この記事は、TVアニメ第1期最終話(第12話)の結末と、原作小説第9巻までの内容紹介、作者のWeb版(カクヨム)の場面に触れる核心のネタバレを扱います。
まだ最終話を見ていない方は、先に本編をご覧になることをおすすめします。
『勇者刑に処す 懲罰勇者9004隊刑務記録』第1期の最終回(第12話)では、パトーシェ・キヴィアが共生派の伯父マーレン・キヴィアを自らの剣で討ち、捕らえられた末に自ら首をはねて勇者刑を受けます。同じ回で、イリの身体に寄生していた魔王現象スプリガンがテオリッタを襲い、地下水路では砲兵ライノーが自分も魔王現象だと明かしてスプリガンを踏み潰しました。
最終回、情報量が多すぎませんでしたか。ナイフ、地下水路、そして独房。私も見終えたあと、しばらく画面の前で固まっていました。
しかも検索してみると、まとめ記事ごとに伯父の名前も黒幕も違う。「聖女ユリサが怪しい」と書く記事もあれば、黒幕は不明とだけ書く記事もあります。どれを信じればいいのか、迷った方も多いはずです。
この記事では、公式サイトのキャラクター紹介と人気投票ページ、KADOKAWAの原作全巻の紹介文と目次、作者のWeb版の該当話で確かめたことと、ネット上の考察をはっきり分けて整理します。
※本記事は2026年10月17日時点の情報です。TVアニメ第2期は制作決定済みですが、放送時期は発表されていません。
- 最終回(第12話)で起きた3つの出来事と、その順番
- パトーシェが伯父マーレンを討ち、自ら勇者刑を選んだ理由
- ザイロは本当に女神を殺したのか、「陥れられた」とはどういう意味か
- ネットの黒幕説(伯父の別表記・聖女ユリサ黒幕説)がどこまで正しいか
- アニメの続きは原作の何巻からか、既刊9巻で何が起きるか
- 第1期を見返す方法と、原作小説を読む方法
最終回(第12話)で何が起きた?イリの襲撃・ライノーの告白・パトーシェの勇者刑
第12話では、イリに寄生したスプリガンの襲撃、ライノーの正体の告白、パトーシェの勇者刑という3つの出来事が続けて描かれます。2026年3月26日に放送された第12話「刑罰:ヨーフ・チェグ港湾避難救助 3」が、第1期の最終話です。
3つは同じ回の中で並行して描かれます。ただ、場所も登場人物もばらばら。一度に見ると、どれが本筋なのか見失いやすい構成になっています。順番に追っていきます。
イリ(スプリガン)のナイフがテオリッタを襲う——ザイロたちの咄嗟の対応で防がれる
港湾部での激闘を終えた帰り道。ザイロ・フォルバーツ(CV:阿座上洋平)は《女神》テオリッタ(CV:飯塚麻結)の頭を撫で、素直に労っていました。
そこへ現れたのが少女イリです。WEBザテレビジョンの第12話レビューによると、イリはすでに人間に寄生する魔王現象スプリガンに乗っ取られていました。ザイロたちの隙を突き、隠し持っていたナイフでテオリッタに襲いかかります。
奇襲は、ザイロたちの咄嗟の対応で防がれます。穏やかな場面からの急転で、私はここで思わず息を止めました。
公式サイトの人気投票ページは、スプリガンを次のように紹介しています。
魔王現象五十九号。かつてリデオに引き取られたイリの身体に寄生していた。
出典: TVアニメ「勇者刑に処す」第2期制作記念 キャラクター人気投票 – 公式サイト(スプリガン(イリ)の紹介文)
リデオ・ソドリックは冒険者ギルドの長で、共生派から《女神》暗殺の依頼を請け負っていた人物です。第8話・第9話の「ソドリック街区潜入調査」で積み上げた不穏さが、最終話で少女の姿をとって戻ってきたわけです。
地下水路でライノーが明かした正体——自分も魔王現象だった
手傷を負ったスプリガンは、地下水路へ逃げ込みます。その前に現れたのが、懲罰勇者の砲兵ライノー(CV:中村悠一)でした。
ライノーは、自分もまた魔王現象であること、人間からはこの肉体の元の持ち主の名前でライノーと呼ばれていることを、あっさり告白します。同族殺しの快楽のために戦っているという本性をさらけ出し、スプリガンを踏み潰しました(WEBザテレビジョン第12話レビュー)。
公式サイトの人気投票ページも、ライノーを「自ら懲罰勇者に志願した変わり者。その正体は魔王パック・プーカ。」と紹介しています。つまり「人間に化けた魔王現象では?」は考察ではなく、公式が書いている事実です。
ライノーは第10話で部隊に合流したばかり。礼儀正しいのに民間人を巻き込む作戦を平然と口にする、あの違和感の答えが第12話で出たことになります。
その裏で、パトーシェは伯父マーレンと対峙していた
もう一つの舞台は、聖騎士団の側です。第十三聖騎士団の団長パトーシェ・キヴィア(CV:石上静香)は、伯父で大司祭のマーレン・キヴィアと向き合っていました。
マーレンは自らが共生派であることを認め、パトーシェは伯父を討つことになります。その後の独房での選択までが、第12話のもう一つの柱です。
第1期は、ザイロの物語として始まり、パトーシェが懲罰勇者になる場面で幕を下ろします。この「主人公が入れ替わったかのような終わり方」こそ、最終回が語られ続ける理由だと私は考えています。次の見出しで、パトーシェの選択を詳しく見ていきます。
最終回を見返すなら、第10話から続けて見てください。第10話でマーレンが民衆の前で祈りの言葉を口にした瞬間、パトーシェの顔が引きつります。初見の私はただの不信だと思って流していましたが、第12話のあとに見返すと、あの一瞬が疑いから確信への入口だったと分かります。

パトーシェはなぜ勇者刑になったのか?共生派の伯父マーレンを討ち、自ら首をはねた理由
パトーシェは共生派だった伯父マーレンを討って大司祭殺害の罪に問われ、共生派と誤解されたまま死ぬことを拒んで勇者刑を選びました。罪を逃れるためではなく、「誰とも知れない人々のために戦う」ことを誓った結果です。
ここは第1期でいちばん重い場面です。人物の立場から順に確認していきます。
パトーシェ・キヴィアとは——本来はテオリッタと契約するはずだった聖騎士団長
公式サイトのキャラクター紹介は、パトーシェをこう書いています。
第十三聖騎士団の団長。本来は《女神》テオリッタと契約するはずだった。
