【ドラゴンボールDAIMA ネタバレ】グロリオの正体とゴマーの目的・最終回「ゼンカイ」の結末を全20話で整理——鳥山明の遺作が描いたものとは?

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ドラゴンボールDAIMA ネタバレ記事のアイキャッチ画像。魔界の幻想的な風景を背景に、最終回の結末と考察を整理することを示すタイトル

結論から言うと、『ドラゴンボールDAIMA』は鳥山明の遺作となった全20話のアニメ完全新作です。悟空たちをミニ化させた大魔界の王ゴマーを倒すまでを描き、最終回(第20話「ゼンカイ」)でゴマーは壺に封印され、魔人クゥが新たな大魔王となって物語が完結します。黒幕に見えた少年魔人グロリオも、旅を通じて本当の仲間になります。

深夜放送だったこともあって、何話か飛ばし見のまま最終回を迎えてしまった方も多いのではないでしょうか。「グロリオって結局何者だったの?」「ゴマーの目的がよく分からないまま終わった気がする」——そんな消化不良を抱えたまま、鳥山明先生の遺作をモヤモヤで終わらせたくない。本記事では、断片的になりがちな全20話を一本の線でつなぎ直し、結末とその意味まで整理していきます。

※本記事は物語の核心に触れるネタバレを含みます。

この記事を書いた人
藤沢あかり——子どもの頃から原作・アニメでドラゴンボールに触れてきた原作世代のアニメライター。『DAIMA』は深夜放送をリアタイで追い、最終回後に頭から見返して計2周。原作・Z・超・GTを通読/視聴済みで、シリーズ全体の時系列を整理しながら作品を語るのが好きです。

💡この記事でわかること
  • 悟空たちがミニ化させられた理由とゴマーの本当の目的
  • 二転三転したグロリオの正体と、彼が仲間になった経緯
  • 最終回「ゼンカイ」でゴマーがどう倒され、誰が大魔王になったのか
  • 鳥山明の遺作としてラストの一言に込められた意味
  • DAIMAが賛否両論になっている理由をファンの声から分析
  • 全20話を今すぐ見返せる配信サービス
目次

登場人物の相関関係と物語の前提(魔人ブウ編直後)

『ドラゴンボールDAIMA』は、魔人ブウ編の直後・『ドラゴンボール超』よりも前の時系列に位置する物語です。見慣れた悟空(声・野沢雅子)たちに、グロリオ・パンジという新キャラクターが加わって大魔界を旅します。

物語の起点は「悟空たちが突然、子どもの姿に若返ってしまう」という事件です。原作・Zで散々強敵を退けてきた戦士たちが、いきなり戦闘力を削がれた状態でスタートする——この設定の妙が、初期ドラゴンボールの冒険活劇を思い出させてくれます。トランクスが9歳前後という描写から、魔人ブウ編からおよそ1年後の出来事と位置づけられています。

ドラゴンボールDAIMAのキャラクター相関図。中央の孫悟空とグロリオ・パンジ・界王神ナハレ・大魔王ゴマーの仲間/敵対関係を図示

新キャラクターの関係を整理しておきましょう。少年魔人グロリオ(声・内山昂輝)は、大魔界の科学者ドクター・アリンスに送り込まれた存在。パンジ(声・ファイルーズあい)は第3魔界を統べるカダン王の娘、いわばお姫様です。年齢はなんと82歳ですが、魔人は1000年生きるのが普通という長命種族なので、見た目通りの子どもとして描かれます。

そして物語の鍵を握るのが、悟空たちと共に旅をする界王神。実は本名はナハレといい、大魔界出身の「グリンド人」という種族であることが本作で初めて明かされます。長年「界王神とは何者か」が曖昧だったシリーズに、明確なルーツが与えられたわけです。グロリオが界王神を見て「グリンド人だ」と見抜く場面は、この種族設定を視聴者に印象づける重要なシーンになっています。

