【踊る大捜査線 N.E.W.】あらすじは「225事案」から始まる——青島が犯人に名指しされる理由・9人に配られた8つの謎のキーワード・「室井モデル」とは何かを公開前に整理

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映画『踊る大捜査線 N.E.W. メトロポリスを駆け抜けろ!』のあらすじ解説記事のアイキャッチ画像。赤い空の下に広がる東京の夜景を俯瞰した構図と「「225事案」とは何か」「踊る大捜査線 N.E.W. あらすじ整理」のコピー

『踊る大捜査線 N.E.W. メトロポリスを駆け抜けろ!』(2026年9月18日公開)のあらすじは、東京都内で発生した通称「225事案」という誘拐事件から始まります。犯人は身代金を指定の場所へ運ぶ「運び屋」として、警視庁刑事部捜査第一課に着任した青島俊作を名指しで指名し、間に合わなければ街を爆破すると告げる——ここまでが公式に発表されている物語の骨格です。

ただし、犯人が誰なのかも、事件がどう決着するのかも、2026年8月の時点ではまだ公開されていません。この記事は公式サイト・最新予告・解禁ニュースで発表された範囲だけを、「どこまで分かっていて、どこからが未公開か」の線を引きながら整理します。

本記事は2026年8月13日時点で公開されている公式情報(公式サイト・最新予告・解禁ニュース)のみをまとめています。『踊る大捜査線 N.E.W.』は2026年9月18日公開の未公開作品のため、犯人の正体・事件の真相・結末は含みません。ただし、本作の前提となる『室井慎次』2部作(2024年)の結末には触れています。未見の方はご注意ください。公開後に判明した内容は随時追記します。

この記事を書いた人
藤沢あかり——1997年の連続ドラマを放送当時にリアルタイムで追いかけた「踊る」第一世代のライター。ドラマ全11話とTVスペシャル、劇場版8作をすべて視聴済みで、2024年の『室井慎次』2部作は劇場で鑑賞。N.E.W.については製作発表以降の解禁情報を発表当日から追っている。

💡この記事でわかること
  • 公式が発表している『踊る大捜査線 N.E.W.』のあらすじ全体像(225事案・3Dプリンター拳銃・ウイルス脅迫・AI捜査)
  • 本作の青島俊作が「どこの誰」になっているのか(湾岸署ではありません)
  • 新メンバー9人に配られた「謎のキーワード」8種の対応表と、そこから読める物語の構造
  • 室井慎次と「室井モデル」が本作にどう関わるのか
  • 犯人・結末・上映時間など「まだ誰も知らないこと」の線引き
  • 9月18日までに過去作を見返すなら、地上波放送と配信のどちらを使うべきか
目次

「225事案」とは何か——公式が明かしたあらすじの全体像

「225事案」は、本作で発生する誘拐事件の通称です。犯人は身代金を指定の場所まで運ぶよう要求し、間に合わなければ街を爆破すると宣告します。

以下は公式サイト・映画.com・2026年7月14日解禁の最新予告で明かされている範囲。ここから先の筋書きは、まだどこにも出ていません。

1. 舞台は「メトロポリス」としての東京

公式サイトのイントロダクションは、舞台を「世界有数の巨大都市(メトロポリス)・東京」と、その治安を預かる「首都警察・警視庁」と設定しています。副題の「メトロポリスを駆け抜けろ!」はここから来ている。湾岸署という一つの所轄を舞台にしていたドラマ版とは、そもそもスケールの置き方が違います。

2. 誘拐事件「225事案」が発生する

ある日、東京都内で誘拐事件が起こります。犯人は身代金を指定の場所へ持ってくるよう指示し、間に合わなければ街を爆破すると告げる。

3. 犯人が青島を「運び屋」に名指しする

ここが本作の起点です。身代金を運ぶ役目に、犯人はわざわざ青島俊作(織田裕二)を名指しで指名します。捜査する側の刑事が、犯人の指名で運び屋にされる——シリーズでも例のない立ち位置。

4. 予告に映る「取引は中止だ。子どもを殺す」

最新予告には、犯人からのこの脅迫が含まれています。誘拐の被害者に子どもがいることは、この一言から読み取れる。ただし誰が誘拐されたのかは公表されていません。

5. 3Dプリンター拳銃による連続殺人

誘拐と並行して、3Dプリンター拳銃を使った連続殺人が発生します。被害者の1人は「何かを握っていた科学者」だと報じられている。この2つの事件がどう繋がるのかは、現時点では非公開です。

