【5秒で完全犯罪を生成する方法 ネタバレ】ラストで完全犯罪を生成したのは誰?——七希の正体・根津の小説・航が全部かぶった理由を解説

当ページのリンクには広告が含まれています。
映画『5秒で完全犯罪を生成する方法』ネタバレ解説記事のアイキャッチ画像。夜の部屋の机で光るノートパソコンと着信中のスマートフォンに、「答えを先に受け取っていたのは誰?」のコピーが入っている

この記事は、連続殺人の犯人・主人公の結末・ラストの真相まで含む核心のネタバレを扱います。
まだ観ていない方は、先に劇場で本編をご覧になることをおすすめします。

結論から言うと、死化粧の連続殺人3件の犯人は人気女優の七希で、主人公の初海航は廃工場で警察に確保され、伊野の事件を含む4件すべての罪をかぶります。そしてラストで、妹の幸来は航に電話をかける前に生成AIへ相談しており、兄に罪をかぶってもらうという趣旨の答えどおりに動いていたことが明かされます。

ラストの幸来の表情に、背筋が冷えたまま劇場を出た方も多いと思います(私もその一人でした)。お兄ちゃんは何のために全部かぶったのか。幸来はいつからAIに聞いていたのか。考えるほど、順番がうまくつながらないんですよね。

この記事では、事件を起きた順に並べ直し、ラストの意味、同じ手口になった理由、航の選択を掘り下げます。Wikipediaと公式サイトは導入部までしか書いていないので、結末は複数の鑑賞記録で一致する内容だけを使いました。

※本記事は2026年10月18日時点の情報です。

💡この記事でわかること
  • 伊野の死からラストまで、物語で起きたことを事件の順番で
  • ラストで明かされる幸来とAIのやり取りと、題名の意味
  • 航と七希のAIが同じ手口を答えた理由と、根津範昭の小説
  • 航が4件すべての罪をかぶった理由(自首ではなく確保だった経緯)
  • 原作の有無・キャスト・配信状況と、結末を確かめられるシナリオブック

この記事を書いた人
藤沢あかり——年間150本以上を劇場で観る映画ライター。近藤亮太監督は『ミッシング・チャイルド・ビデオテープ』から追いかけています。本作は公式情報と監督・脚本家のインタビューを読み込み、結末は複数の鑑賞記録と突き合わせて整理しました。

5秒で完全犯罪を生成する方法 ネタバレの事件の時系列タイムライン
目次

『5秒で完全犯罪を生成する方法』の結末は?——事件の順番で全体を整理

連続殺人の犯人は七希、航は4件すべての罪をかぶって確保され、最後に幸来の相談が明かされる——物語はこの順で閉じます。

発端:伊野の死と、AIの最初の答え

高校2年生の初海幸来(原菜乃華)は、演劇部の顧問で数学教師の伊野(森岡龍)から、補習の続きを自宅で受けるよう言われて訪れます。そこで更衣室の盗撮映像で脅されて襲われ、近くにあった石膏像で反撃して伊野を死なせてしまいました。

電話を受けて駆けつけたのが、兄でフリーライターの初海航(重岡大毅)です。航が生成AIに相談すると、石膏像で何度も殴っているので正当防衛は難しく、過剰防衛で殺人罪になりうるという答えが返ってきます。

犯罪の相談は断られるため、航は小説の案という前提で指示を求めます。そしてAIの答えどおりに指紋を拭き取り、遺体の親指を切り落とし、顔に死化粧を施して猟奇殺人に見せかけ、アリバイ工作まで済ませました。すべては、航が打ち込んだ1行のプロンプトから始まったのです。

隠蔽のはずが、連続殺人と同じ手口に

最初の事情聴取は、無事に切り抜けたかに見えました。ところが伊野の事件は、すでに3人が犠牲になっている死化粧の連続殺人と同じ手口だと分かります。

AIの答えどおりにやっただけなのに、なぜ——。ここから兄妹は追い詰められていきます。航は駅のホームで何者かに突き落とされそうになり、兄妹の家には前の事件の被害者の親指が届く。ネットでは伊野の事件の犯人は幸来だという噂が広まり、幸来は学校で好奇の目にさらされます。