時系列の位置づけも整理しておきましょう。DAIMAは『ドラゴンボール超』のような「Zの正式な続編」ではなく、魔人ブウ編直後の隙間を描く物語です。具体的には、ビルス編(超の最初のエピソード)よりも前。悟空たちが魔人ブウを倒した直後の余韻が残る時期に、大魔界という新たな舞台が差し込まれた格好です。「Z・超・GTのどこに入るのか分からない」と迷っていた人は、「魔人ブウ編の直後で超の手前」と覚えておけば、シリーズ全体の中での立ち位置がすっきりします。

なお、GT(ドラゴンボールGT)との関係を気にする人も多いはずです。GTもまた悟空が幼児化する物語ですが、DAIMAのミニ化とは原因も時系列も別物です。GTは原作漫画終了後のずっと先の未来を描いたアニメオリジナル作品で、DAIMAはそれとは独立した魔人ブウ編直後のエピソード。両者は「悟空が小さくなる」という見た目こそ似ていますが、直接つながった続き物ではなく、それぞれ独立した物語として楽しむのが正解です。この点を押さえておくと、シリーズ間の混乱がなくなります。

おたくライター

【結論】: 第1〜5話は「キャラ紹介の助走」と割り切らず、第6話まで通しで見てから振り返ると一気に腑に落ちます。
なぜなら、グリンド人の秘密が明かされる第6話を境に「界王神=ナハレ」という前提が効いてくるからです。私は序盤を録画で飛ばし見してグロリオを単なる黒幕だと誤解し、第6話で前提が崩れて頭から見返す羽目になりました。

ゴマーはなぜ悟空たちをミニ化させたのか?黒幕の目的を整理する

悟空たちがミニ化させられた理由は、大魔界の王ゴマー(声・森久保祥太郎)が「魔人ブウを倒した悟空たちの力を恐れた」からです。脅威となる戦士をあらかじめ弱体化させておく——それがミニ化作戦の動機でした。

ここを押さえておくと、DAIMAの物語全体が一本の線でつながります。ゴマーは大魔界の頂点に立つ王ですが、その地位は決して盤石ではありません。魔人ブウという「自分でも手を焼く存在」を、地球の悟空たちがあっさり倒してしまった。次に自分が狙われたら——という疑念が、ゴマーを先手の弱体化へと走らせたわけです。

ここから先はネタバレを含みます!
まだ見ていない方は、先に本編をご覧になることを強くおすすめします。

ゴマーは地球のドラゴンボールを使い、悟空・ベジータといった戦士たちを子どもの姿に変えてしまいます。さらに地球の神デンデを赤ん坊の姿のまま大魔界へ連れ去り人質に取るなど、自らの王座を脅かす芽を物理的に摘もうとする。「強い者が現れたら、強くなる前に潰す」という発想は、力こそ正義のドラゴンボール世界において、むしろ為政者としては合理的な恐怖政治でした。

ここで見逃せないのが、ゴマーの腹心デゲスの存在です。デゲスは界王神ナハレの弟でありながらゴマーに仕えるという複雑な立場のキャラで、表向きは忠実な部下を演じつつ、内心では自らが大魔王の座を奪うことを狙っていました。第16話「デゲス」では、この二面性が物語の表に出てきます。声を担当した榎木淳弥が、忠臣の顔と野心家の顔を演じ分けたことも話題になりました。つまりゴマー陣営は一枚岩ではなく、「悟空という外の脅威」と「デゲスという内の野心」の二重の不安定さを抱えていたわけです。この内部対立があったからこそ、最終決戦でゴマーは内側から崩れ、デゲスもろとも壺に封じられる結末へと向かいます。

そして終盤、ゴマーは魔の「サードアイ(第三の目)」を額に埋め込むことで巨大化・超強化します。複数人がかりの攻撃をものともせず、超サイヤ人3となった悟空すら一人で圧倒するほどの力。つまりDAIMAの物語は、「ゴマーが恐れていた悟空の強さ」を、ゴマー自身がサードアイで上書きしようとする——力をめぐる皮肉な構図で最終決戦へと向かっていくのです。