6. 盗まれた毒性ウイルスをばらまくという脅迫

さらに、盗まれた毒性ウイルスを街にばらまくという脅迫状が警視庁に届きます。誘拐・銃・ウイルス。3方向から同時に東京が締め上げられる構図ですね。

7. AIが捜査を差配する2026年の警察

そしてもう一つ。本作の警察組織では、捜査の優先順位をAIが判断し、逮捕状の請求すらAIにゆだねる体制に変わっています。現場の勘と足で動いてきた青島にとって、これは事件と同じくらい厄介な「変化」なのだと思う。

正直、予告を初見で見たときは情報量に振り回されました。誘拐なのか、連続殺人なのか、バイオテロなのか。どれが本筋なのか掴めないまま90秒が終わる、という感じ。

作品の基本情報——公開日・スタッフ・主題歌

項目内容
正式タイトル踊る大捜査線 N.E.W. メトロポリスを駆け抜けろ!
公開日2026年9月18日(金)全国公開
監督本広克行
脚本君塚良一
製作(プロデュース)亀山千広
音楽松本晃彦
配給東宝
主題歌織田裕二「Love Somebody(CINEMA Version)」
上映時間本記事執筆時点(2026年8月13日)で未発表
シリーズでの位置づけ劇場版本編5作目(スピンオフを含めるとシリーズ9作目)

副題の「N.E.W.」は「NEXT. EVOLUTION. WORLD.」を「NEW(新しい)」にかけた略です。主題歌の「Love Somebody」は、もともと1997年1月29日に発売された連続ドラマの主題歌。約29年越しで、同じ曲が同じ人の声で戻ってくることになります。

出発点となった連続ドラマ『踊る大捜査線』は、フジテレビ系で1997年1月7日から3月18日まで、全11話が放送されました。そこから積み上がった数字がなかなかの規模で、公式サイトによれば、これまでに公開された映画シリーズ8作品の累計動員数は3,863万人、累計興行収入は524.1億円。邦画の実写シリーズとしては別格の水準です。N.E.W.はその9作目にあたります。

おたくライター

【結論】: 予告を見る前に「225事案」という言葉だけ頭に入れておくと、情報量に振り落とされずに済みます。
なぜなら、最新予告は誘拐・3Dプリンター拳銃・ウイルス脅迫・AI捜査という4要素が短時間に詰め込まれていて、初見では「結局どの事件の話なのか」が掴めないからです。私の場合、1回目は3Dプリンター拳銃の連続殺人が本筋だと勘違いしました。

なぜ犯人は青島を名指ししたのか——「敵か、味方か、青島包囲網。」が意味するもの

理由は公式には明かされていません。確定しているのは、本作の青島が湾岸署ではなく警視庁刑事部捜査第一課の警部補である、という立場の変化だけです。

ここは誤解が広まりやすいので、はっきり書いておきます。一部の映画館サイトのあらすじ紹介文が青島を「新米刑事」と表記していますが、これは誤りです。

青島が脱サラ組の新人として湾岸署に配属されたのは1997年のドラマ版の話。本作はそこから約29年後、青島を主人公とする物語としては『THE FINAL 新たなる希望』(2012年)以来およそ14年ぶりの新作です。今の青島は、本庁の捜査一課にいるベテランの警部補。

キャッチコピーが示す「包囲網」

公式サイトのキャッチは「敵か、味方か、青島包囲網。」です。犯人に名指しされた刑事は、組織の中でどう見られるか。味方のはずの警察の側からも疑われる立場に置かれる、という含みがある。

もちろんこれは公開前の私の読みで、公式が説明したものではありません。

予告で交わされる同期との問答

最新予告には、青島が同期の北丘雲斗(佐々木蔵之介)と向き合う場面があります。「なぜ刑事を続ける? お前のエンジンはどこにある?」——刑事を続ける理由そのものを問われる会話です。

北丘は警視庁刑事部捜査第一課長。つまり青島の同期でありながら、今は捜査一課のトップにいる。現場を走り続けた青島と、組織の中で上がっていった北丘。この対比が本作の骨格の一つなのは間違いなさそうです。