出典: CHARACTER|TVアニメ『勇者刑に処す 懲罰勇者9004隊刑務記録』公式サイト – パトーシェ・キヴィアの紹介文より
テオリッタが眠っていた棺を盗んだのは、懲罰勇者のドッタ・ルズラス(CV:堀江瞬)です。公式紹介にも、ドッタは「《女神》の棺からまったく無意味なものまで」盗もうとする男だと書かれています。
つまりパトーシェは、自分が契約するはずだった《女神》を、罪人の部隊に横取りされた側です。物語の序盤でザイロに厳しく当たるのも無理はありません。
同じ紹介文には「《女神》のためなら自身の命も勇者の命も投げ捨てられる」ともあります。真面目で、自分を勘定に入れない人。この性格が、最終話の選択にそのままつながります。
マーレン・キヴィアは何者?——教会の大司祭で伯父、裏では共生派
マーレン・キヴィアについて、公式の紹介文は短くこう書いています。
教会の大司祭でパトーシェの伯父。裏では共生派として暗躍していた。
出典: TVアニメ「勇者刑に処す」第2期制作記念 キャラクター人気投票 – 公式サイト(マーレン・キヴィアの紹介文)
このページでマーレンが分類されているのは「魔王現象に与する人類」の枠です。共生派とは、魔王現象の側に立った人間たちのことだと受け取ってよいでしょう。
表記には注意が必要です。WEBザテレビジョンの各話レビューは「叔父」と書いていますが、公式人気投票ページの表記は「伯父」です。まとめ記事の中には、名前を「マール」で始まる別の表記で紹介しているものもあります。公式の表記は「マーレン・キヴィア」です。
第10話から積み重なった疑い——祈りの言葉に顔を引きつらせた理由
パトーシェの疑いは、最終話で突然生まれたものではありません。
WEBザテレビジョンの第10話レビューによると、マーレンは実の娘のようにパトーシェを大切にしてきた人物です。ところがパトーシェは、どこかで伯父に疑いの目を向けていました。ベネティム・レオプール(CV:土岐隼一)に伯父の名前を出されただけで、これまでにないほど狼狽し、激怒します。
そして第10話の終盤。マーレンは対立していた軍部と神殿を協力させ、フェアリーの侵入に対処します。けれど、民衆の前で祈りの言葉を口にした瞬間、パトーシェは絶望したような表情を浮かべました。
尊敬してきた人が、人類の裏切り者かもしれない。第10話から第12話までのパトーシェは、その疑いを抱えたまま戦っていたことになります。
伯父を討った理由——「家族と一部の正しい者だけを救う」思想を止めるため
第12話で、マーレンは自らが共生派であることを認めます。WEBザテレビジョンのレビューによると、マーレンは「人類はやがて敗北する」と確信していました。そのうえで、愛する家族と一部の正しい者だけを救おうとしていたのです。
この理屈、ある意味では筋が通っています。身内を守りたいという気持ちは、誰にでもあるものです。
でもパトーシェは、それを許しませんでした。見ず知らずの人を見捨てる考え方を、どうしても受け入れられなかったからです。その歪んだ思想を止めるため、パトーシェは涙ながらに自らの剣で伯父の胸を貫きます。
この対峙では、マーレンの攻撃からパトーシェをかばった部下の歩兵長ラジート・ヒスローも犠牲になりました(アニメイトタイムズの第12話振り返り)。
ここが第12話の核心だと思います。伯父は「家族」を選び、パトーシェは「誰とも知れない人々」を選んだ。同じキヴィア家の二人が、正反対の答えを出したわけです。
「共生派と誤解されたまま死にたくない」——自ら首をはねる道を選んだ意味
アニメイトタイムズの第12話振り返りによると、パトーシェはマーレンだけでなく、自分をかばったラジートの殺害まで罪に問われ、牢に入れられます。そこへ現れたのが、カフゼン・ダクロームと《女神》エンフィーエでした。
公式人気投票ページはカフゼンを「ある思惑のもと、ザイロたちに勇者刑を通告する男。《女神》エンフィーエの契約者。」と紹介しています。エンフィーエは「情報を本の形で召喚する《女神》」です。
WEBザテレビジョンのレビューによると、カフゼンは「女神を信じて死ぬか、信じずに死ぬか。選択肢はその二つだ」と迫ります。パトーシェは、共生派だと誤解され、部下や勇者たちから軽蔑されたまま死ぬことを拒みました。そして誰とも知れない人々のために戦うことを誓い、自ら剣を取って自分の首をはねる道を選びます。
勇者刑とは、殺されても蘇生され、戦い続ける刑罰です。つまり「首をはねる」は、懲罰勇者として生き直すための入口でもありました。
正直、ここは見ていて言葉が出ませんでした。伯父を討った直後に、今度は自分の命を差し出す。パトーシェにとって勇者刑は罰であると同時に、汚名を晴らす唯一の道だったのだと思います。
原作のWeb版では場面が少し違う
作者がカクヨムで連載しているWeb版でも、同じ流れが描かれています。ただし細部はアニメと違います。
Web版の「刑罰:ヨーフ・チェグ港湾避難救助 顛末」では、マーレンは隠し持っていた雷杖でパトーシェを狙います。歩兵長のラジート・ヒスローがとっさにパトーシェを突き飛ばしてかばい、稲妻に胸を穿たれました。パトーシェの剣がマーレンの首を貫くのは、その直後です。
続く「王国裁判記録 パトーシェ・キヴィア」では、牢を訪れる査察官が、伯父の人望と能力を恐れて殺したのだという別の動機を認めさせようとします。そこへ《女神》エンフィーエを連れた男が現れ、「共生派として死刑になる」か「懲罰勇者になる」かの選択肢を示しました。Web版では男が刃を振るい、「パトーシェ・キヴィア。あなたを勇者刑に処す」と告げます。
アニメは「自ら首をはねる」形に変えています。本人の手で選ばせたことで、彼女の覚悟がより強く伝わる演出になっていると私は感じました。なお、KADOKAWAの原作第2巻の目次の最後の章は「王国裁判記録 パトーシェ・キヴィア」です(書籍版の文面は未確認)。
キャスト発表のとき、パトーシェ役の石上静香さんはこうコメントしていました。
パトーシェさんは聖騎士団の団長として、どう勇者刑の方々と関わっていくのか。アニメの放送を楽しみにお待ちください!
