『Ergo Proxy(エルゴプラクシー)』は、2006年2月25日から8月12日までWOWOWで放送された全23話のオリジナルTVアニメです。第2期も劇場版もなく、1期で完結しています。2026年9月時点で全23話を見放題で観られるのは、U-NEXT・dアニメストア・アニメ放題の3つです。
名前だけは何度も見かけるのに、1話を再生したら固有名詞だらけで何も分からなかった——そこで止まっている人は、かなり多い。
ただ、この作品が「難しい」のは物語の筋そのものではありません。躓くポイントは3つに分解できて、そのうち2つは観る前に対策できます。
- 『Ergo Proxy』の基本データ(放送年・話数・制作スタッフ)と、原作のない完全オリジナル作品であること
- 「難解」と言われる理由を3つに分解した内訳と、観る前にできる対策
- 第1話を乗り切るために先に覚えておくべき5つの用語
- 登場人物の名前がほぼ全部、実在の哲学者から採られているという仕掛け
- エンディングテーマが放送版と配信版で違う理由
- 2026年9月時点で全23話を実際に観られる配信サービス(実検索で確認済み)
Ergo Proxyはどんなアニメ?——2006年WOWOW放送・全23話で完結したオリジナルSF
汚染された外界から隔絶されたドーム都市を舞台に、女性情報局員リル・メイヤーが「プラクシー」と呼ばれる謎の存在を追う、全23話のSFサスペンスです。
ジャンルとしてはディストピアSFとサイバーパンクの系譜。ただ、派手なアクションで見せるタイプではありません。退廃した世界をひたすら歩き続けるロードムービーに近い時間が、23話のうちかなりの割合を占めます。
権利元による公式のキャッチコピーは、作品のトーンをそのまま言い表しています。
“死の代理人”<エルゴプラクシー> それは創造主<かみ>が仕組んだ悪意
出典: Ergo Proxy エルゴプラクシー – バンダイチャンネル
あらすじ
人とロボットが共存する、完全管理統制された「感情を必要としない楽園」ドームシティ・ロムド。そこで起きた謎の殺人事件を追っていた市民情報局の女性キャリア、リル・メイヤーが、突如として異形の怪人の襲撃に遭う。
この事件をきっかけに、リルは「プラクシー」と呼ばれる存在の謎を追い始めます。やがて彼女は手掛かりを求めて、生まれてからずっと閉じこもっていたドームの外へ出る決意をする——というのが物語の入口。
もうひとりの主人公が、モスコからやって来た移民の青年ビンセント・ロウ(声:遊佐浩二)です。彼はロムドで「良き市民」になろうと努力していましたが、事実無根の国家反逆罪で追われ、ドームの外へ逃亡することになります。
基本データと制作スタッフ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 放送局 | WOWOW(衛星放送) |
| 放送期間 | 2006年2月25日〜2006年8月12日 |
| 話数 | 全23話(1期のみで完結) |
| アニメーション制作 | manglobe(マングローブ) |
| 監督 | 村瀬修功 |
| チーフライター | 佐藤大 |
| キャラクターデザイン | 恩田尚之 |
| 音楽 | 池頼広 |
ひとつ補足を。本作のクレジットは「シリーズ構成」ではなく「チーフライター」で、佐藤大がその名義に入っています。他作品の感覚で「シリーズ構成:佐藤大」と書かれている記事を見かけますが、公式のクレジット表記とは違うので、引用するときは注意したいところ。
原作はない——オリジナルTVアニメである
『Ergo Proxy』に原作漫画も原作小説もありません。manglobeによる完全オリジナル作品です。
紛らわしいのが、スピンオフ漫画が1本存在すること。『Ergo Proxy センツォン・ヒッチャーズ&アンダーテイカー』(作画:原尾有美子)が小学館「月刊サンデーGX」で2006年3月号から12月号まで連載され、単行本全2巻が刊行されています。ただしこれは本編の原作ではなく、あくまで派生作品です。
【結論】: 観る前に確認しておくべきなのは「全23話・1期で完結している」という一点です。
なぜなら、続編待ちの作品だと思って観始めると、最終話「省察二十三 代理人/deus ex machina」の幕の下ろし方を「打ち切りっぽい」と誤読してしまうから。筆者は1周目、まさにそう受け取りました。
なぜ「難解」と言われるのか——躓くポイントは3つに分けられる
難しいのは話の筋ではありません。①第1話の用語投下、②中盤に挟まる形式破壊回、③名前と用語が哲学・神話由来であること——この3つの「入口の設計」が難易度を上げています。
順に見ていきましょう。
①第1話が固有名詞を説明なしで投下する
これが最大の脱落ポイント。
