの代替わりのような手がかりから、時の流れを逆算しています。画面の外に長い時間を感じさせる作りなのでしょう。

5chでの評価——第1話を最終回のように受け止めたスレッド

5ch(旧2ちゃんねる)のアニメ板の作品スレッドでは、第1話の先行配信直後から、それを最終回のように受け止める書き込みが続きました。

  • 第1話の先行配信の翌日、スレッドの多くが第1話をまるで最終回のように扱っていると指摘する書き込み
  • 第1話だけでは何がしたい作品か分からず、ナレーション中心のダイジェストのように見えたという書き込み
  • 母猫とアンネロッサの話は時代がばらばらなので、時系列で追うより、回ごとの時代を受け止めて見ればいいという書き込み
  • オチが無く、いい話風に進むだけで退屈だという厳しい書き込み

第1話直後の驚きがいちばん率直に出たのが5chでした。最終回に見えるという受け止めは、宝島社の編集部が第1話の放送日に公式Xで書いた言葉とも重なります。厳しい声が出るのは、大きな事件の決着を期待して見た人ほど、穏やかな回の連続を物足りなく感じるからだと思います。

参照したページ:TVアニメ『猫と竜』は、1話完結のアニメですか?オムニバスのような/猫と竜2話まで見たんですが…ずっとあの人間の少女(今は先生)が主人公みたいになるんですか?/猫と竜に関する質問です。アンネロッサは今、何歳ぐらいだと思いますか?/猫と龍は面白い?少女漫画?(Yahoo!知恵袋)/猫と竜 #1/猫と竜 #2(5ch)

アニメの続きは原作のどこから?——巻数ではなく「追いたい猫」で選ぶ

アニメは原作の巻順どおりではないため、巻数ではなく追いたい猫で選ぶのが確実です。原作小説は既刊10巻、漫画は既刊13巻です(2026年9月時点)。

原作小説・漫画・スピンオフの刊行状況

作品著者刊行状況(2026年9月時点)
原作小説(単行本)アマラ(イラスト:大熊まい)/宝島社既刊10巻。最新10巻『猫と竜 百代の過月と竜の子育て』は2026年8月26日発売
原作小説(宝島社文庫)アマラ(イラスト:大熊まい)/宝島社既刊4巻。単行本1〜4巻の文庫版(2巻は『猫と竜 冒険王子とぐうたら少女』と題名表記が一部異なる)
漫画(このマンガがすごい! comics)漫画:佐々木泉(原作:アマラ)既刊13巻。13巻は2026年7月24日発売
スピンオフ漫画『猫と竜 ミケミケのねこねこギルド』漫画:ノブヨシ侍(原作:アマラ)既刊1巻(2026年5月7日発売)

単行本1巻『猫と竜』は2016年4月22日の発売で、なろう版の短編を改稿し、新作短編を多数加えて書籍化されました。小説も漫画も、完結の発表はありません。

追いたい猫別・原作ガイド

アニメで気になった組を、原作小説のどの巻で追えるか。宝島社の公式紹介文に書かれている範囲でまとめます。

追いたい猫・人原作小説で読める巻公式紹介文に書かれていること
母猫・グレーターデーモン5巻『竜と悪魔と母猫』、4巻『竜のお見合いと空飛ぶ猫』5巻は母猫・竜・悪魔の傑作選。4巻では竜がまだ見ぬ兄と姉に会う計画を立て、母猫は竜のお見合い相手を探す旅に出る
クロバネとスタン2巻『猫と竜と冒険王子とぐうたら少女』、3巻『猫の英雄と魔法学校』、4巻城を抜け出した王子と黒猫が隣国へ。冒険者の集う街へ。少女を相棒にスカウトしようとする王子
シロタエとガリー2巻、3巻、4巻、9巻『冒険猫の帰還と王都の日常』魔法をいやいや教わる日々から、魔法学校への入学、卒業前の進路の迷い、王宮魔術師の道を選んだ少女の里帰りまで
クロタマ(冒険者になった子猫)8巻『異聞 七英雄の旅立ち』、6巻『王子と竜と七英雄』冒険者に憧れた子猫が人間の街へ。人間の姿で仲間と魔王を討ち倒した「七英雄」の物語
猫竜・ハイブチ・ポムポラ10巻『百代の過月と竜の子育て』子猫の巣立ちが近づく猫竜。見上げた満月に重なる、ポムポラを見送った夜とハイブチの弟子入りの記憶
四代目モシャモシャ7巻『ねこじゃらし畑と皇竜への贈りもの』モシャモシャ畑の猫じゃらしが何かに食べられる「モシャモシャ広場の大事件」