出典: アニメ『勇者刑に処す』石上静香、堀江瞬、土岐隼一が演じる新キャラ公開。AnimeJapanにも声優陣が登場 – 電撃オンライン, 2025年2月19日
第1期の最後に示された答えは、「自分も勇者になる」でした。発表当時にこのコメントを読んでいた方ほど、最終話は胸に刺さったのではないでしょうか。
パトーシェの選択に納得しきれないなら、原作第2巻の最後の章を先に読んでみてください。目次で「王国裁判記録 パトーシェ・キヴィア」と名づけられた章です。Web版の同名話を読んだ私は、査察官が「別の事実」を認めさせようとする描写で、彼女が何を恐れていたのかがやっと腑に落ちました。
ザイロは本当に女神を殺したのか?セネルヴァの死と「陥れられた」の中身
ザイロは、かつて契約していた《女神》セネルヴァを自らの手で殺しています。陥れられたのは、殺すしかない状況に追い込んだ救出命令の方です(その命令は裁判で「存在しない」とされました)。
ネットでは「冤罪」と書く記事と「女神の願いで殺した」と書く記事が混在しています。公式の言葉から整理すると、両方の半分ずつが正しいことが分かります。
公式は「殺しの大罪を犯した」と「陥れた者へ復讐」を両方書いている
まず公式サイトのキャラクター紹介です。ザイロの罪状は「対神暴行致死 等」と書かれています。
元聖騎士団長でありながら《女神》殺しの大罪を犯したがために懲罰勇者となった。
出典: CHARACTER|TVアニメ『勇者刑に処す 懲罰勇者9004隊刑務記録』公式サイト – ザイロ・フォルバーツの紹介文より
人気投票ページのセネルヴァの紹介も、「ザイロの手により息絶える」です。殺害そのものは、公式がはっきり事実として書いています。
一方で、公式サイトのストーリー紹介には「生き抜くため、自らを陥れた者へ復讐を果たすため――。」という一文があります。殺したのは事実。けれど、誰かに陥れられた。この二つが同時に成り立つのが、ザイロの過去の厄介なところです。
裁判で「存在しない」とされた救出命令と、来なかった援軍
では「陥れられた」の中身は何か。作者のWeb版「王国裁判記録 ザイロ・フォルバーツ」に、裁判の場面が書かれています。
当時のザイロは「連合王国聖騎士団第五隊、総隊長」でした。ガルトゥイル司令部の正規の命令書を受け、孤立した友軍「ユトブ方面7110歩兵隊」を救出するため、魔王現象十一号に挑みます。
ところが、ザイロの証言によれば救出を指示された部隊はおらず、来るはずだった援軍も来ませんでした。裁判で聴罪官は「そのような命令は存在しない」と言い切り、ザイロの行動を独断として扱いました。
ザイロは法廷で、この裁判の結論は最初から決まっていたと悟ります。最後に彼が叫ぶのは、自分と聖騎士団、そしてセネルヴァを嵌めた者たちを「絶対に殺してやる」という言葉でした。
なぜ殺すしかなかったのか——魔王現象に侵食されかけた《女神》
孤立したまま戦い続けたセネルヴァは、力を使い果たしていました。Web版のザイロは裁判で、力を失った《女神》は衰弱して無防備になり、魔王現象に侵食されると訴えています。
魔王現象に侵食された《女神》ほど危険な存在はいない
出典: 王国裁判記録 ザイロ・フォルバーツ – ロケット商会『勇者刑に処す 懲罰勇者9004隊刑務記録』, カクヨム(Web版)
《女神》の力をふるう魔王が生まれる可能性すらあった。セネルヴァ自身もそれを分かっていたと、ザイロは語ります。だから彼は、契約した《女神》を自分の手で止めるしかなかったのです。
聴罪官は「そのような事象は報告されていない」と退け、その可能性は神殿によって否定されていると告げます。ザイロの見立てでは、神殿には《女神》は完全でなければならないという教義があるからです。真実を語る場は、ザイロには与えられませんでした。
拘束されたザイロが言う「そいつら」は誰のこと?
アニメにも、拘束されたザイロが叫ぶ場面があります。放送が始まったばかりの2026年1月、Yahoo!知恵袋にはこんな質問が寄せられていました(回答者は第1話のエンディングの場面と受け取っています)。
最後のシーンで一刻も早くそいつらを見つけないととザイロが囚われながら言ってますが、そいつらって誰のこと言ってますか?
出典: 勇者刑に処すアニメについて質問です。最後のシーンで一刻も早くそいつらを見つ… – Yahoo!知恵袋 – Yahoo!知恵袋の質問(2026年1月)
答えは、ザイロと聖騎士団とセネルヴァを嵌めた者たちです。Web版の裁判の場面で、ザイロは「神殿にも軍にも、こんな茶番を真面目に考えるようなやつが上にいる」と叫んでいます。
ただし、それが誰なのかは第1期では明かされていません。ここが次の「黒幕は誰?」につながります。
原作第5巻で再び現れる「ユトブ方面7110部隊」
この部隊の名前は、原作で再び出てきます。KADOKAWAの原作第5巻(2023年8月17日発売)の紹介文に、こうあります。
「ユトブ方面7110部隊」――それは、ザイロにとって忘れることのできない過去の因縁で……。
出典: 勇者刑に処す 懲罰勇者9004隊刑務記録V – KADOKAWA, 内容紹介より
紹介文は、首席大司祭選挙の政治工作の中で「暗躍する謎の存在にたどり着く」と書いたうえで、この部隊名を挙げています。裁判で「存在しない」とされた部隊の名前が、陰謀の手がかりとして戻ってくるわけです。第5巻は「書籍版オリジナル・エピソード」です。ザイロを陥れた陰謀の糸口を追いたい方は、ここが一つの目印になります。
放送序盤の裁判の場面を見たとき、私は「女神殺しは濡れ衣なんだ」と受け取っていました。公式の紹介文は「大罪を犯した」と書いています。殺したのは事実で、嵌められたのは命令の方——この順番で押さえると、第1話のザイロの怒りがまったく違って聞こえます。
黒幕は誰?ネットの「叔父が黒幕」「聖女ユリサ黒幕説」を公式・原作で検証
ザイロを陥れた黒幕は、アニメ第1期でも原作の紹介文でもまだ明かされていません。ネットで出回る「伯父(叔父)が黒幕」「聖女ユリサが勇者刑を動かしている」という説は、公式の記述と食い違います。
ここは、旧版の本記事も含めて誤った情報が広まりやすい部分です。一次情報で確かめられる範囲を、一つずつ見ていきます。
