『カテナチオ』の最新話(第89話時点)は、FCオリヴェーロU-19がトップチーム昇格をかけて戦う「昇格戦へ」編の真っただ中です。かつての最大の山場だった育成世代の絶対王者ネオメニアとの激戦は、すでに決着済み。主人公・嵐木八咫郎(あらき やたろう)はDF(センターバック)として、得点ではなく守備で試合を動かし続けています。
この記事では、隔週連載と長期休載で「前回どこまで進んだっけ?」となっている読者に向けて、最新話までの流れを時系列で一本に整理します。あわせて、嵐木がなぜCBなのか、なぜ「守備で勝つ」主人公がこんなに熱いのかまで掘り下げます。
- 主人公・嵐木八咫郎がなぜCB(守備)で戦うのか
- 渡伊からU-19、絶対王者ネオメニア戦、そして最新の「昇格戦へ」編までの時系列整理
- 決着済みのネオメニア戦の見どころと、最新話「昇格戦へ」編のキーマン
- タイトル「カテナチオ」の意味と作品テーマのつながり
- 今何話・何巻まで出ているか、長期休載の理由
- 電子書籍で既刊9巻をお得に読む方法
この記事には『カテナチオ』最新話(第89話「昇格戦へ」編)までのネタバレが含まれます。決着済みのネオメニア戦の結末に触れる箇所もあるため、まっさらな状態で読みたい方はご注意ください。
この記事を書いた人|藤沢あかり
学生時代にDF(センターバック)をプレーしていた元サッカー部。『カテナチオ』は1巻から最新9巻まで読破し、ヤンジャン+で最新話まで追っています。守備側の視点で戦術漫画を読むのが好きで、地味と言われがちなDFの魅力を語りたい人間です。
そもそもカテナチオはどんな漫画?嵐木八咫郎はなぜCBなのか
『カテナチオ』は、イタリアを舞台にした青年サッカー漫画です。主人公・嵐木八咫郎は得点ではなく守備(CB)で勝負する、サッカー漫画としては異色の主人公です。
作者は森本大輔さん。原作・作画を一人で兼任しています。『週刊ヤングジャンプ』(集英社)で2022年48号から連載が始まりました。累計発行部数は2026年2月時点で40万部を突破しています。
主人公の嵐木は、もともとトップ下の選手でした。しかし県予選決勝の前、チームメイトとのトラブルをきっかけにセンターバックへ転向します。ここが本作の出発点です。
嵐木の武器は、天才的な才能ではありません。粘り強さと、相手の動きを読む鋭さ。そして、狂気にも似た勝利への執念です。プロフェッショナルファウルすら辞さない、泥臭い守備の選手として描かれます。
彼は県予選決勝で敗れ、一度は挫折しかけます。ところが、その試合を視察していた人物がいました。イタリア1部・FCオリヴェーロのチーフスカウト、シルヴィオ・テスタです。
テスタは「負けた試合の中で光るプレー」に嵐木の資質を見抜きます。こうして嵐木は高卒でイタリアへ渡ることになります。派手なゴールではなく、守備の凄みでスカウトされる。この入り口からして、本作は普通のサッカー漫画と違います。
嵐木がCBだと知ると「主人公なのに地味では?」と身構える人がいます。でも安心してください。1巻でテスタが嵐木の守備を評価する場面を読めば、この作品が「守備=地味」という先入観を壊しにくる漫画だと分かります。筆者もそこで引き込まれました。
最新話までのあらすじを時系列で整理|渡伊→U-19→ネオメニア戦→昇格戦へ
最新話までの流れをざっくり言うと、高卒でイタリアへ渡った嵐木が、U-19で絶対王者ネオメニアとの激戦を乗り越え、いまトップチーム昇格をかけた「昇格戦へ」編を戦っている、という段階です。
隔週連載で間が空くと、この流れを見失いがちです。ここで一度、時系列で整理しておきましょう。
①渡伊とFCオリヴェーロ入団
