「呪術廻戦 死滅回遊 最終回」には、実は2つの答えがあります。アニメ第3期「死滅回游 前編」の最終回は第59話「仙台結界コロニー」で、乙骨憂太(CV:緒方恵美)が仙台結界の強敵を制して幕を閉じますが、死滅回游そのものはまだ決着していません。
原作で死滅回游編そのものが終わるのは第212話「膿む」。単行本でいえば第24巻です。そこで両面宿儺(CV:諏訪部順一)が、虎杖悠仁(CV:榎木淳弥)から伏黒恵(CV:内田雄馬)へ受肉先を移すという、取り返しのつかない一手を打ちます。
※本記事は物語の核心に触れるネタバレを含みます。
……で、正直なところ。3月26日の最終回を見終わった瞬間、私が最初に思ったのは「え、これで終わり?」でした。乙骨がとんでもなくカッコよかったのは分かる。でも死滅回游、何ひとつ終わってないですよね。
その違和感は正しいんです。第3期はタイトルからして「前編」ですから。
なお検索でよく使われる「死滅回遊」は誤字で、公式サイトも原作も正式表記は「死滅回游」(しめつかいゆう)です。以降、この記事の本文では正式表記の「死滅回游」で統一します。
※本記事は2026年8月時点の情報です。TVアニメ第4期「死滅回游 後編」は制作決定済みで、放送時期は公式未発表です。
- 「死滅回遊の最終回」が指す2つの意味(アニメ第3期の第59話/原作の第212話)の違い
- アニメ第3期最終回「仙台結界コロニー」で誰が倒れ、誰が生き残ったのか
- なぜ「相手を殺さずに得点を譲らせる」で決着したのか——公式の総則が答え
- 原作の死滅回游編の最終回・第212話で宿儺が伏黒恵に乗り換えた経緯
- 死滅回游編の正確な範囲(「16巻から25巻」が不正確な理由)
- 第4期「死滅回游 後編」について公式が現時点で言っていることだけ
ここから先はネタバレを含みます!
原作コミックス第24巻・第212話までの核心的な展開に触れます。アニメ派の方で「4期を真っさらな状態で見たい」という場合は、この先を読むかどうか一度考えてから進んでください。
「死滅回遊の最終回」は2つある——あなたが探しているのはどっち?
アニメ第3期の最終回は第59話「仙台結界コロニー」、原作の死滅回游編の最終回は第212話「膿む」。この2つは完全に別物で、間にはおよそ30話分の開きがあります。
検索して混乱するのは当然だと思います。同じ「死滅回游の最終回」という言葉が、まったく違う2つの地点を指しているんですから。
アニメ第3期は「前編」であって、死滅回游の決着ではない
第3期の正式タイトルは「呪術廻戦 死滅回游 前編」。公式EPISODESページによれば、通算第48話「執行」から第59話「仙台結界コロニー」までの全12話で構成されています。
つまり最初から「前編」と名乗っている。死滅回游という長い章の、前半だけを映像化したシーズンなんですね。
だから第59話を見終わっても物語が閉じた感触がないのは、演出の失敗でも脚本の都合でもありません。設計どおりです。
混同が起きている理由——上位の解説記事すら取り違えている
ここが一番やっかいなところ。「死滅回遊 最終回」で検索して出てくる大型のまとめ記事の中に、アニメ第3期が原作212話まで映像化したと書いているものがあります。
具体的には「宿儺が伏黒恵へ受肉する決定的な場面までが、死滅回遊 前編のクライマックス」という記述です。これは事実と違う。
集英社の公式コミックス情報ページを見れば、すぐ分かります。第20巻の最終収録話は第180話「仙台結界⑦」。そして第21巻の巻頭が第181話「東京第2結界①」です。
アニメ第3期が描き切ったのは、この第180話まで。最終話のラストで第181話の冒頭部分だけが先行して映像化されていますが、宿儺が伏黒に受肉する第212話は、そこからまだ30話以上も先の出来事です。
この取り違えを信じたまま原作を買うと、けっこう痛い目に遭います(私がそうでした)。
【結論】: 「アニメの続きは○巻から」を書いている記事は、集英社の公式コミックス情報ページの収録話一覧で必ず裏を取ってください。