本広克行監督は、青島というキャラクターの設計についてこう語っています。

青島は多分変わらない存在でいて、周りが変わるんですよね

出典: INTERVIEW – 映画『踊る大捜査線 N.E.W. メトロポリスを駆け抜けろ!』公式サイト

AIが逮捕状を判断する警察も、課長になった同期も、「周りの変化」の側。変わらない青島がそこにどう衝突するのかが、物語の推進力になるのだろうと思います。

「青島が帰ってきた」——撮影初日に起きたこと

撮影開始(クランクイン)が公表されたのは2025年10月31日でした。舞台は新宿。青島がエキストラ約400人に追われるという、いきなり体力勝負のシーンだったそうです。

ところが当日は雨で、撮影が中止になる可能性があった。400人を待たせたまま空を見上げる現場を想像すると、それだけで胃が痛くなります。それでも本番直前に晴れ間が出て、無事にクランクインを迎えたと報じられています。

クランクインも、雨で撮影中止の可能性もありましたが、本番直前に晴れ間が出て、そんな幸運も「踊る」らしいなと感じました。

出典: 「踊る大捜査線 N.E.W.」一時は撮影中止のピンチも奇跡のクランクイン! 織田裕二「そんな幸運も『踊る』らしい」 – 映画.com, 2025年10月31日

本広克行監督は、コート姿の青島がカメラの前に立った瞬間に「帰ってきた!」と感じたと語っています。14年ぶりでも、あの緑のモッズコート——通称「青島コート」で走り出せば青島に戻る。監督の言う「青島は変わらない」は、演出上の方針というより現場での実感なのだと思う。

9人に配られた「謎のキーワード」8種は何を示しているのか

2026年8月5日に解禁された新メンバー紹介映像で、新キャラクター9人に「熱血」「葛藤」「組織」「血統」「幸福」「失踪」「献身」「霊視」の8語が割り当てられました。9人に対して8語しかなく、女子高生2人だけが【失踪】を共有しています。

この対応表は、ニュースとしては報じられたものの、あらすじ記事の側ではほとんど整理されていません。まずは全体を並べます。

謎のキーワード俳優役名役どころ
熱血趣里芝田ひばり台東警察署刑事課強行犯捜査係の刑事。捜査に作戦名をつけ、事件解決に意気込む
葛藤白洲迅美浦秋麻布中央警察署刑事課強行犯捜査係の刑事。仕事とプライベートの間で葛藤を抱える
組織佐々木蔵之介北丘雲斗警視庁刑事部捜査第一課長。青島の同期で、組織内での平穏を望む
血統増田貴久真下勇気警視庁刑事部捜査第一課管理官。若くして抜擢されたキャリア組
幸福野呂佳代小昏双葉警視庁警務部厚生課「幸福支援部隊」。署内の福利厚生を促進する
失踪藤吉夏鈴村下希衣子謎の失踪を遂げる女子高生
失踪齊藤なぎさ須永あかね謎の失踪を遂げる女子高生
献身玉井詩織掛井れのん警視庁クリニックの看護師。医師を献身的に支える
霊視佐藤二朗指方輝警視庁クリニックの医師。患者の過去が視えるという能力を持つ

読みどころ①:唯一重複している【失踪】

9人に8語。つまり1語だけが2人に重なっています。それが村下希衣子(藤吉夏鈴)と須永あかね(齊藤なぎさ)の【失踪】です。

キーワードが1人1語で割り振られている中で、ここだけが例外。2人の女子高生が同じ状況に置かれている、と映像が明示していることになります。誘拐事件から始まる物語で、2人の少女が失踪している——この2つが無関係だとは考えにくい。

ただし、あくまで公開前の予想です。2人が225事案の被害者なのか、別の線なのかは公表されていません。生死についても一切明かされていない。

読みどころ②:警察の外にいる2人がなぜ主要キャラなのか

もう一つ引っかかるのが、指方輝(佐藤二朗)と掛井れのん(玉井詩織)の配置です。医師と看護師。厳密には警視庁クリニックの所属なので警察組織の内側ではありますが、捜査をする人間ではありません。

そして指方に与えられたキーワードが【霊視】。患者の過去が視えるという能力です。

本作の警察は、AIが捜査の優先順位を決めてデータで容疑者を追う組織になっている。その対極に、データにならない「視える」人間を置く。この配置が偶然だとは思えません——というのも、あくまで私の読みですが。