ネットで広まる黒幕説はどこから来たのか
黒幕を扱うまとめ記事の中には、出典も巻数も示さないまま、伯父を別の名前で紹介し、聖女ユリサを「黒幕に近い人物」として並べるものがあります。軍と神殿の幹部による秘密組織、という説明も同じ記事に見られました。
いずれも、公式サイト・KADOKAWAの原作紹介文・Web版本文で裏付けを見つけられませんでした。出典が示されていない以上、少なくとも一次情報で確かめられる説ではありません。
伯父の名前は「マーレン・キヴィア」——共生派は『魔王現象に与する人類』
伯父の正しい名前と肩書きは、先ほど見た公式人気投票ページのとおり「マーレン・キヴィア」「教会の大司祭」です。
マーレンは確かに共生派で、人類の裏切り者でした。ただ、公式の分類は「魔王現象に与する人類」の一人です。シジ・バウや鉄鯨、リデオ・ソドリックも同じ枠に並んでいます。
ザイロを陥れた件とマーレンを結びつける公式の記述は、確認できませんでした。共生派が物語の敵勢力の一つであることは確かですが、「マーレン=ザイロを陥れた黒幕」と断定する根拠はありません。
聖女ユリサの正体——セネルヴァの力を移植された《聖女》
聖女ユリサは、原作に実在する人物です。ただし、描かれ方は黒幕とはまったく逆でした。
作者のWeb版「聖女運用記録:第二王都ゼイアレンテ奪還作戦」では、「聖女計画」が語られます。死亡した《女神》セネルヴァの力を、右腕と右目ごと一人の人間に移植するという計画です。宰相と総帥の認可が下り、実戦配備されたのがユリサ・キダフレニーという少女でした。
Web版の地の文は、彼女を「かつての《女神》セネルヴァの遺骸を切り取り、継ぎはぎした少女」と書いています。人前でうまく話せず、頭を勢いよく下げる、ぎこちない少女として登場します。
KADOKAWAの原作紹介文でも、ユリサは人類の側にいます。
- 第4巻(2022年12月16日発売):「聖女ユリサの導きに活路を見出した聖騎士団が強固な城壁の突破に成功し」
- 第8巻(2026年1月17日発売):「ノーファンから北へ進軍する聖女ユリサの援護を命じられ」
- 第9巻(2026年10月16日配信開始):「懲罰勇者部隊は《聖女》ユリサの本隊とともに進軍を開始する」
第4巻の目次の最初の章は、Web版と同じ「聖女運用記録:第二王都ゼイアレンテ奪還作戦」です。章題が「運用記録」になっている点が、私には引っかかりました。《聖女》は人ではなく、兵器のように「運用」される存在として書かれているのです。
ザイロが殺したセネルヴァの力を、別の少女が背負って戦っている。黒幕どころか、ザイロの過去をいちばん重く引き受けている人物だと私は読んでいます。
現時点で確定していること・まだ分からないこと
ここまでの内容を表にまとめます。
| 論点 | 確定していること | まだ分からないこと |
|---|---|---|
| ザイロを陥れた者 | 裁判で「存在しない」とされた救出命令と、来なかった援軍があった(Web版) | 命令を出した人物・組織の正体。第5巻で「ユトブ方面7110部隊」の因縁が再び描かれる |
| マーレン・キヴィア | 教会の大司祭でパトーシェの伯父、裏では共生派(公式) | ザイロを陥れた件との関係 |
| 聖女ユリサ | セネルヴァの力を移植された《聖女》で、人類側の本隊を率いる(Web版・第4・8・9巻紹介文) | 書籍版で移植の経緯がどう描かれるか(未確認) |
| 共生派 | 魔王現象の側に立つ人類。リデオ・ソドリックも共生派から依頼を受けていた(公式) | 組織の全体像 |
| 魔王現象の源 | 第8巻でザイロが、魔王現象を呼び出す存在ティル・ナ・ノーグの真実を知る(紹介文) | その真実の中身 |
第8巻の紹介文には「魔王現象を呼び出す存在、ティル・ナ・ノーグ」という名前が出てきます。物語全体の核心に近いのは、むしろこちらでしょう。
黒幕を調べ始めたとき、私はまとめ記事に載っていた伯父の別表記と「聖女ユリサ黒幕説」を、ほぼそのまま信じかけていました。公式人気投票ページとKADOKAWAの第4巻の紹介文を開いたら、名前も役回りも違っていました。この作品の考察を読むときは、まず公式の紹介文と照らし合わせてみてください。
勇者刑とは?テオリッタが「十三番目の《女神》」と呼ばれる理由と蘇生の代償
勇者刑は、殺されても蘇生されて魔王現象と戦い続ける刑罰です。テオリッタは存在を隠されていた、未起動の十三番目の《女神》でした。
物語の前提になる設定を、最終回の理解に必要な範囲で整理しておきます。
勇者刑は「死ぬことすら許されない」刑罰
公式サイトのストーリー紹介は、この世界の勇者をこう説明しています。
勇者とは、この世で最悪の刑罰である。
出典: TVアニメ『勇者刑に処す 懲罰勇者9004隊刑務記録』公式サイト – STORY より
大罪を犯した者が「勇者」となり、魔王と戦う刑罰を科される。殺されても蘇生され、死ぬことすら許されません。英雄の称号が、そのまま最も重い罰の名前になっているわけです。
懲罰勇者9004隊は、性格破綻者ばかりで構成された部隊です。元聖騎士団長のザイロが、その中核を担っています。
テオリッタは存在を隠されていた未起動の十三番目の《女神》
テオリッタとの出会いは、ドッタの盗みから始まります。Web版の第1話で、ドッタは豪華な棺を盗んできました。中にいたのが、まだ起動していない《女神》です。
このときのザイロの語りは「現存する《女神》の数は、この世にわずか十二しかない――いや、いまは十一になっているか」。セネルヴァを失ったことを指していると読めます。そこに現れたのが「十三番目の《女神》」テオリッタです。KADOKAWAの原作第1巻の紹介文も、「今まで存在を隠されていた《剣の女神》テオリッタ」と書いています。
テオリッタを運んでいたのが、パトーシェ率いる第十三聖騎士団でした。本来はパトーシェと契約するはずだった《女神》が、ザイロと契約した。最終話でパトーシェが懲罰勇者になり、同じ部隊に加わる流れを思うと、出会いの時点から二人の運命は絡み合っていたことになります。
蘇生のたびに魂がすり減る——タツヤが言葉を失った理由