なぜなら私自身、あるまとめ記事の「3期は212話まで」という記述を鵜呑みにして、第24巻から読み始めようとしたからです。危うく第181話から第211話までの約30話——秤金次と鹿紫雲一の激突も、日車寛見の合流も、羂索が天元を狙う一連の流れも——まるごと読み飛ばすところでした。公式ページには巻ごとの収録話が第○話「サブタイトル」まで載っているので、突き合わせれば5分で確認できます。

アニメ第3期の最終回・第59話「仙台結界コロニー」で何が起きたのか
乙骨憂太が仙台結界に単身乗り込み、ドルゥヴ・ラクダワラを討ち、目覚めた黒沐死(くろうるし)を祓い、石流龍(CV:東地宏樹)を撃ち破って四つ巴を制圧します。この回で命を落としたのは、ドルゥヴ・ラクダワラと黒沐死。石流龍と烏鷺亨子は生き残ります。
公式サイトのあらすじは、こう始まります。
乙骨憂太。五条悟に次ぐ現代の異能。仙台結界コロニーに足を踏み入れた乙骨は、三竦みの四つ巴の一角、ドルゥヴ・ラクダワラを堕とした。
出典: #59「仙台結界コロニー」 – TVアニメ「呪術廻戦」公式サイト
四つ巴の均衡は、ドルゥヴ討伐で崩れた
仙台結界には、格の違う実力者が複数滞在していました。ドルゥヴ・ラクダワラ、石流龍、烏鷺亨子(CV:水樹奈々)、そして特級呪霊の黒沐死。互いに牽制し合う「三竦みの四つ巴」が成立していたわけです。
そこへ乙骨が入り、ドルゥヴを討つ。均衡が崩れます。
ドルゥヴは倭国大乱において単独で列島制圧を成し遂げたとされる過去の術師で、自立する2種類の式神を操る使い手でした。それを最初に落としたのが、この回のスタート地点です。
黒沐死はなぜ目覚め、どう祓われたのか
黒沐死はゴキブリの特級呪霊で、羂索(CV:櫻井孝宏)が呪霊操術の支配から解放した存在。ドルゥヴとの相性が悪く、ドルゥヴが仙台結界内で生きていることを条件に休眠していました。
だからドルゥヴが倒れた瞬間、空腹状態で目を覚ます。そして一般人を襲い、乙骨に牙を剥きます。
決着は、乙骨の反転術式でした。黒沐死はそれを直に喰らって祓われます。
ただし黒沐死は単為生殖が可能で、事前に子を産んでおけば親が倒されても子が新たな黒沐死として現れる、という設定を持っています。実際その子が再び泳者として参戦し、今度は石流龍と乙骨によって倒されました。
石流龍と烏鷺亨子は死んでいない——「倒された」と「死んだ」は違う
ここ、誤読が一番多い箇所です。
石流龍は、乱戦の中で最後まで乙骨と戦い抜きました。呪力の撃ち合いの末に倒され、乙骨へ得点を譲渡します。でも死んではいません。
烏鷺亨子はもっと不憫で、同じ四つ巴の一角である石流の砲撃を乱戦の中で喰らって戦闘不能になりました。2人は共闘していたわけではなく、互いに牽制し合う敵どうしです。彼女も終戦後、乙骨に得点を譲渡しています。生存です。
「倒された=死亡」と読んでしまうと、この後の展開が繋がらなくなります。石流も烏鷺も、この時点ではまだ仙台結界に留まっているんです。
(なお石流が命を落とすのは、これよりずっと後。仙台結界にやってきた宿儺に攻撃を仕掛けたときで、死滅回游編の出来事ではありません。)
放送形態——最終回は「本編拡大スペシャル」だった
第3期は2026年1月8日(木)より、毎週木曜深夜0時26分から、MBS/TBS系28局の「スーパーアニメイズム TURBO」枠で全国同時放送されました。初回は第48話「執行」と第49話「もう一度」の1時間スペシャル。
そして最終回の第59話は、2026年3月26日(木)深夜0時26分より「本編拡大スペシャル」として放送されています。始まりも終わりも拡大枠だったわけですね。
ちなみに第3期のオープニングテーマはKing Gnu「AIZO」、エンディングテーマはjo0ji「よあけのうた」でした。
なぜ「相手を殺さず得点を譲らせる」で決着したのか——公式の総則10条が答え
公式サイトが掲げる死滅回游の総則、その最後の条文に「泳者は他泳者に任意の得点を譲渡することができる」とあります。第59話の決着は、このルールをそのまま使ったものなんです。