読みどころ③:【組織】と【血統】が並んでいること

北丘雲斗の【組織】と、真下勇気(増田貴久)の【血統】。この2語が並んでいるのも示唆的です。

真下勇気は、真下正義(ユースケ・サンタマリア)と真下雪乃(水野美紀)夫妻の息子という設定。父はキャリア組で、今は警察庁長官官房審議官補佐。母は元湾岸署の刑事です。若くして管理官に抜擢されたのが【血統】ゆえなのか、実力なのか——本人が最も気にしていそうなポイントに見えます。

映像の中で、青島は新メンバーにこう呼びかけます。「一緒に行く? 世界を救いに」。

おたくライター

【結論】: 新メンバー紹介映像は「新キャラのお披露目」ではなく「配役表」として見ると、情報密度が跳ね上がります。
なぜなら、9人に対してキーワードが8語しかなく、女子高生2人だけが【失踪】を共有しているという非対称が意図的に作られているからです。私も最初は流し見していて、2回目に停止しながら9人を並べて書き出して、ようやく気づきました。

続投するオリジナルメンバーは「今どこにいるか」で読む

本作にはオリジナルメンバー14名が続投します(2026年8月13日時点で発表済みの人数。8月7日に佐戸井けん太さんと小木茂光さんの出演が追加発表されました)。名前を並べるより、「今どこの所属か」を見るほうが14年の経過が伝わる。

真下正義は警察庁長官官房審議官補佐、沖田仁美(真矢ミキ)は警察庁長官官房審議官・刑事局担当。かつて湾岸署にいた真下雪乃は、旧シリーズの柏木雪乃が真下正義と結婚して真下姓になった人物です。

木島丈一郎(寺島進)は八重洲警察署刑事課、和久伸次郎(伊藤淳史)は同じく八重洲署の刑事課長。和久伸次郎はいかりや長介さんが演じた和久平八郎の甥にあたります(いかりやさんは2004年に逝去されており、新作には出演しません)。

ほかに緒方薫(甲本雅裕)と桜章太郎(松下洸平)が警視庁刑事部捜査第一課、眉田克重(松重豊)が警視庁警備部爆発物処理班指導員、王明才(滝藤賢一)が元湾岸署の研修生として登場。「スリーアミーゴス」と呼ばれた神田総一朗(北村総一朗)・袴田健吾(小野武彦)・秋山春海(斉藤暁)の3人も健在です。

そして8月7日に追加発表されたのが、魚住二郎(佐戸井けん太)と一倉正和(小木茂光)。魚住は湾岸署の刑事課長だった人物ですが、本作では「元刑事魚住二郎の警察ウォッチング」というネームプレートを掲げた動画配信者として登場します。一倉は室井慎次と同期のキャリア組で、本作では警察庁刑事局長。所轄の係長が配信者になり、同期が刑事局長になる——この2人の現在地だけでも、14年という時間の使われ方が見えてきます。

本ポスターに隠されたヒント——「セブンベア」と口を封じられた湾岸君

本ポスターには、各キャラクターの現在の役職が刻まれた警察手帳やIDに加えて、不気味な7匹のクマ「セブンベア」と、口を封じられた湾岸署のマスコット「湾岸君」が描かれています。

真っ赤な背景に主要キャラクターが集結する構図。それぞれの警察手帳やIDに現職が刻まれているので、誰がどこにいるのかをビジュアルだけで確認できる作りになっています。続投メンバーの「今」が一枚に収まっている、という意味では読み物としての情報量が高い。

だから、このポスターは「絵」ではなく「名簿」として見るのが正解だと思っています。本記事の「続投するオリジナルメンバーは『今どこにいるか』で読む」で挙げた顔ぶれと突き合わせながら手帳の記載を追うと、誰が本庁へ上がり、誰が所轄に残ったのかが数分で頭に入る。14年のブランクを埋める作業としては、これがいちばん速い。