第1話の公式あらすじに出てくるだけでも、ロムド・オートレイヴ・コギトウイルスの3語が説明なしで並びます。そこへプラクシー、ウームシス、人間もどき、アムリタ細胞、始まりの鼓動といった語が、話が進むにつれて積み上がっていく。いずれもWikipedia日本語版の用語節で独立した項目を持つほどの密度です。
しかも、どれにも説明テロップが入りません。会話の中でさも当然のように使われて、そのまま話が進んでいく。
Filmarksの低評価レビューを読むと、説明を省く演出方針そのものを不親切だと受け取り、語らないことを高尚な手法と取り違えているのではないかと疑う声が、実際に投稿されています。正直、この受け取り方はよく分かる。ただこれは作り手のミスではなく、意図的な設計だと考えたほうが筋が通ります。観客を「何も知らないまま外の世界に放り出されたリル」と同じ位置に置いているわけです。
②中盤に形式を壊す回が挟まる
第15話のサブタイトルは「生 悪夢のクイズSHOW 30分DE100万円!/WHO WANTS TO BE IN JEOPARDY!」。クイズ番組の形式で丸ごと1話が進みます。
初見だと「話が飛んだ」「ふざけてるのか」と思うんですよね。筆者も早送りしかけました。
でも、ここを飛ばすのは悪手です。この回は作品世界の核心設定が一気に開示される回で、ここを抜くと以降の会話の土台が丸ごと抜け落ちます。作中の情報として、プラクシーは全員で300名いたとされる——といった規模感の話も、この回で提示されるものです。
③名前と用語が哲学・神話からの引用
3つ目が地味にきつい。
通常のアニメなら、固有名詞は意味から推測して覚えられます。「〜隊」「〜機関」のように、字面が機能を語ってくれるからです。
ところが本作の固有名詞は、そのほとんどが外部からの引用。デリタ、ラカン、フッサール、バークリー、ドゥルーズ、ガタリ、クリステヴァ。この並びがピンとこないと、ただの音の羅列として処理するしかなくなります。
裏を返せば、元ネタさえ知っていれば記憶の負荷は一気に下がる。これは後の章で一覧にします。
【結論】: 難しいと感じたら理解を諦める前に、用語メモを取りながら第1話だけ観直すのがいちばん効きます。
なぜなら、筆者は1周目をメモなしで観て「省察三 無への跳躍/mazecity」あたりで誰が何を追っているのか完全に見失いましたが、2周目に用語を5つだけ頭に入れて観直したら、同じ第1話がまったく違う情報量で入ってきたからです。

先に覚えるのはこの5語だけ——プラクシー・オートレイヴ・コギトウイルス・ロムド・レゾンデートル
この章には、世界設定に関する軽度のネタバレが含まれます。
プラクシーや人間もどきの正体に触れるため、まっさらな状態で第1話を観たい方は、この章を飛ばして「エンディングがRadioheadって本当?」へ進んでください。
この5語の意味さえ入れておけば、第1話の情報量は処理できます。残りの用語は本編中で説明される順に出てくるので、先回りする必要はありません。
| 用語 | 意味 | どこで効いてくるか |
|---|---|---|
| ロムド | 汚染された外界から隔絶されたドーム型都市。完全管理統制されており、市民は人工子宮によって生まれる | 物語の起点。序盤の主な舞台 |
| プラクシー | 異常な身体能力を持つ異形の存在。その実態は、各ドームとそこに住む人々を作った創造主 | リルが追い続ける対象。タイトルそのもの |
| オートレイヴ | この世界で使われているロボットの総称。主人に随行するアントラージュ型、愛の対象として作られた愛玩型、警備局の武装型などがある | 主要キャラのかなりの割合がこれ |
| コギトウイルス | オートレイヴに取り付いて自我を持たせるウイルスプログラム。名前はラテン語の「コギト(私は考える)」に由来する | 第1話の殺人事件の背景 |
| レゾンデートル | フランス語で「存在理由」。作中で繰り返し提示される中心テーマ | 全編を通じた主題。キャラの行動原理 |
余裕があれば、次の3語も足しておくと中盤が楽になります。
| 用語 | 意味 |
|---|---|
| 人間もどき | プラクシーたちが不完全な形で創造した人類。交配で子孫を作れず免疫力も弱いため、ドームでの居住を余儀なくされている |
| ウームシス | ロムド市民全員が誕生する人工子宮。ドーム内の人口を調節している |
| アムリタ細胞 | プラクシーの体を構成する細胞。基本的に不死身だが、プラクシー同士の戦闘・FP光線・太陽光を浴びると破壊される |
「始まりの鼓動」と「プラクシープロジェクト」も重要語ですが、こちらは物語の核心に直結するので、ここでは名前だけ挙げておきます。本編で出会ってください。
キャラ名の元ネタは哲学者・神話・SF小説だった——名前の元ネタ一覧