埼玉県警の警部補・一堂恵(伊藤歩)は、4件目にあたる伊野の事件だけに違和感を持ち、幸来を疑い始めます。

七希の告白と、根津の恐喝

真相を探るうちに航がたどり着いたのが、人気女優の七希(田中みな実)でした。七希は連続殺人3件が自分の犯行だと認め、そのうえで航に手を組もうと持ちかけます。警察に話されれば自分も捕まる。つまり、互いの犯行を黙っておくための取引です。

七希もまた、石丸幹二が演じる人格「モリアーティ」を設定した生成AIに、完全犯罪の方法を相談していました。

さらに、アマチュア小説家の根津範昭(黒田大輔)が現れます。根津は事件のせいで自分の小説が駄目になったと恨み、幸来を犯人とみて金をゆすってきました。

廃工場で航が名乗り、確保されるまで

追い詰められた航にAIが示したのは、根津を殺して全ての事件の犯人に仕立てるという答えでした。根津の殺害を決意したのは航で、七希ではありません。

航は、警察に見られているのを承知で橋の上から指を捨てます。それから根津を廃工場に呼び出して銃を向け、伊野を含む4人とも自分がやったと告げました。そこへ幸来と七希も駆けつけ、揉み合いになります。

警察が駆けつけると、航は七希に、幸来を連れて逃げるよう頼みます。そして刑事の一堂に自分が全部やったと名乗り、その場で確保されました。逮捕された航は、4件すべてを自分の犯行だと自白します。根津は殺されていません。

航の逮捕後、七希と幸来はどうしたか

航の逮捕後、幸来は自分が警察に行くと言い出します。けれど七希に、証拠は消されていて自分がやったと証明できないと止められ、幸来は警察へ行きませんでした。

七希は幸来に別れを告げ、自首しに警察へ向かいます。物語はここで終わるように見えて、最後に場面が伊野の事件の夜へ戻ります。

おたくライター

伊野の家で航が指紋を拭き取る場面は、2回目にこそ見え方が変わります。初見の私は、あれを妹を守ろうとする兄の必死さとしてしか見ていませんでした。廃工場で航が4人とも自分がやったと告げた瞬間、あの拭き取りの場面に別の意味が重なって見えたんです。

完全犯罪を5秒で生成したのは誰だったのか?——題名の主語が入れ替わるラスト

完全犯罪の答えを最初に受け取っていたのは、妹の幸来でした。兄に電話をかける前に、幸来はもうAIに相談していたのです。

ラストで戻る「事件の夜」に明かされること

ラストで場面は伊野の事件の夜に戻ります。そこで明かされるのは、幸来が航に電話をかける前に、生成AIへ罪を免れる方法を相談していたことです。

AIの答えは、兄に罪をかぶってもらう、つまり兄に連絡すれば身代わりになってくれるという趣旨のものでした。幸来はその答えどおりに、航へ電話をかけていたことになります。そして幸来は、自分のせいではないという趣旨の言葉を口にします。

最後の数カットがどの順番で並ぶかは、鑑賞記録によって書き方が違います。ここは断定せずにおくので、ぜひ本編で確かめてください。

「5秒」は何を指しているのか

題名の「5秒」は、作中のAIが答えを返す速さと重なって見えます。MOVIE WALKER PRESSは、本作の画面をこう表現していました。

プロンプトを打つとその5秒後には答えが羅列されていく無機質な画面

出典: AI時代のリアルな恐怖を描いた『5秒で完全犯罪を生成する方法』を映画ファンはどう見た? – MOVIE WALKER PRESS, 2026年9月4日

観客は本編のほとんどを、航がAIに聞き直しながら隠蔽を続ける姿を見て過ごします。ところがラストで分かるのは、その試行錯誤より前に、幸来がもう答えを受け取っていたことでした。完全犯罪を5秒で生成したのは航ではなく幸来——題名の主語が、最後に兄から妹へ入れ替わるんです(ここは筆者の読みです)。

映画.comの特集が“すべての意味が変わる”ラスト5秒間と宣伝し、リアルサウンドが結末をこう評したのも、この入れ替わりを指しているのだと思います。

そして最後に待ち受けるのは、どんでん返しで皮肉な結末。

出典: 『5秒で完全犯罪を生成する方法』は“AI映画”を更新する? 現代人の思考停止をあざ笑う – リアルサウンド映画部(玉置正義), 2026年9月12日

幸来は最初から兄を利用するつもりだったのか

ここは、鑑賞記録の間でも読み方が割れています。兄への愛情や申し訳なさも本心だったとみる記録があれば、兄が守ってくれるとは考えていても、身代わりにまでなると考えていたのかは分からないとする記録もありました。