おたくライター

【結論】: ゴマーの動機は「悪の野望」ではなく「保身の恐怖」と捉えると、終盤の暴走が一気に理解できます。
なぜなら、第17話「ゴマー」で彼がサードアイに頼る姿は、力で勝てない相手を前にした王の焦りそのものだからです。私は当初ゴマーを単なる小物悪役だと思っていましたが、「恐怖が暴走を生む」という軸で見返すと終盤の説得力が段違いでした。

グロリオの正体とは?黒幕から本当の仲間へ変わった理由

グロリオの正体は、大魔界の科学者ドクター・アリンスに送り込まれた「グリンド人」の少年魔人です。当初は悟空たちを利用して魔界のドラゴンボールを手に入れるのが目的でしたが、旅を通じて心境が変化し、最終的には本当の仲間になります。

第2話で颯爽と登場したグロリオは、最初こそ「敵か味方か分からない不気味な案内役」として描かれます。悟空たちを大魔界へ導き、ドラゴンボール探しに協力する一方で、その裏には別の思惑がある——視聴者に「こいつ怪しいぞ」と思わせる演出が続きます。実際、彼の行動原理にはアリンスの指示があり、悟空たちの強大な力を「利用する対象」として見ていた時期がありました。

転機になったのが、旅の中で積み重なる悟空との交流です。悟空の底抜けの明るさと真っ直ぐさに触れるうち、グロリオの中にも「打算ではない絆」が芽生えていきます。クラーケンに襲われた悟空とパンジが無事に生還した場面では、ドラゴンボールのことも忘れて素直に喜ぶ——そんな描写が、彼の変化を静かに物語っていました。

そしてクライマックス、グロリオはドクター・アリンスの願いではなく「悟空たちを大人の姿に戻す」ことを願います。当初の計画を捨て、仲間のために行動を選んだこの瞬間こそ、グロリオが完全に味方へと振り切った証でした。最終回でゴマーのサードアイを踏み潰すのも、新体制で魔界の大臣に任命されるのも、この心境の変化があってこそです。

「グロリオは結局、誰を裏切ったのか」という疑問を持った人もいるでしょう。彼が裏切ったのは、自分を駒として使おうとした側、つまり大魔界の旧い秩序そのものです。アリンスの指示に従って動く立場から、自分の意志で悟空たちの仲間になる立場へ——グロリオの「裏切り」は、悪事への加担ではなく、よりよい選択への乗り換えでした。彼が魔界に残って大臣になる結末は、その選択が正しかったことを物語の側が肯定している証でもあります。視聴者を「敵か味方か」とハラハラさせた序盤の演出は、この最終的な着地を引き立てるための仕込みだったわけです。

おたくライター

【結論】: グロリオは「裏切り者」ではなく「居場所を見つけたキャラ」として見ると、最終回の別れのシーンが何倍も沁みます。
なぜなら、第2話の冷めた目つきと最終回の表情を比べると、旅を通じた変化がはっきり描かれているからです。私は序盤の「怪しさ」だけで彼を判断していたので、見返したとき第2話と最終回のギャップに不意打ちで泣かされました。

タマガミと大魔界のドラゴンボールとは?冒険の核になる設定を整理

DAIMAの冒険の核になるのが、各魔界に存在する「大魔界のドラゴンボール」と、それを守る守護者「タマガミ」です。タマガミは大魔界のドラゴンボールと同じ数だけ存在する3体の守護者で、悟空たちが元の体に戻るために倒さなければならない関門として立ちはだかります。

設定を整理しましょう。大魔界のドラゴンボールは、伝説のナメック人・ネバが生み出したとされる特別なドラゴンボールです。地球のものより遥かに強力な願いを叶える力を秘めており、ゴマーが悟空たちをミニ化させたのも、元はこの大魔界のドラゴンボールと無関係ではありません。そして各魔界のドラゴンボールを守っているのが、タマガミという守護者たちです。