デリタはジャック・デリダ、ほかにラカン、フッサール、バークリー。オートレイヴやプラクシーの名前には、実在の哲学者・思想家から採られたものが並びます。
主要キャラ側も同じ発想です。クリステヴァは思想家ジュリア・クリステヴァ、デダルスはギリシャ神話のダイダロス、リルの市民ナンバーはSF小説が元ネタ。哲学・神話・SFにまたがった引用でできています。
この構造に気づくと、覚えるべき固有名詞が「知らない音の羅列」から「知っている名前の並び」に変わります。
名前の元ネタ一覧
| 作中の名前 | 元ネタ | 分野 |
|---|---|---|
| エルゴ | 我思う、ゆえに我あり(cogito, ergo sum)/ルネ・デカルト | 哲学 |
| モナド | 単子論/ライプニッツ | 哲学 |
| デリタ | ジャック・デリダ | 哲学 |
| ラカン | ジャック・ラカン | 精神分析 |
| フッサール | エドムント・フッサール | 哲学 |
| バークリー | ジョージ・バークリー | 哲学 |
| ドゥルーズ | ジル・ドゥルーズ | 哲学 |
| ガタリ | フェリックス・ガタリ | 哲学 |
| クリステヴァ | ジュリア・クリステヴァ | 思想 |
| デダルス | ダイダロス(イカロスの父) | ギリシャ神話 |
| リル124C41+ | ラルフ124C41+/ヒューゴー・ガーンズバック | SF小説 |
| アムリタ/アスラ | アムリタ/アスラ | インド神話 |
| センツォン・トトチティン | センツォン・トトチティン | アステカ神話 |
面白いのがリル・メイヤーの市民ナンバーです。「124C41+」はヒューゴー・ガーンズバックのSF小説『Ralph 124C 41+』が元ネタ。作中でリルには「未来を見通すもの(one to foresee for one)」という呼称が与えられていて、これは原典タイトルの語呂合わせにきちんと対応しています。第7話のサブタイトルが「省察七 リル124C41+/re-l124c41+」なのも、この仕掛けを踏まえたもの。
主要キャストと役名一覧
| 役名 | 声優 |
|---|---|
| リル・メイヤー | 斉藤梨絵 |
| ビンセント・ロウ | 遊佐浩二 |
| ピノ | 矢島晶子 |
| ラウル・クリード | 花田光 |
| デダルス・ユメノ | 小林沙苗 |
| イギー | 水内清光 |
| クリステヴァ | 桑島法子 |
| ドゥルーズ | 矢澤喜代美 |
| ガタリ | 立野香菜子 |
| デリタ | 沢海陽子 |
| ラカン | 田中敦子 |
| フッサール | 柴田秀勝 |
| バークリー | 島香裕 |
タイトル「Ergo Proxy」自体の意味
タイトルも同じ仕掛けの上に乗っています。「Ergo」はデカルトの cogito, ergo sum の ergo、「Proxy」は代理人。そしてオートレイヴに自我を与えるウイルスの名前が「コギト」。
つまり、タイトルと作中ウイルスが cogito ergo sum を二つに割って持ち合っている構造です。「考えることで自我が生まれる」というテーマを、作品名とギミック名の両方で言っている。
【結論】: キャラ名が覚えられないなら、無理に音で覚えず「哲学者の名前リスト」として眺めたほうが早いです。
なぜなら、筆者はデリタ・ラカン・フッサール・バークリーの4体を最後まで区別できずにいたのに、実在の思想家名だと知った瞬間に既知の名前の並びに変わって、覚える負荷がほぼ消えたからです。
エンディングがRadioheadって本当?配信で観ると曲が違う理由
本当です。ただし、放送版と配信版でエンディング曲が違います。
- 2006年の放送当時のED:Radiohead「PARANOID ANDROID」
- 配信版のED:池頼広「Fellow Citizens」
- OP(共通):MONORAL「kiri」
つまり「EDはRadiohead」も「EDはFellow Citizens」も、どちらか一方だけを言うと不正確になります。版を指定しないと成立しない話なんですね。
配信元自身も、この点を作品ページに明記しています。
※TVオンエア時とエンディング曲が異なったバージョンになります。
出典: Ergo Proxy エルゴプラクシー – バンダイチャンネル
そもそも、なぜ既存の洋楽がアニメのエンディングに乗ったのか。Anime News Networkが2006年2月15日、公式サイトの発表としてこう報じています。
The band did not approve use of the music until after they were shown a preview of the anime.