4巻の紹介文には「竜と悪魔の兄妹は、巨大な亀と空飛ぶクジラ!?」という一文もあります。母猫が育てたのは、竜と悪魔だけではないようです。

おたくライター

【結論】 母猫とグレーターデーモンの話を先に読みたいなら、5巻『竜と悪魔と母猫』から入るのが近道です。
なぜなら、5巻は母猫・竜・悪魔の傑作選で、収録話に「猫と竜」「母猫と少女」「母猫の帰還」「悪魔と竜と母の日」が並ぶからです。アニメの第1・2・7・10話と同じ題の話がまとまっていて、私はアニメの放送のあいだに挟まっていた母猫の話を一続きで読み、ようやく流れがすっきりしました。傑作選なので、1〜4巻を持っている人は収録話の重なりに注意してください。

第2期は2027年放送予定——描かれる話は未発表

第2期の制作決定は、TOKYO MXでの第12話の放送直後、2026年9月19日に発表されました。放送は2027年で、具体的な放送月や、どの話を描くのかはまだ発表されていません(2026年9月23日時点)。特報PVも公開されています。

原作者のアマラさんは、お祝いのコメントでこう書いています。

作品に携わってくださった多くの方々と楽しんで見てくださった多くの視聴者さんのおかげだと思います

出典: 『猫と竜』第2期制作決定&2027年放送開始、特報PV公開! – アニメイトタイムズ, 2026年9月19日

原作を電子書籍で読むなら

第2期を待つあいだに続きを追うなら、絵で追える漫画版からがいちばん手軽です。漫画12巻の紹介文には、王子の師である英雄猫が伝説の「七英雄」の一人と出会う話が挙がっています。オムニバスで別々に描かれた猫と人の物語が、原作ではこうして交差する。オムニバスの作品を原作で読む楽しさは、こういう再会にあると思います。

サービス特徴・おすすめポイント
KindleAmazonポイント還元
ブッコミ月額コースでお得
BOOK☆WALKER初回購入50%還元
ブックライブ初回70%OFFクーポン
漫画全巻ドットコム全巻まとめ買い割引

迷ったら、漫画版の1〜13巻がそろっているのを確認できたブックライブから始めるのが確実です。初回クーポンを1巻目に使い、アニメで気に入った組が出てくる巻まで読み進めてみてください。

アニメ『猫と竜』を見るならどこ?【主要VODサービス比較】

Amazon Prime Video・Hulu・DMM TV・dアニメストア・ABEMA・U-NEXTほかで配信されています。

放送日と放送局

第1期(全12話)は、TOKYO MXでは2026年7月4日から9月19日まで放送されました。BS日テレ・読売テレビ・AT-X・長崎文化放送でも7月から順に放送が始まり、最終話の放送日は局ごとに異なります。dアニメストアとABEMAでは6月27日から地上波1週間先行で配信され、7月4日からはほかのサービスでも順次配信が始まっています。

アニメーション制作はOLM、監督はオ ジングさん、シリーズ構成は広田光毅さんです。オープニングテーマはsuis from ヨルシカの「猫日」、エンディングテーマはshallmの「ただいまの場所」でした。