私は、どちらか一方に決めないところに本作の怖さがあると思っています。幸来は伊野に襲われた被害者でもある。その幸来が、AIの答えどおりに兄へ電話をかけた。悪意なのか、混乱の中で答えにすがったのか——映画はそこを説明しません。だから観客は、序盤の幸来の言動を思い返して、何度も解釈を揺らすことになるんです。

おたくライター

2回目を観るなら、冒頭で幸来が航に電話をかけるまでの流れを、時間を意識しながら追ってみてください。ラストで同じ夜に戻ったとき、初見では助けを求める電話にしか見えなかった場面が、まったく違う手触りで迫ってきます。私の場合、題名の意味が腹に落ちたのは、帰り道にその電話の場面を思い出したときでした。

なぜ航と七希のAIは同じ手口を答えたのか?——根津の小説でつながる3つの事件

根津範昭がネットに公開していた小説が、AIの情報源になっていたからです。航と七希のAIは、同じ小説をもとに同じ手口を答えていました。

根津の小説が、AIの答えのもとだった

親指を切り落とし、顔に死化粧を施す。この手口は、根津がネットに公開していた小説に出てくるものでした。航と七希は別々にAIへ相談したのに、AIはどちらにも同じ小説をもとにした手口を答えていたわけです。映画.comの特集も、根津を事件のキーとなる“小説”を書き上げた男と紹介しています。

皮肉なのは、その根津自身も小説をAIで書いていたことです。根津は事件のせいで自分の小説が駄目になったと恨み、幸来をゆすります。AIに作品を使われた被害者に見えた人が、実はAIで書く側でもあった。この入れ子が、作品のテーマそのものになっていると感じました。

七希の3件は、1件を隠すための連続殺人だった

七希の動機は、鑑賞記録の間で一致しています。1人目の被害者は七希を長年ゆすっていた運転手で、残る2人は、それを連続殺人に見せかけるために殺した無関係の人でした。

つまり七希の事件も、航が伊野の死を猟奇殺人に見せかけたのと同じ発想です。本当に隠したい1件を、連続殺人の中に紛れ込ませる。2人は同じ型の隠蔽を、それぞれのAIの答えから組み立てていたことになります。

事件実行した人目的
連続殺人の1人目七希七希を長年ゆすっていた運転手を殺す
連続殺人の2人目・3人目七希1人目の事件を連続殺人に見せかける(被害者は無関係の人)
伊野の事件(4件目)幸来が死なせ、航が隠蔽猟奇殺人に見せかけ、幸来の関与を隠す

モリアーティ(石丸幹二)は何者なのか

モリアーティは実在の人物ではなく、七希が使う生成AIのプロンプトとして設定された人格です。七希はAIにシャーロック・ホームズの宿敵の名を持つ人格を与え、その声を頼りに動いていました。映画.comの特集は、AIを支配している側だった人間が、次第に支配される側へ転じていく構図だと紹介しています。

最後に七希が自首しに警察へ向かうのは、この「支配される側」から自分の意思で降りる選択として読めます。AIの答えどおりに電話をかけた幸来と並べると、2人の女性の選択はくっきり対照的です(ここも筆者の読みです)。

航はなぜ4件すべての罪をかぶったのか?——自首ではなく廃工場で確保された経緯

妹の幸来を守るためです。航は伊野の事件だけでなく4件すべてを自分の犯行として引き受け、自首ではなく、廃工場で刑事に自分が全部やったと名乗ってその場で確保されました。

伊野の家の時点から、罪をかぶる備えをしていた

航は、伊野の家で証拠を消していた段階から、わざと自分の指紋を残すなど、いざというときに自分が罪をかぶる備えをしていました。橋の上から指を捨てたのも、警察に見られているのを承知のうえで、自分に疑いを向けさせるためです。

つまり航には、AIに聞いた完全犯罪と並行して、自分で用意したもう一つの計画があったことになります。AIの答えが崩れたとき、最後に頼ったのはAIではなく自分の計画だった。ここが航という人物の核心だと私は思います。

では、なぜ伊野の事件だけでなく4件すべてなのか。伊野の事件だけを自分の罪にすると、なぜ航が伊野を殺したのかという動機が問われます。4件まとめて引き受ければ、伊野の事件は連続殺人の1件として扱われ、幸来が受けた被害や関与に目が向きにくくなる。航が七希の分まで引き受けたのは、そのためだと読めます(ここは筆者の解釈です)。