出典: Ergo Proxy Music by Radiohead – Anime News Network, 2006年2月15日
バンドは当初、楽曲の使用を承認していなかった。映像のプレビューを見せられて、ようやく首を縦に振った——という経緯です。同記事は「PARANOID ANDROID」がメインテーマとして起用されること、既存曲であってアニメのために書き下ろされたものではないことも伝えています。
Wikipedia日本語版の主題歌の項も、メインテーマに「PARANOID ANDROID」、オープニングテーマに「kiri」、エンディングテーマに「Fellow Citizens」を並べています。そのうえで、配信版で差し替えが起きていると注記を添えている。
これから配信で観る人が実際に聴くのは「Fellow Citizens」のほうです。作品の締め方としてはこちらもよく合っているので、がっかりする必要はありません。ただ、2006年当時の視聴体験とは別物になっている——この事実は知っておいたほうが、後で混乱しなくて済みます。
【結論】: 配信で観てEDが違っても、自分の記憶違いを疑う必要はありません。
なぜなら、筆者自身が配信で「Fellow Citizens」を聴いて「Radioheadのエンディングという記憶のほうが間違いだったのか」と思い込み、バンダイチャンネルの作品ページに版差の注記が出ているのを見て、ようやく事情が分かったからです。
20年後のいま観る価値はある?——賛否が分かれる理由を評価データで確かめる
Filmarksのアニメ版作品ページのスコアは3.9、レビュー件数は640件です(2026年9月14日時点)。分布を見ると、4.1〜5.0が42%、3.1〜4.0が45%、2.1〜3.0が9%、1.0〜2.0が5%。
4点台が4割を超える一方で、2点台以下も14%あります。好き嫌いがきれいに割れるタイプ、というのが数字からも読み取れる。
高く評価されているのは、主に次の3点です。
- 美術と色設計の統一感:退廃した世界を一貫したトーンで描き切っていること。カメラワークも実写的で、アニメ的な誇張が少ない
- 中盤のロードムービー的な時間:古本屋にたどり着く「省察十一 白い闇の中」、森の中に身を隠す「省察十二 君微笑めば」、ヨットが動かなくなって立ち往生する「省察十六 デッドカーム」。事件を追う緊張より、旅の道中そのものを描く時間が長く取られている
- ピノの描き方:愛玩型オートレイヴの少女が感情を獲得していく過程そのものが、作品テーマの体現になっている
逆に、低く評価される理由はこうです。
- 説明を省く演出方針が「不親切」と受け取られる
- 中盤の一話完結色が強い回が、本筋から脱線しているように見える
- 全体に重く暗く、分かりやすいカタルシスがない
もうひとつ、20年経ったからこそ効いてくる要素があります。それが作り手の「その後」です。
さらに映画『ブレードランナー2049』のショートフィルム『ブラックアウト2022』では、キャラクターデザインと作画監督を担当。2006年に本作で見せた画作りが、後にブレードランナーの系譜へ接続されたわけです。
この文脈を知ってから観直すと、ロムドの街並みや外界の質感の意味合いが変わってきます。当時は「難解なSF」で片付けられた絵が、いまは監督の作家性の出発点として見える。私の場合、3周目でようやくそこに気づきました。
向いているのは、設定を自分で組み立てながら観るのが苦にならない人。『serial experiments lain』のような、視聴後に考え込む時間ごと楽しめるタイプの人です。
向いていないのは、1話ごとに気持ちよく決着がついてほしい人。ぶっちゃけ、疲れているときに流し見する作品ではありません。
Ergo Proxyはいまどこで見られる?実際に検索して確かめた配信状況
全23話を見放題で観られるのは、U-NEXT・dアニメストア・アニメ放題の3つです(2026年9月時点)。
この作品、配信状況の情報が驚くほど食い違っています。
ですので、以下は筆者が各サービスで実際に検索して確認した結果だけを載せています。