嵐木はチーフスカウト・テスタのスカウトを受け、単身イタリアへ渡ります。言葉も文化も違う土地で、通訳のダリアとともにプロの世界へ足を踏み入れます。ダリアはドライな性格で、サッカー知識は乏しいものの、テスタに辛辣な指摘をする存在です。
②U-19所属とチーム内カースト
嵐木が最初に身を置くのは、FCオリヴェーロの下部組織U-19です。ここには実力主義の厳しいカーストがあります。日本から来た無名のDFは、当然ながら下から這い上がる立場です。派手なゴールではなく、守備の読みと粘りでチームに貢献し、少しずつ立場を上げていきます。
③絶対王者ネオメニアとの激戦(決着済みの山場)
U-19編の最大の山場が、イタリア育成世代の絶対王者と呼ばれるネオメニアとの一戦です。格上を相手に、嵐木たちは守備を軸に食らいつきました。ここまでの成長が試される大勝負で、本作屈指の激戦として描かれます。この試合はすでに決着しています。
④最新局面・「昇格戦へ」編
そして最新話。物語は、U-19からトップチーム(Bチーム)への昇格をかけた「昇格戦へ」編に入っています。ネオメニア戦を経て力をつけた嵐木たちが、次のステージへ上がれるかどうかを賭けて戦う――それが第89話時点の最新局面です。
こうして並べると、嵐木の物語が「無名の日本人DFが、守備の力で少しずつ階段を上っていく」一本の線で貫かれているのが分かります。
連載を隔週で追っていると、ネオメニア戦から最新の昇格戦への流れを一度見失うことがあります。筆者も実際そうなり、8巻を読み返してやっと繋がりました。記憶が曖昧なら、思い切って単行本で一気に読み返すのがいちばん早い整理法です。

登場人物・キャラクター相関|物語を動かすキーマンたち
『カテナチオ』の面白さは、嵐木ひとりでは成立しません。彼を引き上げる大人、支える味方、立ちはだかる強敵。この人間関係を押さえると、最新話の緊張感が何倍にもなります。
シルヴィオ・テスタ(FCオリヴェーロ/チーフスカウト)
嵐木をイタリアへ導いた張本人です。チーフスカウト兼スポーツディレクターという立場で、県予選決勝を視察中に嵐木を発見しました。派手な得点ではなく「負けた試合で光るプレー」を見抜く、目利きの人物です。物語のすべては、この男のスカウトから始まります。
ダリア(通訳)
イタリアでの嵐木を言葉の面で支える通訳の女性です。ドライな性格で、サッカー知識は乏しいと描かれます。それでいてテスタに辛辣な指摘をする場面もあり、異国で戦う嵐木の日常に独特の空気を持ち込む存在です。
ナザリオ・ランフランキ(FCオリヴェーロ側の神童)
味方チームの希望となる若き才能です。ネオメニア戦でも攻撃の起点として期待を集め、最新の「昇格戦へ」編でも鍵を握る存在です。天才肌のナザリオと、執念型の嵐木。タイプの違う二人がどう噛み合うかも読みどころです。
ネオメニアの強敵たち(ストラトス・マシュー/ガブリエッリ)
決着済みの山場・ネオメニア戦で立ちはだかったのが、育成世代の絶対王者ネオメニアです。超攻撃的サイドバックのストラトス・マシューはトリックプレーでゴールをこじ開け、ガブリエッリは絶対的な壁として味方の攻撃を跳ね返しました。格上の壁として、嵐木たちの前に重くのしかかった存在です。
このほかにも、ミロ・ジャンパルモやラファエロ・アマーティー、ブルーノ・マルキといったキャラクターが物語を彩ります。多国籍のチームだからこそ、価値観のぶつかり合いが人間ドラマとして立ち上がってきます。
登場人物が増えてくると、誰が味方で誰が敵か混乱しがちです。筆者のおすすめは、まず「テスタ=導く人」「ナザリオ=味方の天才」「ネオメニア勢=立ちはだかった山場の壁」の3軸だけ頭に入れること。この軸があるだけで、ネオメニア戦から昇格戦への攻防がぐっと読みやすくなります。