死滅回游は「殺し合い」と説明されがちですが、実際には10条からなる細かい規則で動いています。公式サイトの死滅回游ページには、その全文が掲載されています。
主な条文を、公式サイト掲載の総則から要旨にまとめると次のとおりです(第10条のみ、このあと原文を引用します)。
| 条項 | 内容(要旨) |
|---|---|
| 第1・2条 | 泳者は術式覚醒後19日以内に任意の結界で参加を宣誓する。違反者は術式を剥奪される |
| 第3条 | 非泳者は結界に侵入した時点で泳者となり、参加を宣誓したものと見做される |
| 第4・5条 | 他泳者の生命を絶つと点を得る。点は原則、術師5点・非術師1点 |
| 第6条 | 自身に懸けられた点を除いた100点を消費すると、管理者と交渉して総則を1つ追加できる |
| 第7条 | 管理者は、死滅回游の永続に著しく障る場合を除きルール追加を認めなければならない |
| 第8条 | 参加または点取得後19日以内に得点の変動がなければ、術式を剥奪される |
| 第9条 | 泳者は他泳者の「名前」「得点」「ルール追加回数」「滞留結界」を参照できる |
| 第10条 | 泳者は他泳者に任意の得点を譲渡することができる |
第10条(得点譲渡)が、第59話の決着を作った
この第10条が、第59話の決着をそのまま作っています。
泳者は他泳者に任意の得点を譲渡することができる。
出典: 死滅回游 総則 – TVアニメ「呪術廻戦」公式サイト
石流龍も烏鷺亨子も、乙骨に殺されたわけではない。負けを認めて、自分の得点を差し出した。それが第10条に定められた正規の手続きだからです。
このルールがあるから、死滅回游は単純な殺し合いになりません。交渉と譲渡が成立する余地がある。乙骨が短時間で大量得点を稼げたのも、この条文のおかげです。
第6条(100点でルール追加)が、物語を何度も動かしている
第6条は、もっと直接的に物語を動かします。
たとえば鹿紫雲一(CV:木村良平)。彼は死滅回游の開始から10日ほどで200点を獲得し、100点を使って「他泳者の情報を参照できる」というルールを追加しました。これが第9条です。強者を探すためだけに、彼はルールそのものを書き換えたわけです。
そして後述しますが、伏黒恵も同じ第6条を使おうとします。姉を死滅回游から離脱させるために。
その結末が、原作の死滅回游編の最終回になります。
第3条と第8条の、地味な怖さ
見落とされがちですが、第3条は相当えげつない条文です。「非泳者は結界に侵入した時点で泳者となり参加を宣誓したものと見做す」——事情を知らずに立ち入っただけで巻き込まれる。第8条も同様で、19日以内に得点が動かなければ術式を剥奪されます。隠れてやり過ごす、という選択肢が潰されているわけです。
【結論】: 死滅回游編が「わかりにくい」と感じたら、ストーリーを追い直すより先に公式サイトの総則10条を読んでください。
なぜなら私自身、初読のときは結界ごとの戦いを追うのに必死で、「なんで石流は乙骨に点をあげたんだ?」がずっと引っかかっていたからです。後になって総則を読み返したら、第10条にそのまま書いてあった。第59話の決着も、伏黒が100点にこだわった理由も、全部この10条から逆算できます。ルールブックを先に読むタイプのゲーム、と思ったほうが早いです。
原作の死滅回游編の最終回は第212話「膿む」——宿儺はなぜ虎杖から伏黒に乗り換えたのか
伏黒恵が姉・津美紀の離脱を図ろうとしたその直前に津美紀の正体が露見し、隙が生まれます。そこへ宿儺が「契闊」を使って虎杖の肉体を1分間奪い、呪物化した虎杖の指を伏黒に飲ませた——これが受肉先が移った理由です。
ここが死滅回游編の到達点であり、シリーズ全体でも屈指の絶望的な回です。
集英社公式の第24巻の内容紹介にも、その予兆が書かれています。
天元との同化の”慣らし”が進む中、伏黒は姉の津美紀を死滅回游から離脱させようとするが――!?