タマガミには番号が振られており、第3魔界を守るタマガミ・ナンバー・スリー、第2魔界のタマガミ・ナンバー・ツー、第1魔界のタマガミ・ナンバー・ワンが登場します。第8話で対決するタマガミ・ナンバー・スリーは大きなハンマーを持ち、かつて魔人ブウ編に登場したダーブラでも倒せなかったと語られる強敵。しかし悟空との戦いに敗れ、約束通りドラゴンボールを悟空に手渡します。「力で奪うのではなく、試練を超えて託される」というこの構図が、初期ドラゴンボールの冒険譚らしさを支えています。

悟空たちは各魔界を巡ってタマガミを攻略し、ドラゴンボールを集めていく——この「ドラゴンボール探しの旅」という王道の構造こそ、DAIMAが「原点回帰」と評される理由のひとつです。ミニ化で弱体化した悟空が、力押しではなく機転と成長で関門を突破していく姿は、まさに少年期の冒険を彷彿とさせます。

おたくライター

【結論】: タマガミ戦は「バトルの強さ」より「ドラゴンボールを集める旅の節目」として見ると、各話の役割がはっきりします。
なぜなら、第8話のタマガミ・ナンバー・スリー戦は、勝利後にドラゴンボールを託される儀式的な意味を持つからです。私は当初ただのボス戦だと思っていましたが、「試練の通過儀礼」と捉え直すと冒険の段取りが綺麗に整理できました。

最終回「ゼンカイ」の結末を完全解説——ゴマーはどう倒され、誰が大魔王になったのか

最終回(第20話「ゼンカイ」)では、ゴマーがサードアイを破壊されて壺に封印され、魔人クゥが新たな大魔王となって物語が幕を閉じます。悟空たちは地球へ帰還し、新たな冒険を予感させる笑顔で締めくくられます。

決着の流れはこうです。終盤、元の大人の姿を取り戻した悟空は、GT以来となる超サイヤ人4へと変身してジャイアントゴマーに挑みます(ベジータも超サイヤ人3で共闘)。シリーズ久々のこの変身は放送当時「何年ぶりだよ」と大きな話題になりました。

それでもサードアイの力で何度も復活するゴマーを、力だけでは倒しきれません。最後に効いたのは力比べではなく機転でした。圧倒的な力を誇ったゴマーですが、その力の源である魔のサードアイが弱点だったのです。魔人クゥがゴマーの背後に回り、書物でゴマーの後頭部を3回叩くと、額のサードアイが外れて落下。ゴマーは元の身体に戻って気絶します。そして地面に落ちたサードアイを、グロリオが踏みつぶして完全に破壊しました。力の象徴だったアイテムが、こうしてあっけなく砕け散るのです。

その後、ゴマーはアリンスとマーバの手によって壺の中に封印されることになります。当初は100年の封印予定でしたが、「デンデを殺さなかった」ことが情状酌量となり99年に短縮。さらに、ゴマーを出し抜こうとしていた腹心デゲス(声・榎木淳弥)も、一緒に壺の中へ閉じ込められる結末を迎えました。

魔界の新体制も描かれます。魔人クゥが大魔王の座につき、アリンスを副大魔王に、魔人ドゥ・ネバ・マーバ・グロリオ、そして第3魔界のカダン王を大臣に任命。圧政の時代が終わり、新たな統治体制がスタートしました。悟空たちは大魔界のドラゴンボールを魔界の復興のために譲り、グロリオやパンジとの別れを惜しみながら、宇宙船で地球へと帰っていきます。

そして最後のシーン。日常に戻った悟空たちが青い空を見上げ、悟空が「オラ、もっと強くなりてぇ!」と笑う——新たな冒険を予感させるこの一言で、全20話の物語は幕を下ろしました。

この結末には、いくつかの「含み」も残されています。エンディングで描かれる「サードアイが店で普通に販売されている」という不穏なカットは、ゴマーを破滅させた魔のアイテムが特別な一品ではなく、誰でも手に入れられる代物だったことを示唆します。つまり「力に溺れる危うさ」は、ゴマー個人の問題ではなく大魔界に潜在し続けるテーマだということ。ゴマーとデゲスが壺の中で見せる奇妙な関係の描写とあわせて、「悪は完全には消えない」という余韻を残す締め方になっています。きれいに大団円で終わらせず、こうした遊び心と不穏さを忍ばせるあたりが、いかにも鳥山明らしい味わいです。