懲罰勇者の中でいちばん長く部隊にいるのが、タツヤ(CV:松岡禎丞)です。公式キャラクター紹介によると、タツヤは勇者として生き返りすぎたため、自我や思考力を失い、言葉も話せません。罪状は「記録なし」。正体も何もかもが謎に包まれている、と書かれています。
蘇生の仕組みは、Web版の「王国裁判記録 パトーシェ・キヴィア」でカフゼンにあたる男が語っています。第一の《女神》は英雄を召喚する力を持ち、大昔は異世界の英雄を呼んでいたものの、非効率だったため、この世界の死者を英雄として呼び出すようになりました。それが「勇者」です。
ただし蘇生は完全ではなく、人間の魂のようなものが生き返るたびに摩耗していきます。勇者にできる人数にも限りがあり、パトーシェの時点で「あと一人がぎりぎり限界」だと男は言います。
タツヤが「異世界から召喚された英雄の生き残りではないか」という考察は、この設定から生まれたものです。公式は正体を謎としているので、あくまで考察として受け取ってください。
主要キャラクターの声優・罪状・正体
懲罰勇者9004隊を中心に、第1期の主要人物をまとめます(声優・罪状は公式サイトのキャラクター紹介、正体は人気投票ページより)。
| キャラクター | 声優 | 立場・罪状 | ポイント |
|---|---|---|---|
| ザイロ・フォルバーツ | 阿座上洋平 | 懲罰勇者9004隊/対神暴行致死 等 | 元聖騎士団長。テオリッタの契約者 |
| テオリッタ | 飯塚麻結 | 剣の《女神》 | 数多の剣を召喚。頭を撫でられるのが好き |
| パトーシェ・キヴィア | 石上静香 | 第十三聖騎士団の団長 | 第12話で勇者刑を受ける |
| ドッタ・ルズラス | 堀江瞬 | 懲罰勇者9004隊/窃盗 | テオリッタの棺を盗んだコソ泥 |
| ベネティム・レオプール | 土岐隼一 | 懲罰勇者9004隊の指揮官/詐欺、横領 ほか | 王宮をサーカスに売り飛ばそうとした詐欺師 |
| ノルガユ・センリッジ | 上田燿司 | 懲罰勇者9004隊/放火、殺人 ほか | 自分を本当の国王だと思い込む。聖印調律の天才 |
| タツヤ | 松岡禎丞 | 懲罰勇者9004隊/記録なし | 生き返りすぎて言葉を失った狂戦士 |
| ツァーヴ | 福島潤 | 懲罰勇者9004隊/殺人、死体損壊・遺棄 | 暗殺教団に育てられた元暗殺者 |
| ジェイス・パーチラクト | 千葉翔也 | 懲罰勇者9004隊/麻薬売買、反乱 | ドラゴンのニーリィと空を駆ける竜騎兵 |
| ライノー | 中村悠一 | 懲罰勇者9004隊/なし(自ら志願) | 正体は魔王パック・プーカ |
| フレンシィ・マスティボルト | 大西沙織 | 夜鬼の一族の令嬢 | ザイロの元婚約者 |
ライノーの正体や志願の理由については、話が長くなるのでこの記事では第12話の告白までに留めます。
アニメの続きは原作の何巻から?第1期の範囲・既刊9巻・第2期の放送時期
アニメ第1期の副題は原作第1〜2巻の章題と一致するため、続きは第3巻から読むのが自然です。原作小説は2026年10月時点で既刊9巻で、第9巻は2026年10月16日に電子版の配信が始まりました。
アニメ第1期の副題は原作第1〜2巻の章題と一致する
アニメの各話の副題を、KADOKAWAの原作の目次と並べると、きれいに重なります。
| アニメ | 副題 | 原作の目次 |
|---|---|---|
| 第1話 | 刑罰:クヴンジ森林撤退支援 | 第1巻 |
| 第2〜3話 | 刑罰:ゼワン=ガン坑道制圧先導 | 第1巻 |
| 第4話 | 待機指令:ミューリッド要塞 | 第1巻 |
| 第5〜6話 | 刑罰:ミューリッド要塞防衛汚染 | 第1巻 |
| 第7話 | 刑罰:港湾都市ヨーフ休暇偽装 | 第2巻 |
| 第8〜9話 | 刑罰:ソドリック街区潜入調査 | 第2巻 |
| 第10〜12話 | 刑罰:ヨーフ・チェグ港湾避難救助 | 第2巻 |
番号は一致しません。アニメの「ヨーフ・チェグ港湾避難救助」は1〜3ですが、原作第2巻の同じ章は1〜7と顛末に分かれています。
なお、「アニメ第1期=原作第2巻まで」という公式発表は確認できていません。ここで言えるのは、章題が一致しているという事実までです。
続きは第3巻から——「懲罰勇者に堕ちたパトーシェ」が現れる
原作第2巻の目次の最後は「王国裁判記録 パトーシェ・キヴィア」。第12話の結末にあたる章です。
続く第3巻(2022年8月17日発売)の紹介文には、「元聖騎士団長で懲罰勇者に堕ちたパトーシェが現れる」とあります。パトーシェが部隊に加わったあとの物語は、ここから始まります。最終話の続きを知りたいなら、第3巻が入口です。
ただ、第3巻の紹介文には「書籍版オリジナル展開」とも書かれています。アニメで初めて触れた方は、カクヨムのWeb版ではなく書籍版で追うのが安全です。
第3〜9巻で何が起きる?(紹介文で確認できる範囲)
各巻のKADOKAWA商品ページとBOOK☆WALKERの紹介文から、核心に触れすぎない範囲で流れをまとめます。
| 巻 | 発売日 | 紹介文で分かること |
|---|---|---|
| 第3巻 | 2022年8月17日 | 陥落した第二王都ゼイアレンテの奪還に向けた作戦。懲罰勇者になったパトーシェが現れる |
| 第4巻 | 2022年12月16日 | 第二王都奪還作戦。聖女ユリサの導きで聖騎士団が城壁を突破する |
| 第5巻 | 2023年8月17日 | 首席大司祭選挙の政治工作。「ユトブ方面7110部隊」の因縁 |
| 第6巻 | 2024年4月17日 | 人類の大遠征「ラギ・エンセグレフ攻勢計画」。ブロック・ヌメア要塞の攻略 |
| 第7巻 | 2025年1月17日 | ライノーの正体が露見したあと。フォルバーツ軍を名乗る部隊が現れる |
| 第8巻 | 2026年1月17日 | ザイロが敵の手に落ち、共生派の拠点で捕虜に。ティル・ナ・ノーグの真実 |
| 第9巻 | 2026年10月16日(電子版配信開始) | ソルド螺旋嶺で人類と魔王現象の最終決戦の幕が上がる |
第9巻の紹介文には「勇者たちにも蘇生の代償が着実に現れていた」という一文もあります。タツヤの姿が、ほかの勇者たちの未来にも重なってくる。そんな予感をさせる紹介です。
第2期はいつ?原作は完結している?