出典: 呪術廻戦 24 – 集英社コミック公式 S-MANGA
覚醒した津美紀と、反故にされた100点の作戦
伏黒津美紀は、伏黒恵の1つ年上の義姉です。血の繋がりはありません。恵の父・伏黒甚爾と津美紀の母親が結ばれたことで義理の姉弟になり、その親たちがいなくなって以降は、恵と津美紀の2人で暮らしてきました。
その津美紀は、恵が中学3年に上がって間もなく呪われ、寝たきりになります。原因は後に判明します。羂索によって死滅回游の泳者に選ばれ、マーキングされた際に羂索の呪力に当てられていたのです。
そして死滅回游が始まると、副作用が消えて津美紀は覚醒する。立てるまでに回復します。
恵の計画はシンプルでした。仲間と協力して集めた100点を使い、第6条で「津美紀を死滅回游から離脱させる」ルールを追加する。姉を助け出す、それだけです。
ところが——その計画を、当の津美紀本人が反故にします。
津美紀の身体に受肉していたのは誰だったのか
反故にされた瞬間、恵は理解します。目の前にいるのは姉ではない。津美紀の肉体に宿っていたのは、悪意を持って津美紀になりすましていた別人だった。
その正体は、平安時代の術師・万(よろず)。会津の出身で、術式は「構築術式」、領域展開は「三重疾苦」を使います。
万は受肉後しばらく津美紀のふりを続けていました。伏黒の話から「譲渡された得点を消費すれば死滅回游を離脱できる」と聞かされ、苦労せず点が手に入るならと黙っていたわけです。そして本性を露わにした後は、伏黒から譲渡された100点で「結界を自由に出入りできる」ルールを追加し、姿を消します。
万が求めていたのは、両面宿儺との戦いでした。
5年越しに回収された「契闊」——第1巻の縛りが最悪の形で発動する
そして、この回最大の一撃が来ます。
虎杖悠仁と宿儺のあいだには、物語のごく初期に結ばれた縛りがありました。呪胎戴天編で虎杖が一度命を落とした際、宿儺が「契闊」と唱えたら、ある条件下で肉体を明け渡す——という取り決めです。
その契闊が、ここで発動する。
宿儺は虎杖に肉体の主導権を1分間だけ明け渡させ、その1分で呪物化した虎杖の指を伏黒恵に飲み込ませました。結果、宿儺の受肉対象は虎杖から伏黒へ移ります。
約5年、200話以上を跨いで回収された伏線です。しかも回収のされ方が最悪。読者としては「そこで使うのか」と声が出ました。
受肉先が伏黒に移ると、何が変わるのか
伏黒恵が使うのは十種影法術。御三家・禪院家相伝の術式で、「奥の手」として魔虚羅という式神を持っています。宿儺からは「宝の持ち腐れ」と評されていた代物です。
その術式が、史上最強の呪術師の手に渡る。何が起きるかは、想像がつくと思います。
死滅回游編は、ここで幕を下ろします。第212話「膿む」、単行本第24巻収録。デスゲームの決着ではなく、味方側が最も大きなものを失う形での幕引きでした。
なお、この先の展開——宿儺との最終的な決着や虎杖たちのその後——については、宿儺との決着と虎杖たちの”その後”を追った結末ネタバレ記事で扱っています。
【結論】: 第212話は「賛否が分かれる回」ではなく「読者が全員そろって黙る回」なので、心の準備をしてから読んでください。
なぜなら私は第24巻を通勤電車の中で読んでいて、第212話のラストページで本当に手が止まったからです。しかも第24巻には第212話の直後に第213話「呪胎戴天-伍-」が続けて収録されています。つまり伏黒の身に起きたことの結果を、同じ巻の中でそのまま見せられる構成になっている。ページをめくる手を止められなくなるので、寝る前に読み始めるのはおすすめしません。
死滅回游編はどこからどこまで?「16巻から25巻」は正確ではない
死滅回游編は第18巻160話から第24巻212話まで。その後に続く24巻213〜215話と、24巻216話〜25巻222話は、章としては別扱いになります。
ネット上には「死滅回游編は16巻から25巻の前半まで」と書いている記事があります。気持ちは分かるんですが、これは前の章と後の章を巻き込んだ範囲です。
死滅回游編の正確な範囲と、その内訳