主要8社の配信状況を並べます。

サービス料金無料お試し期間配信状況特徴・おすすめ
Amazon Prime Video月額600円〜30日間見放題プライム会員なら追加料金なし
Hulu月額1,320円なし見放題無料トライアルなし
DMM TV月額550円14日間見放題月額550円と手頃で、14日間の無料お試しがある
dアニメストア月額660円〜31日間見放題地上波1週間先行配信の配信元。アニメ特化
ABEMA月額680円〜なし見放題地上波1週間先行配信の配信元。無料体験なし
U-NEXT月額2,189円31日間見放題毎月1200ポイントが付き、原作の電子書籍にも使える
Lemino月額1,540円〜31日間見放題31日間の無料お試しがある
TELASA月額990円15日間見放題15日間の無料お試しがある

公式サイトの配信先一覧には、上の表のほかにFOD・アニメ放題・バンダイチャンネル・ニコニコなども並んでいます。

この作品は、第12話で上演される劇が第1話の出来事そのものです。私は週1回の配信で追っていたので、最終話の劇を見ても細部が思い出せませんでした。実際に見返したら、第1話と第12話を続けて見るのがいちばん効きました。竜が初めて人間の街に降り立った場面が、祭りの舞台にどう置き換わったのかがよく分かります。

迷ったら、Amazon Prime Videoがいちばん手軽だと思います。プライム会員なら追加料金なしで全12話を見返せるうえ、未加入でも30日間の無料お試し期間のうちに第1話と第12話を続けて見られる。月額をできるだけ抑えたいなら、月額550円のDMM TVも候補です。

中古・グッズで手元に置くなら——原作の紙の本と関連グッズの探し方

原作の単行本・文庫・コミックスや関連グッズは、中古・フリマでも探せます。

アニメをきっかけに入った人には、紙の原作を手元に置く楽しみもあります。単行本の挿絵は大熊まいさん、漫画は佐々木泉さんの絵なので、同じ猫でも印象が少しずつ違う。アニメのキャラクター原案も大熊まいさんなので、挿絵と見比べるとアニメの猫の面影が見つかります。

サービス取扱商品特徴・おすすめ
メルカリフィギュア・Blu-ray BOX・グッズ・原作コミックなど個人出品で掘り出し物・限定品が見つかる
Yahoo!フリマ中古Blu-ray/DVD・ホビー・ゲーム全般PayPay連携・匿名配送。紹介コードで特典あり
ネットオフ中古DVD/Blu-ray・コミック全巻・ゲームまとめ売り・宅配買取に強く、状態表記が明確
Amazon新品・中古のBlu-ray BOX・フィギュア・全巻セット新品も中古も。フィギュア・円盤・全巻セットが揃い、プライムなら翌日配送

📥 保存版:『猫と竜』主要キャラクターの関係・立場早見表

猫竜の兄はグレーターデーモン、クロバネとチークロ・クロタマは兄弟猫で、公式キャスト表の「王子」と「スタン」は別の人物です。

このままスクショしておけば、どの回を見返すときも迷いません。登場回は公式のあらすじと告知で確認できた範囲だけを載せています。

キャラクター何者か関係主な登場回声優
猫竜(羽のおじちゃん)赤い羽を持つ火吹き竜。森の猫たちの守護者母猫の育て子。グレーターデーモンの弟第1・3・7・10・12話ほか子安武人
ママにゃん(母猫)熟練の母猫。相当な肝っ玉猫竜とグレーターデーモンの育ての親。アンネロッサの使い魔第1・2・7話ほか井上喜久子
グレーターデーモン魔法学校の練習用ダンジョンを管理する悪魔猫竜の兄第10話ほか田所陽向
アンネロッサ魔法学校の少女。のちに母校の教師母猫を召喚して使い魔契約を結ぶ第2・7話安済知佳
クロバネ猫の英雄と呼ばれる黒猫スタンの師匠。チークロ・クロタマと兄弟猫第4・8話ほか速水奨
チークロ好奇心旺盛な森の猫クロバネの兄弟猫—河瀬茉希
クロタマ人間に化けて冒険者になった猫クロバネの兄弟猫。原作8巻で七英雄の1匹—徳留慎乃佑
スタン冒険者に憧れる王子クロバネの弟子第4・8話榎木淳弥
シロタエ縄張りを夢見る白猫ガリーに魔法を教える第5・9話和泉風花
ガリー孤児院で暮らす少女シロタエの友だち第5・9話種﨑敦美
ハイブチ大鐘楼を寝床にする街猫若い頃にポムポラに弟子入り(原作10巻)第7・8話杉山紀彰
四代目モシャモシャ猫じゃらし畑を受け継ぐ猫弟子たちを率いる第6・11話上田燿司
ポムポラ森の最長老の老猫ハイブチの師匠第11話麻生智久
葉猫最初に人間の王子と友だちになった猫第一王子の友だち第1話芹澤優
王子葉猫と友だちになる第一王子スタンとは別人第1話小市眞琴
国王猫竜と対面する王第一王子の父第1話一条和矢
モナルカ(黒)城猫猫竜を王都の祭りへ連れていく第12話花江夏樹
ミケミケギルドの看板猫——白砂沙帆