おたくライター

【結論】: 最終回は「サードアイをどう壊すか」に注目して見返すと、力比べでは終わらせない構成の妙が見えてきます。
なぜなら、最強の力を「書物で3回叩く」という地味な手段で無力化する流れは、初期ドラゴンボールの機転で勝つ痛快さと地続きだからです。私は初見では「あっさり倒した」と感じましたが、力押しでないからこそDAIMAらしいと後から腑に落ちました。

鳥山明の遺作としてDAIMAが描いたものとは?ラストの一言の意味を考える

『ドラゴンボールDAIMA』は、原作漫画を持たない鳥山明の完全新作であり、彼の遺作となった作品です。ラストの「もっと強くなりてぇ」という一言は、終わることのない冒険=ドラゴンボールという作品そのものを象徴していると考えられます。

ここは多くのファンが見落としがちなポイントなので、丁寧に整理します。DAIMAは「ドラゴンボール」シリーズの新作でありながら、ベースとなる原作漫画が存在しません。原作・ストーリー・キャラクターデザインのすべてを鳥山明本人が手がけた、アニメオリジナルの完全新作なのです。制作は東映アニメーション。鳥山明は2024年3月に逝去しており、本作は文字通り最後の置き土産となりました。

賛否両論の『ドラゴンボールDAIMA』をレビュー! “異世界転生もの”として見ると分かりやすいかも?

出典: 賛否両論の『ドラゴンボールDAIMA』をレビュー! – ITmedia, 2024年11月26日

この「ミニ化=若返り」という設定は、奇しくも『無職転生』など現代の流行とも響き合う、令和的なテーマとして受け取られました。強さを一度リセットされた英雄が、もう一度ゼロから冒険する——それは原点回帰であると同時に、シリーズの歴史への目配せでもあります。

そう考えると、ラストの「もっと強くなりてぇ」は、単なる悟空の口癖以上の重みを帯びてきます。物語は完結しても、悟空の「強くなりたい」という欲求=冒険への渇望は終わらない。それはそのまま、何十年も続いてきたドラゴンボールという物語そのものの姿でもあります。鳥山明が最後に描いたのが「終わらない冒険を予感させる笑顔」だったことに、ファンとして深い意味を感じずにはいられません。

おたくライター

【結論】: DAIMAは「最終回で完結する物語」ではなく「ドラゴンボールが終わらないことを示す物語」として見ると、ラストの軽やかさが腑に落ちます。
なぜなら、衝撃の悲劇で締めるのではなく日常の笑顔で終わる選択が、鳥山明らしい前向きさだからです。私は当初ラストを「拍子抜け」と感じましたが、遺作という背景を踏まえてからは、あの空の青さが忘れられなくなりました。

DAIMAは賛否両論?評価が分かれる理由をファンの声から分析

『ドラゴンボールDAIMA』の評価は賛否両論で、Filmarksでは2,484件のレビューで平均スコア3.7(5点満点)となっています。初期ドラゴンボールの冒険・コミカルさを評価する声と、世界観の描き込み不足や引き伸ばしを惜しむ声に分かれているのが実情です。

ポジティブな評価で多いのは「テンポの良さ」と「コミカルな雰囲気」です。無駄な引き延ばしが少なく次々と展開が進むため毎話見ごたえがある、初期ドラゴンボールっぽい冒険活劇の空気が心地よい——そういった声が目立ちます。ミニ化という設定の新鮮さも、長年のファンに「こんな悟空が見られるとは」という驚きを与えました。

一方、ネガティブな評価として挙がるのが「世界観の描き分け不足」です。せっかく複数の魔界を旅するのに、それぞれの景観や文化の違いがざっくりしすぎていて、冒険の広がりを感じにくいという指摘があります。また、序盤はベジータたちと合流するまでの道中で不時着やトラブルが繰り返され、「思うように先へ進まない」という引き伸ばし感を覚えた人もいました。さらに、メインキャラの一人である界王神(ナハレ)に見せ場が少なく、キャラの魅力を引き出しきれていないという声もあります。