背景は副題「メトロポリスを駆け抜けろ!」に呼応した地図モチーフです。東京全体を巻き込む規模の事件であることが、ここでも示されている。

そして下部に描かれた2種類のマスコット。「セブンベア」と呼ばれる見慣れない7匹のクマと、口を封じられた「湾岸君」。

湾岸君は湾岸署のマスコットですから、その口が塞がれているのは意味を持たせた演出でしょう。ただ、それが何を指すのかは公式には説明されていません。湾岸署=現場主義の時代が終わったことなのか、別の何かなのか。ここは公開後の答え合わせを待つしかない部分です。

「セブンベア」のほうは、そもそも何者なのかも明かされていません。ちなみに『踊る大捜査線 THE MOVIE』(1998年)は、腹部に熊のぬいぐるみを詰められた水死体の発見から始まる物語でした。熊というモチーフがシリーズ第1作と重なることだけは指摘しておきます(これも、繋がりがあると確認されたわけではありません)。

室井慎次はどう関わるのか——「室井モデル」と、前作から引き継がれた前提

室井慎次は本作のキャスト表に名前がなく、劇中では既に故人であることが作品発表時に公表されています。そのうえで、作中には彼が遺した警察改革の枠組み「室井モデル」が登場します。

順を追って整理します。

前提はスピンオフ2部作の後編にある

2024年に公開された『室井慎次 敗れざる者』(10月11日)と『室井慎次 生き続ける者』(11月15日)。この2部作の後編ラストで、室井慎次は亡くなりました。エンドロール後には青島俊作が約12年ぶりに登場しています。

この室井の死が、そのまま『N.E.W.』の前提になっている。亀山千広プロデューサーは、2025年7月のイベントでこう明言しました。

室井慎次さんは亡くなっているということは『踊る~』の世界観の中では決定事項という認識があります

出典: 『踊る大捜査線』シリーズ最新作『踊る大捜査線 N.E.W.』は「めちゃくちゃエンタメ」に!室井やすみれにも言及 – シネマトゥデイ, 2025年7月19日

同じイベントで、亀山プロデューサーは作品のトーンについても語っています。

めちゃくちゃエンターテインメントをやろうと思っています。

出典: 『踊る大捜査線』シリーズ最新作『踊る大捜査線 N.E.W.』は「めちゃくちゃエンタメ」に!室井やすみれにも言及 – シネマトゥデイ, 2025年7月19日

主要人物の死を前提にしながら、目指すのは重い話ではない。ここは覚えておくと、身構えすぎずに劇場へ行けると思う。

柳葉敏郎さんは出るのか、出ないのか

2026年8月13日時点で、公式サイトのキャラクターページ・映画.com・シネマトゥデイの作品ページのいずれのキャスト一覧にも、柳葉敏郎さんの名前はありません。

つまり「出演する」と断定できる材料はない。ただし「一切登場しない」と断定できる材料もありません。私が確認できるのは、キャスト表に記載がないという事実と、劇中では故人という設定が公表されているという事実の2つだけです。

一方で、室井の存在感は作品に残されています。最新予告では、青島が室井の遺した「室井モデル」を手に取る描写がある。公式ロゴには、室井主役のスピンオフでも使われた「MUROISM(ムロイズム)」のマークが取り入れられています。

恩田すみれはどうなるのか

深津絵里さんについても、2026年8月13日時点でキャスト表に名前はなく、出演は公式に発表されていません。

ただしキャラクターとしては生きています。亀山プロデューサーは前述のイベントで、恩田すみれについて『室井慎次』ではっきりと「生きている」と決着をつけたので、その世界観の中では生きているものとして作品を作っている、と説明しました。

出演の可否そのものが未発表なので、ここは「出る」とも「出ない」とも書けません。出演をめぐる理由を報じる記事も見かけますが、公式発表ではないので本記事では扱わないことにします。

「あらすじ」として書けるのはここまで——犯人・結末・上映時間はまだ誰も知らない

犯人の正体・事件の真相・結末は、2026年9月18日の公開後に判明します。上映時間すら、本記事執筆時点では未発表です。

「あらすじ」で検索して結末が出てこないと、自分の探し方が悪いのかと思ってしまう。でも違います。まだ誰も知らないだけです。現時点での線引きを表にしました。

分かっていることまだ分かっていないこと
公開日(2026年9月18日)上映時間(分数)
事件の発端=225事案・身代金の運び屋指名・爆破予告誰が誘拐されたのか
3Dプリンター拳銃による連続殺人が起きること犯人の正体・動機
毒性ウイルスばらまきの脅迫があること3つの事件がどう繋がるのか
青島の所属=警視庁刑事部捜査第一課・警部補なぜ青島が名指しされたのか
新キャスト9名・続投14名の役名と所属失踪した女子高生2人のその後
各キャラに割り当てられた8つのキーワード誰が生き残るのか・ラストの結末
スタッフ・主題歌作品の評価・興行成績