「自首」ではなく「確保」と書く理由

航は自首していません。廃工場に警察が駆けつけたとき、航はまず七希に、幸来を連れて逃げるよう頼みました。そのうえで刑事の一堂に自分が全部やったと名乗り、その場で確保されています。

この順番が大事なんです。先に妹を逃がし、それから名乗る。警察署へ出向いたのではなく、根津に銃を向けた現場で、自分が犯人として捕まる形を選んでいます。

監督の近藤亮太は、航という人物をこう語っていました。

航は妹想いなんですけど、自分の人生をちゃんと生きているし、家族は大切だと思っていても鬱陶しいと思うことだってある。

出典: 重岡大毅&近藤亮太監督が感じた熱量を分かち合うことの重要性 – MOVIE WALKER PRESS, 2026年9月9日

妹想いでも、自分の人生があり、家族を鬱陶しいと思う日もある普通の27歳。そんな兄が、最後は自分の人生ごと妹に差し出す。その重さがあるからこそ、ラストで幸来の相談が明かされたときの皮肉が効いてくるのだと思います。

おたくライター

人に話すときは、航は自首したのではなく廃工場で確保された、と覚えておくと筋が通ります。私も鑑賞直後は細部があいまいでしたが、名乗った相手が刑事の一堂で、その前に七希へ幸来を託していたと整理し直して、航の計画が最初から自分が捕まる形を想定していたと気づきました。

原作はある?作品情報とキャスト——岡田道尚のオリジナル脚本・近藤亮太監督

原作の小説や漫画はありません。岡田道尚の原案・オリジナル脚本を、近藤亮太監督が映画化した作品です。

作品の基本情報

項目内容
公開日2026年9月11日(金)全国公開
上映時間・区分107分・映倫区分G(2026年製作・日本)
監督近藤亮太
原案・脚本・プロデュース岡田道尚
音楽Teje
配給・制作配給:ギャガ/制作プロダクション:アークエンタテインメント
ワールドプレミア第30回プチョン国際ファンタスティック映画祭
興行公開初週末の国内映画ランキングで初登場10位

岡田道尚は『マスカレード・ホテル』シリーズや『#マンホール』(2023年)を手がけた脚本家で、着想は2023年夏だったと明かしています。

『生成AIに完全犯罪を作らせたらどうなるか?』。その小さな思い付きが全ての始まりでした。

出典: 重岡大毅×原菜乃華が兄妹役で初共演!映画『5秒で完全犯罪を生成する方法』今秋公開 – シネマトゥデイ, 2026年3月4日

監督の近藤亮太は『ミッシング・チャイルド・ビデオテープ』で商業映画監督デビューした新鋭です。近藤亮太監督の商業デビュー作『ミッシング・チャイルド・ビデオテープ』のネタバレ考察もあわせてどうぞ。

キャストと役どころ

役名演者役どころ
初海航重岡大毅(WEST.)主人公。27歳のフリーライター。両親を亡くし妹と2人暮らし
初海幸来原菜乃華航の妹。高校2年生(17歳)・演劇部
七希田中みな実人気女優
一堂恵伊藤歩埼玉県警の警部補
睦月元九十九黄助埼玉県警の巡査部長
根津範昭黒田大輔アマチュア小説家
伊野森岡龍高校の数学教師・演劇部の顧問
モリアーティ石丸幹二七希の生成AIに設定された人格
生成AIの声早見沙織劇中の生成AIのボイス

航が使う生成AIの名前は、公式サイトの表記で「chAppIe」です。重岡大毅と原菜乃華は本作が初共演で、重岡大毅は『ある閉ざされた雪の山荘で』(2024年)で映画単独初主演を務めました。重岡大毅の映画単独初主演作『ある閉ざされた雪の山荘で』のネタバレ解説も公開しています。

ラストのどんでん返しにX・知恵袋・5chはどう反応した?——題名回収への評価と脚本への辛口

X(旧Twitter)ではラストの題名回収を評価する声が目立ち、5ch(旧2ちゃんねる)では脚本の粗さへの辛口が多く見られました。Yahoo!知恵袋では、観るかどうかの相談や題名への疑問が中心です。