章としての死滅回游編は、さらに3つに分かれます。
| 区分 | 範囲 | 主な内容 |
|---|---|---|
| 各結界の戦い | 18巻160話〜23巻201話 | 東京第1・第2、仙台、桜島など各結界での戦闘。アニメ第3期はこの前半にあたる |
| 血と油・星と油編 | 23巻202話〜208話 | 羂索が天元を狙って薨星宮を襲撃。脹相・九十九由基と交戦する |
| 血と油・星と油編以後 | 24巻209話〜212話 | 米軍の進軍と結界の変質、そして津美紀の正体露見と契闊の発動 |
そして第24巻213話からは「呪胎戴天 -再帰-」編、第24巻216話から第25巻222話までは「死滅回游 その後」という別の章に移ります。
「死滅回游 その後」というタイトルがついている以上、死滅回游編そのものはその前で終わっている、というわけですね。
第24巻には「最終回」と「次の章」が同居している
ややこしさの原因は、ここにあります。
集英社公式の収録話一覧によれば、第24巻には第209話から第217話までが入っています。つまり死滅回游編の最終回である第212話「膿む」と、次の章の開幕である第213話「呪胎戴天-伍-」が、同じ1冊の中に並んでいる。
章の区切りと単行本の巻の境目が一致していないんです。だから「何巻まで」で数えると必ずズレます。話数で押さえるのが確実です。
アニメ第3期の続きは、第21巻・第181話から
結論だけ先に書くと、アニメ第3期の続きは第21巻「東京第2結界①」(第181話)からです。第20巻の最終収録話が第180話「仙台結界⑦」なので、そこからきれいに繋がります。
どの巻をどう買い進めるか、完結までの読み方も含めた手順は、アニメの続きを漫画21巻から完結まで読み切る手順にまとめてあります。
死滅回游編だけを読むなら、第18巻から第24巻までの7冊。アニメの続きから追うなら第21巻から。原作の完結まで走り切るなら、第30巻までの全30巻です。電子書籍なら初回クーポンが効くストアが多いので、まとめて買うときほど差が出ます。
第4期「死滅回游 後編」はいつ放送?公式が現時点で言っていることだけ
2026年8月時点で、放送時期は公式未発表です。公式サイトのON AIRページの表記は「鋭意制作中」のまま。確定しているのは、制作決定・ティザーPV公開・監督就任の3つだけです。
公式が発表している事実だけを並べる
- 2026年6月19日、第4期「死滅回游 後編」のティザーPVが公開された
- ティザーPVでは、術式を開放して戦う秤金次と鹿紫雲一、禪院真希、羂索に立ち向かう脹相と九十九由基、そして虎杖悠仁・伏黒恵の死闘が描かれている
- スタッフは「総監督:御所園翔太/監督:佐藤 威(さとう たける)」の二層構成。佐藤は第3期で演出・副監督を務めた人物
- 公式サイトのNEWSは、2026年8月25日付のエントリーまで放送時期を告知していない
佐藤威監督は、就任にあたってこうコメントしています。
非常に大きな熱を持つ作品、そして多くの方に愛されている大切な原作をお預かりする責任の重さを、日々強く感じています。
出典: TVアニメ第4期「死滅回游 後編」ティザーPV公開! – TVアニメ「呪術廻戦」公式サイト, 2026年6月19日
なお「佐藤威が単独で監督を務める」と書いている記事を見かけますが、公式のSTAFF/CASTページでは御所園翔太が総監督としてクレジットされています。二層体制です。
ネットで見かける「2027年1月」は、どこから来たのか
検索すると「2027年1月放送」「早ければ2027年、現実的には2027年後半〜2028年」といった数字が出てきます。
これらは全部、ファンやまとめサイトの予想です。公式発表ではありません。
前編の放送終了が2026年3月、ティザーPV公開が同年6月。この間隔と過去シーズンの制作ペースから逆算した推測、というのが実際のところです。参考にはなりますが、確定情報として扱うのは危険だと思います。
後編はどこから描かれるのか
始点だけは確定しています。第3期が第180話までを映像化したので、後編は第21巻・第181話「東京第2結界①」から始まるはずです。