TVアニメ第2期は、2026年3月28日にAnimeJapan 2026のステージで制作決定が発表されました。放送時期は、2026年10月17日時点で発表されていません。
2026年10月3日の配信イベント「電撃文庫 秋の祭典オンライン2026」では、新作ゲーム『勇者刑に処す -Game of the GODDESS-』の新情報が発表されました。モバイルゲームとして開発中で、ゲームオリジナルキャラクターも公開されています。アニメ第2期の放送時期は、ここでも発表されていません。
原作小説は完結していません。第9巻が2026年10月16日に電子版の配信を始めたばかりで、刊行が続いています。
第2期の制作決定にあたって、原作のロケット商会さんはこうコメントしています。
すでに私の期待以上の作品となることを疑っていません。
出典: TVアニメ『勇者刑に処す 懲罰勇者9004隊刑務記録』第2期制作決定ウルトラティザービジュアル・第2期制作決定PVを公開 – KADOKAWA, 2026年3月28日
第2期のウルトラティザービジュアルには、懲罰勇者になったパトーシェとともに新たな任務へ向かうザイロとテオリッタが描かれています。最終話の続きを、映像でも見られる日が来るわけです。
パトーシェの選択にX・知恵袋・5chはどう反応した?——「主人公はパトーシェ」と「軽率」の声
最終話の放送日から数日の5ch(旧2ちゃんねる)ではパトーシェの選択への驚きと評価が多く見られ、2026年10月のX(旧Twitter)では最終回でパトーシェの印象が一変したという声が目立ちました。
Xでの感想——最終回でパトーシェの印象が一変し、原作へ進む声
2026年10月のX(旧Twitter)では、最終回とパトーシェを振り返る声が目立ちました。
- ザイロが主人公だと思っていたのに、最終回を見てパトーシェが主人公だと思えたことに衝撃を受けたという声
- 第1話で見るのをやめていたが最終話から見直して面白さに気づき、最終話だけ見るとキヴィアが主人公に見えるのが面白いという声
- 第12話が衝撃的すぎて原作を買わなければと思い、まずはアニメを見直すという声
- アニメが面白くて原作小説を読み始めたら、アニメより分かりやすく、ザイロという人物がつかみやすくなったという声
「パトーシェが主人公に見える」という反応は、第1期の構成をよく言い当てていると思います。第1話の裁判で始まったザイロの物語が、第12話の独房でのパトーシェの決断で終わる。物語の視点が、最後の最後で入れ替わる作りだからです。
原作で分かりやすくなったという声も納得です。アニメは「ヨーフ・チェグ港湾避難救助」を3話で描くため、パトーシェの疑いの積み重ねは駆け足に感じられました。
Yahoo!知恵袋で多かった疑問——「そいつら」は誰?マーレンは間抜けすぎない?
Yahoo!知恵袋では、話の筋を確かめる質問が多く見られました。
- 第1話の最後に囚われたザイロが言う「そいつら」とは誰のことかという質問
- 第12話で共生派と分かったマーレンについて、存在しない隊の名前を出したり偽名を使ったりと間抜けすぎるのではないか、パトーシェに討たれたい気持ちがあったのかという質問
- 最終話が次に続くしかない終わり方だったが、第2期はあるのかという質問
- アニメを見終えてカクヨムで続きを読んでいるが、書籍版は内容が違うのかという質問
マーレンへの質問は鋭いと思いました。第1期は、パトーシェが伯父を疑うに至った手がかりを、短い時間で一気に見せています。だから「バレる要素が多すぎる」と感じる人が出るのは自然です。
一方で、「討たれたかったのでは」という読みには、私は慎重です。WEBザテレビジョンのレビューによれば、マーレンは「人類はやがて敗北する」と確信したうえで家族を救おうとしていた人物です。信念を持ったまま姪に討たれた——そう受け取る方が、第12話の悲しさに合っていると思います。
5chでの評価——パトーシェの正義への驚きと「軽率」という声
最終話が放送された3月26日から数日の5chの作品スレッドでは、パトーシェの選択そのものが話題の中心でした。
- 家族や知人のほうが大切な人が多いなかで、パトーシェの正義は一般的ではない、そこが勇者とそれ以外の分かれ目なのだろうという声
- パトーシェが伯父を告発する動きが軽率すぎて冷めた、パトーシェを勇者にしたい話の都合だろうという声
- パトーシェが伯父を討つ場面の作画がすごかったという声
- アニメはきれいなビターエンドで終われた、パトーシェの反撃がここから始まると希望の持てる終わり方でもあるという声
「軽率」という指摘は、知恵袋のマーレンへの疑問と表裏の関係にあります。確証を固めきる前に、正面から伯父に問いただしてしまう。それはパトーシェの欠点でもあり、公式紹介にある「真面目で正義感の強い」性格そのものでもあります。
「勇者とそれ以外の分かれ目」という見方は、Web版でカフゼンにあたる男が語る勇者の条件とも重なります。家族や恩人を、顔も知らない人々のために裁ける人。パトーシェが勇者に選ばれた理由を、視聴者が自分の言葉で言い当てていたわけです。
| 媒体 | 目立った反応 | 温度感 |
|---|---|---|
| X(旧Twitter) | 最終回でパトーシェの印象が一変した、原作を読みたくなった | 好意的 |
| Yahoo!知恵袋 | 「そいつら」は誰か、マーレンの言動、第2期の有無 | 疑問・確認 |
| 5ch | パトーシェの正義への驚き、展開が軽率だという指摘 | 賛否 |
勇者刑に処すを見るならどこ?第1期全12話を見返す方法【VOD比較】
第1期はPrime Videoほか複数のサービスで見放題配信されています。放送当時に地上波同時・単独最速配信だったPrime Videoが、迷ったときの第一候補です。
最終回を見返すなら、第10話から第12話までを続けて見るのがおすすめです。第10話でマーレンの祈りにパトーシェが顔を引きつらせ、第11話で港湾部の死闘をくぐり抜け、第12話で伯父と向き合う。3話を通しで見ると、パトーシェの決断が唐突ではなかったと分かります。
| サービス | 配信状況 | 料金 | 無料お試し期間 | 特徴 |
|---|---|---|---|---|
| Amazon Prime Video | 見放題 | 月額600円〜 | 30日間 | 放送当時の地上波同時・単独最速配信 |
| U-NEXT | 見放題 | 月額2,189円 | 31日間 | 毎月1,200ポイント付与 |
| DMM TV | 見放題 | 月額550円 | 14日間 | 月額が手ごろ |