上映時間について補足します。2026年8月13日時点で、映画.com・109シネマズ・ぴあ映画といった作品ページや劇場情報サイトのいずれにも、本作の分数の記載がありません。ネット上で見かける具体的な数字は出所が確認できないので、本記事では書きません。

評価やレビューについても同じです。まだ誰も観ていない以上、「賛否が分かれている」といった話は存在しない。公開後に出てくる情報です。

ぶっちゃけ、公開前の記事でいちばん誠実にできることは、この線を引くことだと思っています。

踊る大捜査線シリーズの時系列タイムライン図。1997年の連続ドラマ全11話から、1998・2003年の劇場版1・2、2005年のスピンオフ2作、2010・2012年の劇場版3とTHE FINAL、2024年の室井慎次2部作を経て、2026年9月18日公開の N.E.W. までを6段階で図示

公開前に見返すならどれ? 地上波放送と配信で「間に合う/間に合わない」を仕分ける

フジテレビでシリーズの一挙放送がありますが、前提となる『室井慎次』2部作の地上波初放送は10月3日・10月10日で、公開日より後です。9月18日までに予習したいなら、配信を使うしかありません。

まず放送スケジュールを整理します。

作品放送日時9月18日の公開に間に合うか
踊る大捜査線 THE MOVIE8月15日(土)21:00〜23:30間に合う
THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!8月22日(土)21:00〜23:55間に合う
THE MOVIE 3 ヤツらを解放せよ!9月5日(土)20:00〜23:10間に合う
THE LAST TV サラリーマン刑事と最後の難事件9月12日(土)21:00〜23:10間に合う
THE FINAL 新たなる希望9月19日(土)21:00〜23:35間に合わない(公開翌日)
交渉人 真下正義9月26日(土)21:00〜23:30間に合わない
容疑者 室井慎次10月1日(木)21:00〜23:28間に合わない
室井慎次 敗れざる者10月3日(土)21:00〜23:40間に合わない(地上波初放送)
室井慎次 生き続ける者10月10日(土)21:00〜23:25間に合わない(地上波初放送)

見ての通り、放送順は公開日をまたいでいます。ここに落とし穴がある。

N.E.W.の前提として最も効くのは『室井慎次』2部作です。室井の死という前提そのものが、この2作にある。ところが地上波初放送は10月3日と10月10日で、どちらも公開後。放送を待っていると、前提を知らないまま劇場に行くことになります。

青島の物語としての直前作である『THE FINAL 新たなる希望』も、放送は9月19日。公開の翌日です。

一方で、9月12日放送の『THE LAST TV サラリーマン刑事と最後の難事件』は公開前に間に合います。この作品は長らく配信がありませんでしたが、N.E.W.の公開に合わせて2026年8月1日からFODプレミアムで再配信が始まりました。放送を待たずに今すぐ見られます。

時間がない人が見るべき順番

予習に使える時間で選ぶなら、私の推奨はこうです。

1本だけなら『室井慎次 生き続ける者』。室井の死=N.E.W.の前提そのものだからです。2本見られるなら『THE FINAL 新たなる希望』を足す。青島側の物語がどこで止まっているかが分かります。3本目は『室井慎次 敗れざる者』で、2部作の前編を補う形。

なお、連続ドラマ本編については無料の選択肢もあります。TVerが2026年8月1日から、N.E.W.公開を記念して織田裕二さん主演作品を順次無料配信中です(期間限定)。

シリーズを配信で見返す方法【VOD比較】

ドラマ本編・劇場版・『室井慎次』2部作をまとめて見放題で追えるのはNetflixだけです。劇場版6作だけならAmazon Prime VideoU-NEXTDMM TVTELASALeminoでも見られます。

先にひとつ注意を。本作『踊る大捜査線 N.E.W. メトロポリスを駆け抜けろ!』は劇場未公開のため、配信は一切ありません。配信開始の時期も発表されていない。以下はあくまで過去作を見返すための比較です。