一方、どこまで描くかは未発表です。死滅回游編の最終回である第212話までなのか、「死滅回游 その後」の第222話あたりまで含めるのか。ここを断定している記事はすべて予想と考えてください。
【結論】: 第4期の放送時期については、「公式は何も言っていない」と書いてある記事のほうを信用してください。
なぜなら私は前編の放送前、ネットで見かけた放送時期の予想を鵜呑みにして秋アニメの視聴予定を組み、まるまる空振りしたことがあるからです。実際の放送開始は2026年1月8日でした。公式サイトのON AIRページは1ページ見るだけで現在の状況が分かるので、気になったらそこを直接確認するのがいちばん早いです。
死滅回游編が「つまらない」と言われる理由と、それでも追う価値
全国10か所の結界で戦いが同時に進むため視点が細かく切り替わること、そして直前の渋谷事変編からトーンが大きく変わったこと。この2つが、賛否の主な理由として挙げられています。
賛否の理由を4つに分解する
1つめは、構造の複雑さ。 死滅回游は羂索が全国に10個設定した結界を舞台に、虎杖・伏黒・乙骨・秤・パンダ・真希・加茂憲紀という複数の視点で進行します。1つの戦いに集中していると別の結界に場面が飛ぶので、「今どこの話だっけ」となりやすいという指摘が目立ちます。
2つめは、トーンの転換。 直前の渋谷事変編は、五条悟の封印から始まって畳みかけるように展開する、シリーズの一つのピークでした。そこから急に「ルールのあるデスゲーム」に切り替わる。この落差に戸惑ったという声は多く見かけます。
3つめは、新キャラの物量。 受肉した過去の術師が一気に登場します。石流龍、烏鷺亨子、ドルゥヴ・ラクダワラ、鹿紫雲一、万、来栖華——名前と術式を覚えきる前に次が出てくる、という感想もよく挙がります。
4つめは、アニメ版のペース配分。 第3期は原作の第180話までを全12話に収めているため、駆け足に感じたという声があります。
それでも死滅回游編が効いてくる理由
ただ、私は「わかりにくい」と「つまらない」は別物だと思っています。
死滅回游編の面白さは、ルールが物語を駆動する構造そのものにあります。第59話で乙骨が得点を譲り受けたのも、第212話で伏黒が100点にこだわったのも、すべて総則の条文から出てきた行動です。感情や勢いではなく、規則の隙間を突き合う戦い。
そして群像劇としての厚みも、この章で一気に増します。秤金次と鹿紫雲一、日車寛見、髙羽史彦——渋谷事変までは主要キャラ以外に踏み込む余裕がなかった作品が、ここで一気に人物を掘り下げにかかる。
何より、第212話の一撃はこの助走がないと成立しません。伏黒が姉のために点を集める過程を200話近く見てきたからこそ、あの結末が刺さる。
死滅回游編は、あの一撃のための長い長い前振りだった——読み終えてから、私はそう思っています。
📥 保存版:死滅回游 主要泳者の結界・立場・結末 早見表
このままスクショして、見返しながら読むと迷いません。
なお下の表は、アニメ第3期および原作の死滅回游編で名前と役割が明示された主要人物に絞ったものです。死滅回游の泳者は作中に多数登場するため、全泳者の一覧ではありません。
| 泳者・キャラ名(CV) | 所属結界 | 立場・特徴 | 死滅回游編での結末 |
|---|---|---|---|
| 乙骨憂太(緒方恵美) | 仙台 | 五条悟に次ぐ現代の異能 | 生存。四つ巴を制し石流・烏鷺から得点を譲り受ける |
| 石流龍(東地宏樹) | 仙台 | 伊達藩に属した400年前の術師。泳者一の呪力出力で「大砲」 | 生存。乙骨との撃ち合いの末に倒れ得点を譲渡 |
| 烏鷺亨子(水樹奈々) | 仙台 | 平安の術師。元藤氏直属暗殺部隊「日月星進隊」隊長 | 生存。石流の砲撃で戦闘不能となり終戦後に得点を譲渡 |
| ドルゥヴ・ラクダワラ | 仙台 | 倭国大乱で単独列島制圧を成した過去の術師。式神使い | 死亡。乙骨により討伐される |