| dアニメストア | 見放題 | 月額660円〜 | 31日間 | アニメ専門 |
| ABEMA | 見放題 | 月額680円〜 | なし | 無料トライアルなし |
| Lemino | 見放題 | 月額1,540円〜 | 31日間 | 31日間の無料お試しあり |
| TELASA | 見放題(見放題プラン) | 月額990円 | 15日間 | 見放題プランで視聴 |
| Netflix | 見放題 | 月額890円〜 | なし | 無料トライアルなし |
| Hulu | 見放題 | 月額1,320円 | なし | 無料トライアルなし |
迷ったらAmazon Prime Videoです。第1期を地上波と同時に最速で配信していたのがPrime Videoで、月額600円〜、30日間の無料お試し期間もあります。すでにプライム会員なら、追加料金なしで第1話から第12話まで見返せます。
このほか、公式サイトの配信情報ページにはFOD・バンダイチャンネル・アニメ放題なども並んでいます。配信状況は変わることがあるので、加入前に各サービスで作品名を検索して確かめてください。
原作小説で続きを読むなら?第3巻から読める電子書籍【比較】
原作小説は電子書籍でも配信されていて、第9巻は2026年10月16日に電子版の配信が始まりました。アニメの続きを追うなら第3巻からですが、第12話の余韻を回収したい方は第2巻の最後の章から読むのがおすすめです。
第2巻の目次の最後が「王国裁判記録 パトーシェ・キヴィア」、第3巻の紹介文が「懲罰勇者に堕ちたパトーシェ」。この2冊を続けて読むと、聖騎士団長から懲罰勇者へ立場が変わるパトーシェを、切れ目なく追えます。
| サービス | 特徴・おすすめポイント |
|---|---|
| Kindle | Amazonポイント還元 |
| BOOK☆WALKER | 初回購入50%還元 |
| ブックライブ | 初回70%OFFクーポン |
| 漫画全巻ドットコム | 全巻まとめ買い割引 |
| DMMブックス | 初回購入クーポンあり(内容は時期により変動) |
迷ったらBOOK☆WALKERが分かりやすいと思います。電撃の新文芸のシリーズページで、第9巻の配信開始(2026年10月16日・税込1,925円)を確認できたストアです。初回購入50%還元もあります(キャンペーンの内容は時期によって変わります)。
読む順番は、できれば第1巻からがおすすめです。書籍版にはWeb版にない展開があり、アニメ第11話に登場したブージャムもWeb版の同じ章には出てきません。急ぐなら、第2巻の最後の章を読んでから第3巻へ進んでください。
中古・フリマで『勇者刑に処す』を集める【メルカリ・Yahoo!フリマ・ネットオフ】
Blu-ray・DVDや原作小説の紙の本、グッズは、中古・フリマでも探せます。
最終回を含む第8話〜第12話は、Blu-ray・DVDの第3巻(2026年6月24日発売)にまとまっています。価格は税込でBlu-ray 14,300円、DVD 12,100円。第12話のオーディオコメンタリーも収録された巻なので、手元に置きたい方は中古も含めて探してみてください。
| サービス | 取扱商品 | 特徴・おすすめ |
|---|---|---|
| メルカリ | フィギュア・Blu-ray BOX・グッズ・原作コミックなど | 個人出品で掘り出し物・限定品が見つかる |
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📥 保存版:第1期の主要キャラの結末・立場 早見表
このままスクショしておくと、アニメを見返すときも原作を読むときも迷いません。
| キャラ | 立場(第12話時点) | 第1期での結末 | 原作で分かっていること |
|---|---|---|---|
| ザイロ・フォルバーツ | 懲罰勇者9004隊の中核 | 生存。テオリッタを守り抜く | 第8巻で敵の手に落ち、共生派の拠点で捕虜になる |
| テオリッタ | ザイロと契約した剣の《女神》 | 生存。スプリガンの奇襲から守られる | 存在を隠されていた十三番目の《女神》 |
| パトーシェ・キヴィア | 第十三聖騎士団の団長 | 伯父を討ち、自ら首をはねて勇者刑を受ける | 第3巻で懲罰勇者として現れる。第8巻で臨時に勇者部隊を指揮 |
| マーレン・キヴィア | 教会の大司祭・パトーシェの伯父 | 共生派と認め、パトーシェの剣に倒れる | Web版では、リデオが会っていた共生派の使者の名がマーレンの偽名だった |
| ライノー | 懲罰勇者9004隊の砲兵 | 生存。自分も魔王現象だと明かす | 第7巻は正体が露見したあとの巻 |
| スプリガン(イリ) | 魔王現象五十九号 | ライノーに踏み潰される | 不明 |
| セネルヴァ | ザイロのかつての契約《女神》 | 物語開始前にザイロの手で死亡 | 力がユリサに移植される(Web版) |
| ラジート・ヒスロー | 第十三聖騎士団の歩兵長 | マーレンの攻撃からパトーシェをかばって犠牲になる | Web版でも雷杖からパトーシェをかばう |
| カフゼン・ダクローム | エンフィーエの契約者 | 独房のパトーシェに選択を迫る | 第3巻の目次に「犯罪経歴証明:カフゼン・ダクローム」 |
| タツヤ | 懲罰勇者9004隊の狂戦士 | 生存 | 第7巻の紹介文に「タツヤとライノーが逃亡し」 |
よくある質問(FAQ)
まとめ
- 第12話では、イリ(スプリガン)の襲撃、ライノーの正体の告白、パトーシェの勇者刑が同じ回に描かれる
- パトーシェは共生派の伯父マーレンを討ち、共生派と誤解されたまま死ぬことを拒んで、自ら首をはねる道を選んだ
- ザイロは《女神》セネルヴァを自らの手で殺している。陥れられたのは、殺すしかない状況に追い込んだ救出命令(裁判で「存在しない」とされた)
- 黒幕はまだ明かされていない。聖女ユリサはセネルヴァの力を移植された人類側の《聖女》で、黒幕説には裏付けがない
- アニメの続きは原作第3巻から。原作は2026年10月時点で既刊9巻、TVアニメ第2期は制作決定済み
陥れられた元騎士団長の物語として始まった第1期は、正しさのために罪人になる聖騎士団長の物語で幕を下ろしました。ザイロとパトーシェは、どちらも「誰かを守るために、守るべきものを手にかけた」人です。第10話から第12話を見返すと、二人の選択がまっすぐ重なって見えてくるはずです。
第2期の制作決定にあたって、原作イラストのめふぃすとさんはこうコメントしています。
1期ではメインのキャラクターが出揃ってこれから…!というところだったので、続きを見れるのがとても嬉しいです!