Xでの感想——ラストの題名回収を評価する声が目立った

Xでは、ラストで題名の意味が回収される構成を評価する声が目立ちました。

  • 全然5秒でできていないという心の中のツッコミを、ラストが回収したのが良かったという声
  • 最初のAIとのやり取りで気になった違和感が、ラストにつながったという声
  • 発想は面白いがミステリー部分は大味で、ラストの題名回収は良かったという指摘

全然5秒でできていない、というツッコミが出るのは、航がAIに何度も聞き直しながら手探りで隠蔽を続けるからです。その長い試行錯誤に付き合わされるからこそ、幸来がとっくに答えを受け取っていたと分かる最後の場面が、題名の答え合わせとして効く。最初の違和感がラストにつながったという声も、電話の前に何があったのかを最後まで伏せる構成への反応だと読めます。

Yahoo!知恵袋で多かった疑問——観るか迷う相談と、オチへの辛口の回答

Yahoo!知恵袋では、鑑賞前の相談や題名への疑問が目立ちました。

  • 公開前に、おかしなタイトルの映画やドラマが多すぎないかと尋ねる質問(例の一つが本作)
  • 上映中の本作と別の邦画のどちらを観るか迷っているという質問
  • 感想を求める質問(ベストアンサーは、最後のオチで興ざめした、どんでん返しがなければ美談として佳作になれたという回答)

公開前から題名そのものが話題になっていたのは、一度聞いたら忘れにくい題名だからでしょう。オチに否定的な回答は、航の献身を美談として受け取った人ほど、ラストで裏切られたと感じやすい構成であることを示しています。航に感情移入するほど、最後の一手が重く刺さる。評価が割れる理由は、ここにあると考えています。

5chでの評価——脚本の粗さへの辛口と、オチを推す声

5chの作品スレッドでは、辛口の書き込みが多く見られる一方、ラストの仕掛けを評価する声もありました。

  • キャストは良かったが、脚本はAIに生成させたようなシナリオだったという書き込み(前夜祭で観た人)
  • AIで完全犯罪などできるはずがないと思わせて進め、最後に5秒で完全犯罪を生成していたと明かすオチはかなり良いという書き込み
  • 根津を事件の外の本当の被害者だと見ていたが、彼もAIで書いていたと分かって萎えたという書き込み

正直に言えば、私も初見では中盤の展開に何度か首をかしげました。脚本への辛口と、オチへの評価が同じスレッドに並ぶのが面白いところです。中盤の展開に乗れなかった人がいる一方で、ラストの一点で全体を組み立て直す構成を推す人もいる。根津への同情が裏返る声も、AIに作品を使われる側とAIで書く側を一人に重ねた脚本の仕掛けが、きちんと届いた結果だと思います。

媒体目立った反応温度感
X(旧Twitter)ラストの題名回収を評価する声好意的な声が目立つ
Yahoo!知恵袋観るか迷う相談・題名への疑問・オチへの辛口の回答確認・疑問
5ch脚本の粗さへの辛口と、オチを推す声賛否が混在

配信はいつから?結末を確かめるならシナリオブック

2026年10月18日時点で、配信開始日は発表されていません。結末を文字で確かめたいなら、KADOKAWAから出ているシナリオブックが手がかりになります。

配信・Blu-rayの状況

手段状況(2026年10月18日時点)
劇場2026年9月11日公開。上映館は公式サイトの劇場情報で確認
動画配信配信開始日は未発表
Blu-ray・DVD発売日は未発表
シナリオブック紙・電子版とも2026年9月4日発売(KADOKAWA)

配信の告知がまだ無いため、動画配信サービスの比較表は載せていません。配信が始まったら、冒頭の電話の場面を見返す価値が大きい作品です。

シナリオブックで結末を確かめる

『5秒で完全犯罪を生成する方法』のシナリオブックは、KADOKAWAから2026年9月4日に発売されました。四六判248ページで、定価は2,090円。電子版も同じ日に出ています。

脚本に加えて、巻頭カラー16ページの場面写真、脚本家自身による解説、企画書第一弾、脚本執筆のために試行錯誤したAI生成文などの資料が収録されています。AIに完全犯罪を作らせる物語のために、脚本家自身がAI生成文を試していた。題材を考えると、その資料自体が読みどころです。ラストの幸来の場面を言葉で確かめたい人にも向いています。

中古・フリマでシナリオブックやパンフレットを探すなら

紙で手元に置きたい方は、シナリオブックや劇場パンフレットを中古・フリマで探す手もあります。題名の意味をもう一度かみしめたくなる作品なので、資料を一冊残しておくのも悪くありません。