よくある質問(FAQ)

猫と竜ってどんな話?

母猫に育てられた火吹き竜が、森の猫たちを守る「羽のおじちゃん」になる物語です。竜は人間嫌いですが、巣立った猫たちは人間の王子や孤児院の少女と友だちになります。アニメ第1期は、その猫と人間の組ごとの話を1話ずつ描くオムニバス形式でした。

猫竜はなぜ人間嫌いなの?

母猫を人間の召喚魔法で奪われ、森の猫たちが毛皮目当てに大量に殺されるのを見たからです。竜は冒険者を焼き払い、人間の街に降り立って警告しました。実の親も人間に襲われていますが、原作では竜自身はそれを知らないとされています。

グレーターデーモンと猫竜はどういう関係?

グレーターデーモンは猫竜の兄で、どちらも同じ母猫に育てられました。第2話で魔法学校の訓練場が魔界と繋がったときに現れ、そのまま練習用ダンジョンの管理人になります。第10話では、二匹で母猫に感謝を伝える方法を考えます。

猫と竜は完結してるの?

いいえ、完結していません。アニメは第1期(全12話)の最終話がTOKYO MXで2026年9月19日に放送され、第2期が2027年に放送予定です。原作小説は既刊10巻、漫画は既刊13巻で、どちらも完結の発表はありません(2026年9月時点)。

アニメは原作の何巻まで?続きはどこから読めばいい?

1つの巻数では言えません。アニメは回ごとに主役が変わるオムニバス形式で、原作の巻順どおりには進まないからです。母猫とグレーターデーモンの話なら5巻『竜と悪魔と母猫』、クロタマの冒険なら8巻『異聞 七英雄の旅立ち』のように、追いたい猫で巻を選ぶのが確実です。

アニメは1話完結?途中の回から見ても大丈夫?

はい、ほとんどの回は1話ごとに区切りがつくので、気になる回から見ても楽しめます。ただし第12話の劇は第1話の出来事を描いているため、最終話は第1話を見てからのほうが味わいが深まります。母猫が主役の第2話・第7話・第10話も、続けて見るとつながりが分かりやすくなります。

猫と竜のアニメはどこで見れる?Amazonプライムでも見れる?

はい、Amazon Prime Videoでも見られます。プライム会員なら追加料金なしで全12話を見られ、未加入でも30日間の無料お試しがあります。ほかにHulu・DMM TV・dアニメストア・ABEMA・U-NEXTなどでも配信されています。

まとめ

  • 『猫と竜』は、母猫に育てられた火吹き竜が森の猫たちを守る「羽のおじちゃん」になり、猫を通して人間とも関わっていく物語
  • 竜の人間嫌いは、母猫を奪った召喚魔法と、毛皮目当ての猫狩りから始まった。「猫竜」は竜が自分で選んだ名前
  • アニメ全12話は、猫竜の家族・母猫とアンネロッサ・クロバネとスタン・シロタエとガリー・森と街の猫たちの物語として束ねると流れがつながる
  • 続きは巻数ではなく追いたい猫で選ぶ。第2期は2027年に放送予定

第2期までのあいだに、第1話と第12話を続けて見返してみてください。祭りの劇の舞台に、竜が初めて人間の街に降り立った場面が重なって見えるはずです。

参考文献・出典

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次