ネオメニア戦の見どころと最新話「昇格戦へ」編の焦点|嵐木の守備はどう効くか
U-19編の最大の山場だったネオメニア戦の見どころは、絶対王者を相手にFCオリヴェーロがどこまで食らいつけるかでした。前半終了間際に同点弾を許し、後半は苦しい展開が続きます。
同点弾を決めたのは、ネオメニアの超攻撃的なサイドバック、ストラトス・マシューです。彼のトリックプレーにFCオリヴェーロは崩されました。守備を軸にするチームにとって、失点は重くのしかかります。攻めあぐねる場面では、味方の希望・神童ナザリオ・ランフランキへの期待も、ネオメニアの絶対的な壁・ガブリエッリに止められてしまいます。格上相手の緊張感が最後まで途切れない、本作屈指の激戦でした。
この山場を越えたいま、物語は最新の「昇格戦へ」編に入っています。舞台はU-19からトップチーム(Bチーム)への昇格をかけた戦い。ネオメニア戦で力をつけた嵐木たちが、次のステージへ上がれるかどうかを賭けて挑みます。第89話時点では、この昇格戦がまさにクライマックスへ向かっているところです。
注目したいのは、やはり守備の嵐木がこの勝負をどう読み、どう動くのか。得点で試合をひっくり返すのではなく、守備と戦術で流れを変えにいく。そこに本作らしさが詰まっています。
ネオメニア戦は、嵐木がストラトス・マシューのトリックプレーを「どう読むか」に注目して読み返すと面白さが跳ね上がります。筆者は最初この試合を勢いだけで読み飛ばし、あとで読み返して初めてDF同士の駆け引きの妙に気づきました。もったいなかったです。最新の昇格戦も、同じ目線で追うと一気に熱くなります。
なぜ「守備で勝つ」主人公が熱いのか|カテナチオというタイトルの意味
「カテナチオ」はイタリア語で「閂(かんぬき)」を意味します。堅牢な守備を基盤とする、イタリア発祥のサッカー戦術の名前です。つまりタイトルそのものが、守備で勝つ主人公・嵐木の生き方を象徴しています。
サッカー漫画の主人公といえば、点を取るストライカーが定番です。ゴールで観客を沸かせる華やかな役割が、物語の中心に据えられてきました。
その定番を、本作はあえて裏返します。主人公は点を取らないDF。守るために思考し、相手の攻撃を読み切ることで勝利をつかもうとします。
嵐木の守備は、単なる肉体的な競り合いではありません。相手が次に何をするかを読む、知的な駆け引きとして描かれます。一対一の場面では、彼の思考の過程が細かく描かれます。守備がまるでチェスのように見えてくるのです。
このアプローチは、読者のサッカー観そのものを揺さぶります。「守備は地味」という常識を、実力で否定していく。そこにこの作品の芯があります。
さらに本作は、才能と執念の対比を描きます。嵐木は天才ではありません。凡人が、メンタリティと思考で天才に挑む。この構図が、多くの読者の心を掴んでいます。
イタリアのサッカー文化や、多国籍チームの人間ドラマも読みごたえがあります。勝利至上主義と個人の価値観の相克というテーマも、物語に厚みを与えています。
読者の評価でも、この「守備の面白さ」を推す声が目立ちます。派手なゴールがなくても、一対一の駆け引きや心理戦で十分に熱くなれる。そんな感想が多く寄せられています。累計40万部という数字も、守備主人公という挑戦が受け入れられた証と言えるでしょう。
一方で、サッカーの戦術描写が細かいぶん、ルールに詳しくない読者には少し敷居が高いという声もあります。ただ、そこは嵐木の思考をなぞるように読めば自然と理解できます。むしろ「守備ってこんなに考えることがあるのか」と知る面白さこそ、本作最大の入り口です。
カテナチオは今何話・何巻まで?連載状況と長期休載の理由