| 黒沐死(野津山幸宏) | 仙台 | 羂索が解放したゴキブリの特級呪霊。単為生殖が可能 | 死亡。乙骨の反転術式で祓われる(子も石流と乙骨が撃破) |
| 虎杖悠仁(榎木淳弥) | 東京第1 | 主人公。両面宿儺の器 | 生存。契闊の発動で宿儺の受肉先を失う |
| 伏黒恵(内田雄馬) | 東京第1 | 禪院家当主。十種影法術の使い手 | 生存。ただし第212話で宿儺の受肉体にされる |
| 伏黒津美紀(早見沙織) | 東京第1 | 伏黒恵の1つ年上の義姉 | 肉体を万に受肉され、本人の人格は戻らない |
| 万(よろず) | 東京第1 | 津美紀を器に受肉した平安の術師。構築術式 | 生存(死滅回游編の時点)。100点でルールを追加し姿を消す |
| 日車寛見(杉田智和) | 東京第1 | 弁護士から術師として覚醒。領域展開「誅伏賜死」 | 生存。虎杖に敗れた後ルールを追加し、のちに高専側へ合流 |
| 秤金次(中井和哉) | 東京第2 | 高専の問題児。死滅回游の平定に協力 | 生存。鹿紫雲一との激突を制する |
| 鹿紫雲一(木村良平) | 東京第2 | 400年前の術師。宿儺との戦いだけを求める | 生存。秤に敗れ、宿儺と戦う条件で高専に協力 |
| 禪院真希(小松未可子) | 桜島 | 禪院家を出た術師。呪力を持たない | 生存 |
| 羂索(櫻井孝宏) | (主催側) | 死滅回游の首謀者。夏油傑の肉体を乗っ取っている | 生存。天元をコントロール下に置いたとほのめかす |
呪術廻戦をもう一度見る・原作で先を読むならどこ?
第3期をもう一度見返すなら見放題の配信サービス、第181話から先を読むなら電子書籍が最短です。それぞれ整理します。
アニメを見るなら
第59話は、乙骨憂太が反転術式で黒沐死を祓い、石流龍と呪力を撃ち合うという密度の高い戦闘が連続する回です。しかも最終回は「本編拡大スペシャル」で尺が伸びている。スマホの小さい画面で流し見するより、腰を据えて見返したときのほうが確実に情報量が増えます。第58話の伏黒とレジィ・スターの領域勝負も、一度結末を知ってから見ると駆け引きの意味が変わって見えました。
| サービス | 料金 | 無料お試し期間 | 特徴・おすすめ | 配信状況 |
|---|---|---|---|---|
| DMM TV | 月額550円 | 14日間 | 月額が最も手頃でアニメ作品数が多い | 見放題 |
| Amazon Prime Video | 月額600円〜 | 30日間 | プライム会員なら追加料金なしで第1期から視聴できる | 見放題 |
| dアニメストア | 月額660円〜 | 31日間 | アニメ特化。第1期から劇場版まで揃えやすい | 見放題 |
| ABEMA | 月額680円〜 | なし | 広告つきプランあり。一部エピソードは無料枠でも配信 | 見放題 |
| Netflix | 月額890円〜 | なし | 広告つきスタンダードプランから視聴できる | 見放題 |
| TELASA | 月額990円 | 15日間 | テレビ朝日系作品とまとめて楽しみたい人向け | 見放題 |
| Hulu | 月額1,320円 | なし | 追加課金なしの単一プランで全シリーズを視聴できる | 見放題 |
| Disney+ | 月額1,250円〜 | なし | 他ジャンルの独占作品と併せて契約したい人向け | 見放題 |
| Lemino | 月額1,540円〜 | 31日間 | 無料プランがあり作品ページを確認してから加入を判断できる | 見放題 |
| U-NEXT | 月額2,189円 | 31日間 | 毎月付与されるポイントを原作コミックスの購入に回せる | 見放題 |
上記はいずれも公式サイトのON AIRページに見放題配信として掲載されているサービスです。ほかにも見放題で扱っているサービスがあるので、契約中のサービスがある方はまずそちらを確認してみてください。