興味深いのは、批判の多くが「DAIMAがつまらない」ではなく「DAIMAに何を期待したか」に由来している点です。緊張感のある超サイヤ人バトルや、宇宙規模の壮大な戦いを期待した人ほど、冒険寄り・コミカル寄りのトーンに肩透かしを感じやすい。逆に、ピッコロ大魔王編やレッドリボン軍編のような「世界を旅して仲間を増やす初期の空気」を懐かしむ人には、ど真ん中で刺さる作りになっています。ITmediaのレビューが「異世界転生もの・若返りものとして見ると分かりやすい」と評したように、現代的な文脈に引き寄せて楽しむ見方も提案されました。

総じてDAIMAは、「初期ドラゴンボールの冒険とコミカルさをもう一度味わいたい層」には強く刺さり、「重厚なバトルや緻密な世界観を期待した層」には物足りなさを残す作品だと言えます。鳥山明の遺作という特別な位置づけもあって、評価そのものが「どんなドラゴンボールを求めていたか」を映す鏡になっているのが面白いところです。最終回の賛否も、「あっさり終わった」と感じるか「らしい締め方」と受け取るかで分かれており、見る人の原体験によって印象が変わる作品だと言えるでしょう。

各登場人物の最終的な運命まとめ——誰がどうなって終わったのか

全20話を駆け抜けたキャラクターたちが、最終的にどんな結末を迎えたのかを一覧で整理します。飛ばし見していると「あのキャラ結局どうなった?」が曖昧になりがちなので、ここで決着をまとめておきましょう。

まず悟空・ベジータをはじめとする地球の戦士たち。ミニ化させられていた彼らは、グロリオの願いによって元の大人の姿を取り戻し、無事に地球へ帰還します。冒険を経ても日常に戻れる——この「行って帰ってくる」構造が守られているのが、DAIMAの安心感です。

新キャラクターたちは魔界に残りました。グロリオは当初の打算を捨てて悟空たちの味方となり、新体制で大臣に任命されます。第3魔界カダン王の娘であるパンジも、父とともに魔界の復興に関わっていく立場です。旅を共にした界王神ナハレは、自らのルーツであるグリンド人や大魔界の真実に向き合いながら、界王神としての役目に戻ります。彼らとの別れの場面は、短い旅だからこそ濃密だった絆を感じさせる名シーンになっています。

そして黒幕サイド。大魔王ゴマーは力の源だったサードアイを失い、壺の中へ封印されました。ゴマーを出し抜こうと野心を燃やしていた腹心デゲスも、結局は同じ壺に閉じ込められる皮肉な末路を迎えます。一方、ゴマーを直接打ち倒すきっかけを作った魔人クゥが新たな大魔王の座につき、アリンスが副大魔王として支える新体制が始動。圧政から解放された魔界が、新しい統治者のもとで再出発するところで物語は幕を引きます。

おたくライター

【結論】: 「地球組は帰還、新キャラは魔界に残る、悪役は封印」という3つの行き先で整理すると、群像劇の決着が一気に頭に入ります。
なぜなら、DAIMAは登場人物が多い分、最終回で誰がどこへ向かったかを押さえないと別れのシーンの重みが半減するからです。私は初見でグロリオとパンジの去就を混同していて、見返してようやく「2人とも魔界側に立った」と腑に落ちました。

DAIMAを今すぐ見返すならどこ?【VODサービス比較】

『ドラゴンボールDAIMA』は複数の動画配信サービスで見放題配信されています。全20話を一気に見返すなら、無料トライアルのある見放題サービスが便利です。

DAIMAは、ゴマーのサードアイが砕けるクライマックス(第20話)や、グロリオの表情の変化など、細部の作画と演出が魅力です。飛ばし見で消化不良だった人ほど、第1話から通しで一気見すると伏線のつながりが見えてきます。テンポの良い作品なので、休日に全20話を一周するのにちょうどよいボリュームです。