単行本は既刊9巻です。最新刊の第9巻は2026年6月18日に発売されました。アプリ(ヤンジャン+)ではさらに先の第89話「昇格戦へ(8)」まで配信されており、これが最新話にあたります。
『カテナチオ』は現在も連載中です。ただし、途中で長期休載を挟んでいます。
2024年8月、作者・森本大輔さんの体調不良により、長期休載が公式X上で発表されました。ファンにとっては不安な時期でした。
その後、2024年12月発売の2025年1号から連載が再開されます。再開後は、毎週ではなく隔週での連載となっています。
つまり、いま追いかけている読者は「隔週ペース」で最新話を読んでいることになります。間が空くぶん、前回までの展開を忘れやすいのが正直なところです。だからこそ、単行本でまとめて読み返す価値があります。
アプリで隔週・断片的に追ってきた展開も、単行本ならひと続きの物語として一気に味わえます。決着済みのネオメニア戦から最新の昇格戦へ至る流れも、まとめ読みなら一本の線としてすっきり整理できます。
カテナチオはどこで読める?電子書籍でお得に読む方法
『カテナチオ』は、ヤンジャン+などのアプリで最新話まで、単行本は各電子書籍ストアで既刊9巻まで読めます。初回クーポンやまとめ買い割引を使えば、9巻をぐっとお得に揃えられます。
隔週連載で記憶が飛びがちな作品だからこそ、単行本を通しで読み返すと物語の解像度が一気に上がります。アプリの無料話で雰囲気を掴んだら、電子書籍で1巻から一気読みするのがおすすめです。
主要な電子書籍ストアを、特典の特徴で比べると次のようになります。
自分に合った特典から選べば、9巻分の出費を無理なく抑えられます。まず1冊だけ試すならブックライブの初回クーポン、既刊をまとめて揃えるならebookjapanやDMMブックスのまとめ買いが向いています。
紙の全巻セットや中古で揃えたい場合は、フリマ・中古サービスも選択肢です。読み終えた後にコレクションとして手元に残したいファンにも向いています。
| サービス | 取扱商品 | 特徴・おすすめ |
|---|---|---|
| メルカリ | フィギュア・グッズ・同人誌・中古コミックなど何でも | 個人出品で掘り出し物・限定品が見つかる |
| Yahoo!フリマ | 中古本・ゲーム・ホビー・DVD/Blu-ray全般 | PayPay連携・匿名配送。紹介コードで特典あり |
| ネットオフ | 中古コミック全巻・小説・DVD/Blu-ray・ゲーム | まとめ売り・宅配買取に強く、状態表記が明確 |
| Amazon | 新品・中古の全巻セット・フィギュア・Blu-ray/DVD・グッズ | 新品も中古も。フィギュア・円盤・全巻セットが揃い、プライムなら翌日配送 |
よくある質問(FAQ)
まとめ
『カテナチオ』最新話は、絶対王者ネオメニアとの激戦を乗り越えたFCオリヴェーロU-19が、トップチーム昇格をかけて戦う「昇格戦へ」編の最中です。主人公・嵐木八咫郎はDF(CB)として、守備と読みで格上に立ち向かい続けています。
本作の魅力は、点を取らない主人公が守備で勝ちにいくという逆張りの構図にあります。才能ではなく執念と思考で天才に挑む姿は、多くの読者の心を掴んできました。
隔週連載で展開を見失いがちな作品だからこそ、単行本での読み返しがおすすめです。既刊9巻を電子書籍で一気読みすれば、ネオメニア戦から昇格戦へ至る流れがひと続きの物語として立ち上がってきます。
守備で勝つという一見地味なテーマが、これほど胸を熱くするとは思いませんでした。昇格戦の行方がどうなるのか、そして嵐木がこの先どこまで這い上がるのか。続きが楽しみな作品です。ぜひ嵐木の守備の美学を、あなた自身の目で確かめてください。