サービス取扱商品特徴・おすすめ
メルカリ中古DVD/Blu-ray・パンフレット・グッズなど個人出品で掘り出し物・限定品が見つかる
Yahoo!フリマ中古DVD/Blu-ray・ホビー・書籍全般PayPay連携・匿名配送。紹介コードで特典あり
ネットオフ中古DVD/Blu-ray・書籍・ゲームまとめ売り・宅配買取に強く、状態表記が明確
Amazon新品・中古のBlu-ray/DVD・4K UHD・グッズ新品も中古も。フィギュア・円盤・全巻セットが揃い、プライムなら翌日配送

迷ったら、まずは新品のシナリオブック(紙か電子版)で十分です。中古・フリマは、劇場で買いそびれたパンフレットを探したいときに向いています。

📥 保存版:登場人物の最終的な立ち位置 早見表

このままスクショしておけば、2回目の鑑賞や人に話すときに迷いません。

人物(演者)事件との関わり結末での立ち位置
初海航(重岡大毅)伊野の事件を隠蔽し、根津を廃工場に呼び出して銃を向ける廃工場で刑事に名乗って確保(逮捕)され、4件すべてを自白
初海幸来(原菜乃華)伊野に襲われ、石膏像で反撃して死なせる警察へは行かない。電話の前にAIへ相談していたとラストで明かされる
七希(田中みな実)死化粧の連続殺人3件の犯人幸来に別れを告げ、自首しに警察へ向かう
根津範昭(黒田大輔)ネットに公開していた小説がAIの情報源。幸来をゆする廃工場で殺されていない
伊野(森岡龍)幸来を盗撮映像で脅して襲う物語の冒頭で死亡
一堂恵(伊藤歩)4件目だけに違和感を持ち、幸来を疑う廃工場で航が名乗り出る相手
モリアーティ(石丸幹二)七希の生成AIに設定された人格七希は最後に、その支配から離れて警察へ向かう

よくある質問(FAQ)

5秒で完全犯罪を生成する方法の連続殺人の犯人は誰?

伊野の事件の前に起きていた死化粧の連続殺人3件の犯人は、人気女優の七希(田中みな実)です。七希も生成AIに完全犯罪の方法を相談していました。4件目にあたる伊野の事件だけは、幸来が死なせ、航が隠蔽したものです。

航は最後どうなるの?自首したの?

いいえ、航は自首していません。廃工場に警察が駆けつけると、航は七希に幸来を連れて逃げるよう頼み、刑事に自分が全部やったと名乗ってその場で確保されます。そのうえで4件すべてを自分の犯行だと自白しました。

ラストでは何が明かされるの?

幸来が航に電話をかける前に、生成AIへ罪を免れる方法を相談していたことです。AIの答えは兄に罪をかぶってもらうという趣旨で、幸来はその答えどおりに航へ電話していました。完全犯罪を5秒で生成したのは妹だった、という結末です。

七希はなぜ3人を殺したの?

1人目の被害者が、七希を長年ゆすっていた運転手だったからです。残る2人は、その1件を連続殺人に見せかけるために殺した無関係の人でした。航が伊野の死を猟奇殺人に見せかけたのと、同じ発想の隠蔽です。

原作の小説や漫画はあるの?

ありません。岡田道尚による原案・オリジナル脚本の映画です。KADOKAWAから2026年9月4日に出たシナリオブックは、原作ではなく映画の脚本をまとめた本です。

5秒で完全犯罪を生成する方法はいつ配信されるの?

2026年10月18日時点で、配信開始日は発表されていません。2026年9月11日に劇場公開された作品で、Blu-ray・DVDの発売日も未発表です。上映館は公式サイトの劇場情報で確認するのが確実です。

まとめ

連続殺人3件の犯人は人気女優の七希で、航と七希のAIが同じ手口を答えたのは、根津範昭の小説がAIの情報源だったからです。航は廃工場で刑事に名乗って確保され、4件すべての罪をかぶります。七希は自首しに警察へ向かい、幸来は警察へ行きません。

そしてラストで、幸来が電話の前にAIへ相談していたことが明かされる。完全犯罪を5秒で生成したのは兄ではなく妹だった——題名の主語が最後に入れ替わる映画です。配信開始日はまだ発表されていないので、結末を言葉で確かめたい方はシナリオブックを手に取ってみてください。

参考文献・出典

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次