出典: TVアニメ『勇者刑に処す 懲罰勇者9004隊刑務記録』第2期制作決定ウルトラティザービジュアル・第2期制作決定PVを公開 – KADOKAWA, 2026年3月28日
公式サイトでは第2期制作記念のキャラクター人気投票が2026年11月3日23:59まで開催中で、結果発表は2027年3月の予定です。第2期を待つあいだ、原作第3巻でパトーシェの新しい戦いを先に追ってみてはいかがでしょうか。
参考文献・出典
- CHARACTER|TVアニメ『勇者刑に処す 懲罰勇者9004隊刑務記録』公式サイト – キャラクター紹介
- TVアニメ「勇者刑に処す」第2期制作記念 キャラクター人気投票 – 公式サイト
- TVアニメ『勇者刑に処す 懲罰勇者9004隊刑務記録』公式サイト – イントロダクション・ストーリー
- ON AIR|TVアニメ『勇者刑に処す 懲罰勇者9004隊刑務記録』公式サイト – 放送・配信情報
- Blu-ray&DVD|TVアニメ『勇者刑に処す 懲罰勇者9004隊刑務記録』公式サイト – パッケージ情報
- 勇者刑に処す 懲罰勇者9004隊刑務記録 – KADOKAWA(電撃の新文芸)・原作第1巻
- 勇者刑に処す 懲罰勇者9004隊刑務記録II – KADOKAWA(電撃の新文芸)・原作第2巻の内容紹介と目次
- 勇者刑に処す 懲罰勇者9004隊刑務記録III – KADOKAWA(電撃の新文芸)・原作第3巻の内容紹介と目次
- 勇者刑に処す 懲罰勇者9004隊刑務記録IV – KADOKAWA(電撃の新文芸)・原作第4巻の内容紹介と目次
- 勇者刑に処す 懲罰勇者9004隊刑務記録V – KADOKAWA(電撃の新文芸)・原作第5巻の内容紹介
- 勇者刑に処す 懲罰勇者9004隊刑務記録VI – KADOKAWA(電撃の新文芸)・原作第6巻の内容紹介
- 勇者刑に処す 懲罰勇者9004隊刑務記録VII – KADOKAWA(電撃の新文芸)・原作第7巻の内容紹介
- 勇者刑に処す 懲罰勇者9004隊刑務記録VIII – KADOKAWA(電撃の新文芸)・原作第8巻の内容紹介
- TVアニメ『勇者刑に処す 懲罰勇者9004隊刑務記録』第2期制作決定ウルトラティザービジュアル・第2期制作決定PVを公開 – KADOKAWA, 2026年3月28日
- <勇者刑に処す>キヴィアの壮絶な覚悟に「絶望と表情が完璧」と称賛の嵐、ライノーの正体判明で第1期堂々完結 – WEBザテレビジョン, 2026年4月7日
- <勇者刑に処す>新キャラ・ライノーの“ねっとり砲撃”に震える、キヴィアの表情一変で「叔父の闇深すぎ」と戦慄 – WEBザテレビジョン
- 『勇者刑に処す』第12話(最終話)振り返り|パトーシェ・キヴィアの壮絶な覚悟と選択の行方やいかに!? – アニメイトタイムズ
- 勇者刑に処す 懲罰勇者9004隊刑務記録 第12話「刑罰:ヨーフ・チェグ港湾避難救助 3」 – WEBザテレビジョン
- アニメ『勇者刑に処す』石上静香、堀江瞬、土岐隼一が演じる新キャラ公開。AnimeJapanにも声優陣が登場 – 電撃オンライン, 2025年2月19日
- 『勇者刑に処す -Game of the GODDESS-』ノイ・マルジェラ役に富田美憂、リサベラ役に和泉風花が決定 – インサイド(KADOKAWAプレスリリース), 2026年10月3日
- 【第1期】勇者刑に処す 懲罰勇者9004隊刑務記録 – あつめでぃあ
- 勇者刑に処す 懲罰勇者9004隊刑務記録 – ロケット商会, カクヨム(Web版)
- 王国裁判記録 ザイロ・フォルバーツ – ロケット商会, カクヨム(Web版)
- 刑罰:ヨーフ・チェグ港湾避難救助 顛末 – ロケット商会, カクヨム(Web版)
- 王国裁判記録 パトーシェ・キヴィア – ロケット商会, カクヨム(Web版)
- 聖女運用記録:第二王都ゼイアレンテ奪還作戦 – ロケット商会, カクヨム(Web版)
- 勇者刑に処す 懲罰勇者9004隊刑務記録 – Wikipedia
- 勇者刑に処すアニメについて質問です。最後のシーンで一刻も早くそいつらを見つ… – Yahoo!知恵袋 – Yahoo!知恵袋
- アニメ勇者刑に処すについての質問です。ネタバレ注意 – 12話でパ… – Yahoo!知恵袋 – Yahoo!知恵袋
- 「勇者刑に処す」って2期やるのですか?これに限らずいかにも次に続… – Yahoo!知恵袋 – Yahoo!知恵袋
- 勇者刑に処すアニメ見終わって面白かったのでカクヨムで続き読んでます。出版も… – Yahoo!知恵袋 – Yahoo!知恵袋
- 勇者刑に処す 懲罰勇者9004隊刑務記録 part7 – 5ch