23話を通しで観るタイプの作品なので、途中で配信が切れない環境かどうかが地味に効きます。特に中盤のロードムービー的な回は、間を空けると人物の位置関係を忘れがち。1〜2週間で一気に走り切れるよう、無料お試し期間の長さも判断材料にしてください。
迷ったらdアニメストアで十分です。 理由は単純で、本作は原作もスピンオフの電子書籍もなく、観るべきものが本編23話に限られているから。作品の追加コンテンツを買い足す前提がない以上、アニメだけを一気に観るならアニメ特化で月額の安いサービスが合理的です。31日間の無料お試し期間があるので、23話を1か月で走り切れば実質的な負担も抑えられます。
月額だけを見れば、後述のアニメ放題(440円)のほうが安く付きます。それでもdアニメストアを推すのは、見放題の作品数が7,400作品以上とアニメ放題の4,600作品以上より多く、本作を観終えたあとも使い続けやすいから。本作1本を最小コストで観たいだけなら、アニメ放題のほうが合理的です。
一方、村瀬修功監督の他作品や、同時期のSFアニメまでまとめて追いかけたいならU-NEXTのほうが向いています。毎月付与されるポイントで映像以外のコンテンツにも回せるので、視聴の幅を広げたい人にはこちら。
補足を3つ。
ひとつ目はアニメ放題。U-NEXTが運営するアニメ特化サービスで、月額440円・初回1カ月無料と、本作を観るためだけなら最安です。ただし作品ページに「2026年11月30日 23:59まで配信」と期限が明記されているので、この日までに観終える前提で選んでください。
作品ページは存在しますが、プライム会員特典としての見放題ではなく、dアニメストア for Prime Videoというチャンネル経由の視聴になります。
みっつ目はバンダイチャンネル。こちらは都度課金のレンタル配信で、第1話「省察一 はじまりの鼓動/awakening」が無料配信中です。とりあえず1話だけ試したい人は、ここから入る手もあります。
Blu-ray・DVD・スピンオフ漫画を中古で探すという選択肢
手元に置いておきたい人には、中古が現実的な選択肢になります。
国内のBlu-rayパッケージは2種類。2012年7月25日に初回限定版(30,800円)、2018年8月29日にスペシャルプライス版(13,200円税込/規格品番GNXA-1277/構成数4)が発売されました。2026年9月時点で、このスペシャルプライス版が最後の国内パッケージです。
スピンオフ漫画『Ergo Proxy センツォン・ヒッチャーズ&アンダーテイカー』全2巻のほうは、事情がもう少し厳しい。ブックライブで検索しても該当なし、Amazonのkindleストア検索でも電子版は見当たりませんでした。つまり、読みたければ紙の単行本を探すしかありません。2006年に連載された作品なので、新刊書店での入手はまず難しいでしょう。
こういう「配信はあるけど現物が手に入りにくい」旧作こそ、中古・フリマの出番です。円盤BOXも、スピンオフ漫画も、探す場所さえ合っていれば見つかります。
| サービス | 取扱商品 | 特徴・おすすめ |
|---|---|---|
| メルカリ | フィギュア・グッズ・同人誌・中古コミックなど何でも | 個人出品で掘り出し物・限定品が見つかる |
| Yahoo!フリマ | 中古本・ゲーム・ホビー・DVD/Blu-ray全般 | PayPay連携・匿名配送。紹介コードで特典あり |
| ネットオフ | 中古コミック全巻・小説・DVD/Blu-ray・ゲーム | まとめ売り・宅配買取に強く、状態表記が明確 |
| Amazon | 新品・中古の全巻セット・フィギュア・Blu-ray/DVD・グッズ | 新品も中古も。フィギュア・円盤・全巻セットが揃い、プライムなら翌日配送 |
📥 保存版:Ergo Proxy 全23話サブタイトル早見表
このままスクショして、観ながら開いておくと迷いません。配信サービスでの各話表記は、Wikipediaの「meditatio(ラテン語で省察)+ローマ数字」ではなく、漢数字を使った「省察一」の形になっています。
| 話数 | サブタイトル(配信版表記) | 英題 | メモ |
|---|---|---|---|
| 第1話 | 省察一 はじまりの鼓動 | awakening | バンダイチャンネルで無料配信中 |