このシリーズの厄介なところは、同じ「踊る」でも作品によって配信先がバラバラな点にあります。1997年の連続ドラマ本編、1998年以降の劇場版、2024年の『室井慎次』2部作。この3ブロックで見られるサービスが違うので、「劇場版が見放題」という表示だけで契約すると、肝心の前提作品が入っていなかった、ということが普通に起きます。

サービス料金無料お試し期間『踊る』シリーズの配信範囲おすすめ度
Netflix月額890円〜なし連続ドラマ全11話+劇場版8作すべてが見放題★★★★★
Amazon Prime Video月額600円〜30日間劇場版6作が見放題(ドラマ本編は別途チャンネル登録が必要)★★★★☆
DMM TV月額550円14日間劇場版6作が見放題★★★★☆
U-NEXT月額2,189円31日間劇場版6作が見放題★★★☆☆
TELASA月額990円15日間劇場版6作が見放題★★★☆☆
Lemino月額1,540円〜31日間劇場版6作が見放題★★★☆☆

Netflixは、連続ドラマ全11話から劇場版8作までを1契約でカバーします。『室井慎次』2部作を見放題で見られるのもここだけ。

Amazon Prime Videoは劇場版6作が見放題ですが、連続ドラマ本編を見るには別のチャンネル登録が必要です。DMM TVは料金が最も安く、劇場版だけ一気に見たい人向け。U-NEXTTELASALeminoも劇場版6作の見放題という点では同じ範囲です。

なお、フジテレビ公式のFODは連続ドラマ本編と劇場版6作の両方を見放題で配信しています(『室井慎次』2部作は非対応)。さらに、他社にはない『THE LAST TV サラリーマン刑事と最後の難事件』も2026年8月1日から再配信中。ドラマ本編とTVスペシャルまで押さえたいなら選択肢に入ります。

迷ったらこれ:Netflix

この記事の目的が「9月18日に向けた予習」である以上、決め手は一つしかありません。N.E.W.の前提である『室井慎次』2部作を見放題で見られるのがNetflixだけ、という点です。

ほかのサービスでも劇場版6作は追えます。でも、青島が「室井モデル」を手に取る意味を理解して劇場に座りたいなら、2部作を見ずに済ませる選択肢は正直ありません。1契約でドラマ本編から劇場版まで完走できるのも、結果的にいちばん手間が少ない。

おたくライター

【結論】: 「シリーズをまとめて見返そう」と思って契約するなら、劇場版だけのサービスを選ぶと確実に足りなくなります。
なぜなら、私が実際にそれをやったからです。劇場版が見放題だからと契約して『THE MOVIE』から順に見進めたのに、1997年の連続ドラマ本編と2024年の『室井慎次』2部作がどちらもそのサービスに無く、結局もう1契約する羽目になりました。

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14年ぶりの新作公開に合わせて、過去作のソフトやグッズが中古市場で動き始めています。

配信で済ませられない部分もある。『歳末特別警戒スペシャル』と『秋の犯罪撲滅スペシャル』の2本は見放題配信がなく、DVD宅配レンタルか円盤の入手が現状の視聴手段です。劇場パンフレットや当時のグッズ類にいたっては、買い逃したら中古で探すしかない。

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📥 保存版:踊る大捜査線 主要12作 見る順番&N.E.W.予習度 早見表

このままスクリーンショットして、見返しながら順番を消し込んでいくと迷いません。予習度の「◎」はN.E.W.の前提として特に効く作品です。各作品をどこで見られるかは、ひとつ上の【VOD比較】セクションにまとめています。

#作品名公開・放送年区分N.E.W.の予習度
1踊る大捜査線(連続ドラマ全11話)1997年ドラマ本編
2踊る大捜査線 歳末特別警戒スペシャル1997年TVスペシャル
3踊る大捜査線 秋の犯罪撲滅スペシャル1998年TVスペシャル
4踊る大捜査線 THE MOVIE1998年劇場版本編
5THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!2003年劇場版本編
6交渉人 真下正義2005年スピンオフ
7容疑者 室井慎次2005年スピンオフ
8THE MOVIE 3 ヤツらを解放せよ!2010年劇場版本編
9THE LAST TV サラリーマン刑事と最後の難事件2012年TVスペシャル
10THE FINAL 新たなる希望2012年劇場版本編
11室井慎次 敗れざる者2024年スピンオフ
12室井慎次 生き続ける者2024年スピンオフ

※上記は2026年8月13日時点の整理です。公開順がそのまま時系列順になるので、時間があれば1から順に見るのがいちばん分かりやすい。

よくある質問(FAQ)

踊る大捜査線 N.E.W. って結局どんな話なんですか?