サービス配信状況料金無料お試し期間おすすめ度
U-NEXT見放題月額2,189円31日間★★★★★
Amazon Prime Video見放題月額600円〜30日間★★★★★
DMM TV見放題月額550円14日間★★★★☆
Netflix見放題月額890円〜なし★★★☆☆

全話を一気見してから無料期間内に解約すれば、実質無料で見返すことも可能です。アニメをよく見る方なら、ドラゴンボールの旧シリーズもまとめて配信しているサービスを選ぶと、Z・超・GTと続けて楽しめます。

中古・フリマで安く集める【ネットオフ・メルカリ・Yahoo!フリマ】

DAIMAにハマったら、フィギュアやBlu-ray BOX、グッズを中古・フリマでお得に集めるのもおすすめです。グロリオやパンジなど新キャラのフィギュアは、定価より安く手に入ることもあります。

サービス取扱商品特徴・おすすめ
メルカリフィギュア・グッズ・同人誌・中古コミックなど何でも個人出品で掘り出し物・限定品が見つかる
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よくある質問(FAQ)

ドラゴンボールDAIMAは全何話で完結したの?打ち切りなの?

全20話で完結しています。打ち切りではなく、2024年10月11日から2025年2月28日までフジテレビ系で放送され、第20話「ゼンカイ」で物語がきちんと締めくくられました。

DAIMAに原作漫画はあるの?鳥山明の遺作って本当?

原作漫画はありません。鳥山明が原作・ストーリー・キャラクターデザインを手がけたアニメ完全新作で、2024年3月に逝去した鳥山明の遺作となりました。制作は東映アニメーションです。

DAIMAはドラゴンボール超やGTとどう繋がってるの?時系列は?

DAIMAは魔人ブウ編の直後に位置する物語です。トランクスが9歳前後という描写から魔人ブウ編のおよそ1年後とされ、『ドラゴンボール超』のビルス編より前の時系列に当たります。

悟空たちがミニ化させられた理由は何だったの?

大魔界の王ゴマーが、魔人ブウを倒した悟空たちの力を恐れたためです。脅威となる戦士を弱体化させるため、地球のドラゴンボールを使って彼らを子どもの姿に変えました。

グロリオとパンジは結局どうなったの?

2人とも生存し、悟空たちと別れて魔界に残ります。グロリオは新体制で大臣に任命され、パンジは第3魔界カダン王の娘として魔界の復興に関わります。最終回では悟空たちとの別れが惜しまれる形で描かれました。

DAIMAはどこで配信されてる?無料で見れる?

U-NEXTAmazon Prime VideoNetflixDMM TV・などで見放題配信されています。U-NEXTやAmazon Prime Videoは無料トライアル期間があるため、その期間内なら実質無料で全話視聴できます。

DAIMAの続編はあるの?

2025年時点で続編の公式発表はありません。ただし最終回が「もっと強くなりてぇ」と冒険の継続を予感させる締め方であり、ファンの間では今後の展開への期待が語られています。

まとめ

『ドラゴンボールDAIMA』は、悟空たちをミニ化させた大魔界の王ゴマーを倒すまでを描いた全20話の物語でした。黒幕に見えたグロリオは旅を通じて本当の仲間になり、最終回ではゴマーがサードアイを破壊されて壺に封印、魔人クゥが新大魔王となって魔界に新時代が訪れます。

途中で迷子になりがちなグロリオの正体やゴマーの目的、タマガミと大魔界のドラゴンボールといった設定も、「魔人ブウ編直後の冒険」という一本の軸で並べ直せば、すっきりとつながって見えてきます。

そしてラストの「オラ、もっと強くなりてぇ!」という一言。原作漫画を持たない鳥山明の完全新作・遺作であるDAIMAが最後に描いたのは、終わることのない冒険そのものでした。飛ばし見で消化不良だった方も、結末の意味が見えてきたら、ぜひもう一度第1話から通して味わってみてください。きっと、あの青い空がより深く心に残るはずです。

参考文献・出典

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