| 第2話 | 省察二 良き市民の告白 | confession | |
| 第3話 | 省察三 無への跳躍 | mazecity | |
| 第4話 | 省察四 未来詠み、未来黄泉 | futu-risk | |
| 第5話 | 省察五 召還 | TASOGARE | |
| 第6話 | 省察六 帰還 | domecoming | |
| 第7話 | 省察七 リル124C41+ | re-l124c41+ | タイトルの元ネタはSF小説『Ralph 124C 41+』 |
| 第8話 | 省察八 光線 | shining sign | |
| 第9話 | 省察九 輝きの破片 | angel’s share | |
| 第10話 | 省察十 存在 | cytotropism | |
| 第11話 | 省察十一 白い闇の中 | anamnesis | |
| 第12話 | 省察十二 君微笑めば | hideout | |
| 第13話 | 省察十三 構想の死角 | wrong way home | |
| 第14話 | 省察十四 貴方に似た誰か | ophelia | |
| 第15話 | 省察十五 生 悪夢のクイズSHOW! | WHO WANTS TO BE IN JEOPARDY! | クイズ番組形式の異色回。飛ばさないこと |
| 第16話 | 省察十六 デッドカーム | busy doing nothing | |
| 第17話 | 省察十七 終わらない闘い | terra incognita | |
| 第18話 | 省察十八 終着の調べ | life after god | |
| 第19話 | 省察十九 少女スマイル | eternal smile | |
| 第20話 | 省察二十 虚空の聖眼 | Goodbye, Vincent | |
| 第21話 | 省察二十一 時果つる処 | shampoo planet | |
| 第22話 | 省察二十二 桎梏 | bilbul | |
| 第23話 | 省察二十三 代理人 | deus ex machina | 最終話 |
※第15話の和題は、Wikipedia日本語版では「生 悪夢のクイズSHOW 30分DE100万円!」というより長い表記になっています。
よくある質問(FAQ)
まとめ
『Ergo Proxy』は2006年にWOWOWで放送された全23話のオリジナルTVアニメで、1期で完結しています。原作はなく、続編の予定もありません。
「難解」と言われる理由は3つ。第1話が固有名詞を説明なしに投下すること、中盤に第15話のような形式破壊回が挟まること、そして名前と用語が哲学・神話からの引用であること。このうち1つ目と3つ目は、観る前に手を打てます。プラクシー、オートレイヴ、コギトウイルス、ロムド、レゾンデートル——この5語だけ入れて第1話を再生してみてください。
エンディングは放送版と配信版で別の曲です。これから観るなら、耳に入るのは池頼広「Fellow Citizens」のほう。
全23話を見放題で観られるのは、U-NEXT・dアニメストア・アニメ放題の3つです。20年前の作品ですが、美術と色設計で世界を立ち上げるタイプなので、古びている感じはほとんどありません。むしろ、いま観るほうが刺さる作品だと思います。
参考文献・出典
- Ergo Proxy – Wikipedia(日本語版) – スタッフ・各話リスト・用語・人名の元ネタ
- Ergo Proxy – Wikipedia(英語版) – 放送期間・制作体制
- Ergo Proxy エルゴプラクシー – バンダイチャンネル(公式キャッチコピー・配信版のED差し替え注記・各話表記)
- Ergo Proxy Music by Radiohead – Anime News Network, 2006年2月15日
- Ergo Proxyのアニメ情報・感想・評価・動画配信 – Filmarksアニメ(評価スコア・レビュー件数・分布/2026年9月14日時点)
- エルゴプラクシー – ピクシブ百科事典(作品概要・テーマ)
- Ergo Proxy Blu-ray BOX <スペシャルプライス版> – TOWER RECORDS ONLINE(パッケージの発売日・価格・規格品番)