東京都内で起きた「225事案」という誘拐事件を軸にした物語です。犯人は身代金の運び屋として警視庁刑事部捜査第一課の青島俊作を名指しし、間に合わなければ街を爆破すると告げます。並行して3Dプリンター拳銃による連続殺人と、毒性ウイルスばらまきの脅迫も発生する。ここまでが公式発表の範囲です。

「225事案」ってどういう意味ですか?

本作で発生する誘拐事件の通称です。公式サイトと最新予告で使われている呼び名で、「225」が何を指すのかは2026年8月時点で説明されていません。数字の意味自体が作品の仕掛けになっている可能性もあるので、公開後の答え合わせを待つところだと思います。

犯人は誰ですか? 結末はどうなりますか?

2026年8月時点では公開されていません。本作は2026年9月18日公開の未公開作品なので、犯人の正体も事件の真相も結末も、まだ誰も知らない情報です。ネット上で断定的に書かれている「犯人」の情報は出所が確認できないため、本記事では扱っていません。

青島は湾岸署じゃないんですか?

はい、本作の青島俊作は湾岸警察署ではなく警視庁刑事部捜査第一課の警部補です。湾岸署の新人だったのは1997年の連続ドラマ版の話で、本作はそこから約29年後の物語になります。一部サイトが「新米刑事」と紹介していますが、これは誤りです。

室井慎次(柳葉敏郎さん)は出てきますか?

2026年8月13日時点で、公式サイト・映画.com・シネマトゥデイのいずれのキャスト一覧にも柳葉敏郎さんの名前はありません。加えて、室井慎次は劇中では既に故人であることが作品発表時に公表されています。ただし作中には室井が遺した「室井モデル」が登場し、予告では青島がそれを手に取る描写があります。

恩田すみれ(深津絵里さん)は出演しますか?

2026年8月13日時点で出演は公式に発表されていません。キャスト表にも名前がない状態です。ただし亀山千広プロデューサーは、恩田すみれについて『室井慎次』で「生きている」と決着をつけた世界観のまま作品を作っていると説明しています。キャラクターとしては生存しているという扱いです。

シリーズを見ていなくても楽しめますか?

楽しめる作りを目指していると制作側は語っていますが、1本だけ予習するなら『室井慎次 生き続ける者』をおすすめします。室井慎次の死が本作の前提になっているためです。青島側の流れを押さえたいなら『THE FINAL 新たなる希望』も。どちらもNetflixの見放題で視聴できます。

上映時間は何分ですか? 公開日はいつですか?

公開日は2026年9月18日(金)の全国公開です。上映時間については、2026年8月13日時点で映画.com・109シネマズ・ぴあ映画などの作品ページのいずれにも分数の記載がなく、未発表の状態です。判明した時点で本記事に追記します。

まとめ

『踊る大捜査線 N.E.W. メトロポリスを駆け抜けろ!』のあらすじは、「225事案」と呼ばれる誘拐事件から始まります。犯人が身代金の運び屋に青島俊作を名指しし、間に合わなければ街を爆破すると告げる。そこに3Dプリンター拳銃の連続殺人と、毒性ウイルスばらまきの脅迫が重なります。

そして本作の警察は、AIが捜査の優先順位を決める組織に変わっている。監督が語った「青島は多分変わらない存在でいて、周りが変わる」という言葉が、そのまま物語の設計図なのだと思います。

新メンバー9人に配られた8つのキーワードは、公開前に読み解ける数少ない材料です。女子高生2人だけが【失踪】を共有していること、警察の外にいる医師に【霊視】が割り当てられていること。ここは公開後に見返すと面白いはず。

犯人と結末は、9月18日以降にしか分かりません。それまでに予習するなら、まずは『室井慎次 生き続ける者』を1本。配信で追うならNetflixが最短です。

14年待った新作を、置いていかれずに楽しんでください。

参考文献・出典

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