迷ったら、この作品に限ってはU-NEXTを推します。理由は単純で、第3期を見返した人はほぼ確実に「続きを原作で読みたい」に着地するからです。毎月付与されるポイントをそのまま第21巻以降の購入に回せるのは、月額だけ見れば高くても結局トータルで安く済みます。とにかく月額を抑えたいならDMM TV、すでにプライム会員ならAmazon Prime Videoで追加負担ゼロ、という選び方でいいと思います。
原作で先を読むなら
第181話「東京第2結界①」から第212話「膿む」までは、単行本にして第21巻から第24巻の4冊。ここまで読めば死滅回游編の決着まで届きます。紙で揃えると場所を取るうえに、第24巻は「最終回の次の章」まで入っているので続きが気になって止まらなくなる。深夜に読み始めても翌朝すぐ次が読める電子書籍のほうが、この章に関しては相性がいいです。
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読み方は3通りあります。死滅回游編だけなら第18巻から第24巻の7冊、アニメの続きからなら第21巻から4冊、完結まで走るなら全30巻です。
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死滅回游編にハマった人がだいたい次に欲しくなるのが、乙骨や宿儺のフィギュアと第3期のBlu-rayです。「呪術廻戦 死滅回游 前編」のBlu-ray & DVDは全4巻構成で、公式サイトにもVol.1からVol.4までの商品ページが並んでいます。映像特典まで揃えたい人は、中古も含めて探すと見つかりやすい。紙の全巻セットを一気に揃えたい場合も、中古なら大幅に安く済みます。
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よくある質問(FAQ)
まとめ
「呪術廻戦 死滅回遊 最終回」の答えは、2つあります。
アニメ第3期「死滅回游 前編」の最終回は第59話「仙台結界コロニー」。乙骨憂太が仙台結界の四つ巴を制圧して終わります。この回で命を落としたのはドルゥヴ・ラクダワラと黒沐死で、石流龍と烏鷺亨子は生存したまま得点を譲渡しました。
原作の死滅回游編の最終回は第212話「膿む」、単行本第24巻収録。伏黒恵が姉・津美紀を助けようとした矢先に正体が露見し、その隙に宿儺が契闊を発動して受肉先を虎杖から伏黒へ移します。
そして押さえておきたいのが範囲の話。死滅回游編は第18巻160話から第24巻212話までで、アニメ第3期が映像化したのは第180話まで。続きは第21巻・第181話からです。
第4期「死滅回游 後編」は制作決定済みですが、放送時期は2026年8月時点で公式未発表。ネットに出回っている放送時期はすべて予想なので、待つ間に原作で先を読んでしまうのも手だと思います。
死滅回游編の先、宿儺との最終的な決着までを知りたい方は結末ネタバレの解説記事へ、どの巻をどう買い進めるか迷っている方はアニメの続きを21巻から読み切る手順へどうぞ。
参考文献・出典
- 死滅回游|TVアニメ「呪術廻戦」公式サイト – 死滅回游の総則10条・時系列
- EPISODES|TVアニメ「呪術廻戦」公式サイト – 第3期 全12話のサブタイトル
- #59「仙台結界コロニー」|TVアニメ「呪術廻戦」公式サイト – 第3期最終回のあらすじ
- STAFF/CAST|TVアニメ「呪術廻戦」公式サイト – 第3期・第4期のスタッフとキャスト
- ON AIR|TVアニメ「呪術廻戦」公式サイト – 放送・配信情報および第4期の制作状況
- TVアニメ第4期「死滅回游 後編」ティザーPV公開! – 佐藤 威監督コメント, 2026年6月19日
- MUSIC|TVアニメ「呪術廻戦」公式サイト – 第3期オープニングテーマ情報
- 呪術廻戦 20|集英社コミック公式 S-MANGA – 第20巻の収録話一覧
- 呪術廻戦 21|集英社コミック公式 S-MANGA – 第21巻の収録話一覧
- 呪術廻戦 24|集英社コミック公式 S-MANGA – 第24巻の収録話一覧・内容紹介
- 呪術廻戦 – Wikipedia – 章構成・登場人物
- 呪術廻戦 第18巻〜第24巻(芥見下々/集英社ジャンプコミックス)
